freee経費精算アプリでは交通費の経費精算を行うために、交通系ICカードを読み取る方法の他、カレンダー予定から交通費を推測して申請を行うこともできます。
このページでは、カレンダー予定から推測された交通費をもとに経費申請を行う方法を説明します。
目次
本機能の要件
本機能を利用するには、次に挙げる要件が揃っている必要があります。
要件をすべて満たしているかどうかご確認ください。
iOS端末に「カレンダー」アプリがインストールされていること
「カレンダー」アプリがiOS端末内にインストールされていない場合は、「App Store」からインストールします。
「カレンダー」アプリに予定が登録されていること
「カレンダー」アプリに直接予定を登録するか、他のカレンダーサービスから連携された予定が登録されている必要があります。
他のカレンダーサービスから「カレンダー」アプリに連携する方法は、iPhoneユーザガイド「iCloud、Google、Exchange、またはYahooカレンダーのアカウントを設定する」をご覧ください。
登録された予定に「場所」情報が付与されていること
交通費の推測を行うためには、それぞれのカレンダー予定に「場所」情報(住所 / 所在地)が含まれている必要があります。
本機能に使用するカレンダー予定すべてに「場所」情報が付与されているかどうかご確認ください。
※ 「場所」情報が含まれている場合、「イベントの詳細」画面には住所(所在地)情報や地図が表示されます。
事前に必要な設定
本機能を使用するにあたっては、次の事前設定が必要です。
- 「カレンダー」アプリへのアクセスを許可する
- 自宅・会社の最寄駅を登録する
設定手順は次のとおりです。
- 画面下部の[申請]メニュー→画面右上の[+]をタップします。
-
申請に必要な情報をあらかじめ入力し、[申請行〇追加]をタップします。
- [予定から追加]をタップします。
- 「カレンダーアプリと連携して交通費精算を簡単に」画面が表示されたら[連携をはじめる]→[許可する]をタップします。
※ アクセスを求める画面が表示されたら[OK]をタップします。 - 「最寄駅を設定しましょう」画面で[設定する]をタップし、自宅・会社の最寄駅をそれぞれ入力し、画面下部の[保存する]をタップします。
- 「設定が完了しました!」画面が表示されたら[表示]をタップし、「カレンダー」アプリから予定を読み込みます。
※カレンダー予定が読み込まれない場合は、「候補がありません」画面が表示されます。
この場合[再表示]をタップするか、[使い方]をタップし、カレンダー予定が正しく登録されているかどうかご確認ください。
交通費の経費申請を行う
正常に事前設定が完了すると、「場所」情報をもつカレンダー予定(直近1か月間)と推測された交通費がカードとして一覧表示されます。
申請したいカードにチェックをつけ、[追加する]をタップします。
※ 画面右上の[絞り込み]から表示されるカードの絞り込みを行うこともできます。
参考:カードの各種要素について
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タイトル
カレンダー予定のタイトルが表示されます。
推測結果によって「行き:」「帰り:」「直行:」「直帰:」などが自動的に付与されます。 -
チェックボックス
カードが選択された状態になります。 -
推測結果(ルートと金額)
カレンダー予定から「出発」「到着」「ルート」「金額」が自動的に推測されます。
推測結果が意図したものではない場合、右上の[編集]から経路を変更することができます。 -
「利用済み」マーク
すでに「新規申請」または「下書きに追加」で使用されたカードに表示されます。
デフォルトでは「利用済み」カードは非表示です。 -
「定」マーク
推測された金額から定期区間が控除されている場合に表示されます。
[新規申請]、[下書きに追加]いずれも、追加される経費明細には、次の情報が自動的に入力されます。
- 発生日
- 予定の日付
- 経費科目
- 選択した経費科目
- 内容
- 推測カードのタイトル
- 金額
- 推測カードの金額
- 選択した経路
- 推測カードの経路
各種設定を変更する
「候補」画面右上の[設定]マークをタップすることで、各種設定を変更できます。
駅の設定
自宅の最寄駅
推測で使用される自宅の最寄駅を登録します。
会社の最寄駅
推測で使用される会社の最寄駅を登録します。
経路検索の初期設定
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運賃
「ICカード優先」、「通常運賃」のいずれかを選択します。 -
特急料金
「指定席優先」、「自由席優先」、「グリーン席優先」のいずれかを選択します。
新幹線を含む場合、有料特急を含む場合はそれぞれのスイッチをONにします。
参考:よくある質問
「カレンダー」アプリ以外のカレンダーアプリからの読み込みは対応していますか?
本機能はiOS標準アプリである「カレンダー」アプリのみ対応しております。
他のカレンダーサービスから「カレンダー」アプリに連携する方法は、iPhoneユーザガイド「iCloud、Google、Exchange、またはYahooカレンダーのアカウントを設定する」をご確認ください。
「カレンダー」アプリで予定が登録されているにもかかわらず、候補表示されません。
複数の可能性が考えられます。次の2つの点をご確認ください。
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「freee経費精算」アプリによる「カレンダー」アプリへのアクセスが有効であるか:
「freee経費精算」アプリが「カレンダー」アプリの予定を読み込むためには、アクセスが許可されている必要があります。
「設定」アプリからカレンダーへのアクセスが有効になっているかご確認ください。 -
「カレンダー」アプリに「場所」情報が付与された予定が登録されているか:
本機能で推測対象となるのは「場所」情報が付与されたカレンダー予定のみです。
登録されているカレンダー予定に「場所」情報が正しく付与されているかどうかご確認ください。