freeeでは、他社の会計ソフトから勘定科目および補助科目をインポートすることが可能です。
他社の会計ソフトから勘定科目および補助科目のCSVファイルをエクスポートする方法は、移行前の会計ソフトのマニュアルをご確認ください。
その他の会計ソフトから出力した勘定科目をfreeeにインポートする
他社の会計ソフトから出力した勘定科目データ(CSVデータ)をインポートする場合は、下記の手順で行います。
- [設定]メニュー →[勘定科目の設定]を開きます。
- [インポート]ボタン →[汎用勘定科目インポート]をクリックします。
- 「勘定科目のインポート」画面でCSVファイルのアップロードを行います。
- CSVファイルからどの列をインポートするかの設定を行います。
設定できる項目は下記の4項目です。
- 勘定科目コード
- 勘定科目名(必須)
- ショートカット1
- ショートカット2
エラーが発生した場合
[エラー行のみを表示]にチェックを入れることで、エラーが発生している行だけを表示することができます。
また[!]をクリックするとエラー内容が表示されるので、エラー内容をもとにCSVデータを修正してください。
- インポートする内容を確認し、設定内容に問題が無ければ[項目を決定]ボタンをクリックします。
- 製造原価、NPO法人、および不動産所得(個人事業主の場合)の勘定科目コードの範囲を設定します。
設定が完了したら[コードを決定]ボタンをクリックします。
※手順4で「勘定科目コード」を設定しなかった場合は表示されません。
それぞれのコード入力欄は、下記の条件を満たした場合に表示されます。
- 製造原価:事業所の設定の詳細設定画面で「製造業向け機能」を[使用する]に設定している
-
NPO法人:法人アカウントを利用している
※個人事業主アカウントでは表示されません。 -
個人事業主(不動産所得):事業所の設定の詳細設定画面で「不動産所得使用区分」を[使用する]に設定している
※法人アカウントでは表示されません。
- CSVファイルの勘定科目を、freee内の勘定科目にマッピングを行います。
マッピングにおいてはいくつか注意点がありますので、本ページの「マッピングにおける注意点」をご確認のうえ設定を行ってください。
マッピングが完了したら[実行]ボタンをクリックします。
なお、「マッピング済み」列には、下記のアイコンが表示されます。
アイコン 内容 下記のいずれかの場合に表示されます。
- CSVファイルの勘定科目名と、freee会計の勘定科目名が完全一致した場合
- 過去にfreee会計の任意の勘定科目名とマッピングしていた場合
「マッピング先が指定されていないものは、他流動資産に寄せる」にチェックされている場合で、マッピングしなかった場合に表示されます。 空白 「マッピング先が指定されていないものは、他流動資産に寄せる」にチェックされていない場合で、マッピングしなかった場合に表示されます。 - 勘定科目のインポートが完了すると、インポート履歴画面が表示されます。
「ステータス」にインポート結果が表示され、エラーが発生した場合は「概要」をクリックするとエラー内容が表示されます。
マッピングにおける注意点
「マッピング先が指定されていないものは、他流動資産に寄せる」について
[マッピング先が指定されていないものは、他流動資産に寄せる]をチェックしている場合は、マッピングされていなくても、他流動資産カテゴリの勘定科目として新規作成されます。
freee会計内の既存の勘定科目とマッピングする場合は、「マッピング先勘定科目」から選択してください。
「マッピング方法」について
「マッピング方法」では[勘定科目をコピーして新規作成]または[同じ勘定科目として扱う]のいずれかを選択します。
それぞれの違いは下表の通りです。
勘定科目をコピーして新規作成 | 同じ勘定科目として扱う | |
---|---|---|
挙動 | 「マッピング先勘定科目」から属性をコピーして新規作成されます。 | 勘定科目を新規作成せず、「マッピング先勘定科目」の勘定科目に読み替えて登録されます。 |
内容 |
下記の内容で勘定科目が新規作成されます。
|
マッピング先の勘定科目(freee会計に登録されている勘定科目)としてインポートされます。 |
利用ケース | 「同じ勘定科目のカテゴリーかつ勘定科目名を分けて登録したい場合」等に設定します。 | 「表記揺れを起こさないようにしたい場合」等に設定します。 |
下記の例においては、「勘定科目をコピーして新規作成」または「同じ勘定科目として扱う」を設定してインポートすると次のようになります。
例:
勘定科目のインポート画面が下記の状況である。
- 「項目名を設定してください」画面で「勘定科目コード」と「ショートカット2」を設定している
- CSV上の勘定科目:「売上高2」
- マッピング先の勘定科目:「売上高」※freee会計に最初から登録されている勘定科目
- 「勘定科目をコピーして新規作成」を設定した場合
- 下記の勘定科目が新規作成されます。※太字はCSVのデータが反映されたもの
- 勘定科目名:売上高2
- 勘定科目コード:5000
- 勘定科目のカテゴリー(大分類、中分類、小分類):売上高(損益・(空欄)・売上高)
- 決算書表示名:売上高2
- ショートカット1:売上高
- ショートカット2:ウリアゲダカ2
- 下記の勘定科目が新規作成されます。※太字はCSVのデータが反映されたもの
- 「同じ勘定科目として扱う」を設定した場合
- 「売上高」で登録されます。
※「売上高2」は新規作成されません。
- 「売上高」で登録されます。
その他の会計ソフトから出力した補助科目をfreeeにインポートする
他社の会計ソフトから出力した補助科目データ(CSVデータ)をインポートする場合は、下記の手順で行います。
- [設定]メニュー →[勘定科目の設定]を開きます。
- [インポート]ボタン →[汎用補助科目インポート]をクリックします。
- 「補助科目のインポート」画面で「タグの登録方法」欄を選択します。
取引先や品目などのタグを登録するときに、下記の方法を選択できます。
-
補助科目をそのまま登録
CSVに記載されている補助科目コードを、そのまま取引先や品目などのタグのコードに設定します。
タグのコードをCSVの補助科目コードと同じ内容で登録したい場合は、こちらを選択してください。
例:
補助科目コードが「11」、補助科目名が「A会社」とCSVに記載されている場合「補助科目をそのまま登録」を選択して取引先を登録すると、次のように登録されます。
- 取引先コード:11
- 取引先名:A会社
-
補助科目を勘定科目ごとに登録
CSVに記載されている勘定科目コードを、取引先や品目などのタグのコードおよびタグ名称の先頭に付与します。
タグのコードをCSVの勘定科目コードと補助科目コードの両方を用いて登録したい場合は、こちらを選択してください。
例:
勘定科目コードが「100」、補助科目コードが「11」、補助科目名が「A会社」とCSVに記載されている場合
「補助科目を勘定科目ごとに登録」を選択して取引先を登録すると、次のように登録されます。- 取引先コード:100_11
※「(勘定科目コード) _ (補助科目コード)」 で登録されます。 - 取引先名:100_A会社
※「(勘定科目コード) _ (補助科目名)」 で登録されます。
- 取引先コード:100_11
-
補助科目をそのまま登録
- 続いて、会計ソフトから出力したCSVファイルを灰色の部分にドラッグ&ドロップするか、[ファイルを選択]ボタンからアップロードします。
- CSVファイルからどの列をインポートするかの設定を行います。
設定できる項目は下記の6項目です。
- 勘定科目コード
- 勘定科目名(必須)
- 補助科目コード
- 補助科目名(必須)
- ショートカット1
- ショートカット2
エラーが発生した場合
[エラー行のみを表示]にチェックを入れることで、エラーが発生している行だけを表示することができます。
また[!]をクリックするとエラー内容が表示されますので、エラー内容をもとにCSVデータを修正してください。 - インポートする内容を確認し、設定内容に問題が無ければ[項目を決定]ボタンをクリックします。
- 「タグ口座」列で、CSVファイルの補助科目を、freee会計の各種タグまたは口座とマッピングさせます。
設定できる項目は下記の5項目※です。
- 口座
- 品目
- 取引先
- 部門
- セグメント1~3
マッピングが完了したら[実行]ボタンをクリックします。
「マッピング済み」には、下記のアイコンが表示されます。
アイコン 内容 「タグ口座」で「口座」「取引先」「品目」「部門」のいずれかが選択(マッピング済)された場合に表示されます。 空白 「タグ口座」で「口座」「取引先」「品目」「部門」のいずれも選択されていない(空欄の状態)場合に表示されます。 インポートしたくない項目がある場合
「タグ口座」列を空欄にすると、その項目はインポートされません。
この状態で[実行]ボタンをクリックすると「マッピング済の補助科目のみインポートを実行します」画面が表示されるので、[実行]ボタンをクリックします。 - 補助科目のインポートが完了すると、インポート履歴画面が表示されます。
「ステータス」にインポート結果が表示され、エラーが発生した場合は「概要」をクリックするとエラー内容が表示されます。