A. 勤務・賃金設定は、適用中の従業員がいる場合、一部の項目のみ内容を編集することができます。
ただし、当該勤務・賃金設定を適用した従業員に対して、一度も給与明細を確定していない場合と、それ以外の場合では編集できる項目が異なります。
詳しくは、次のとおりです。
【勤務・賃金設定を適用した従業員が給与明細を確定していても編集できる項目】
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基本情報
- 勤務・賃金設定の名称
- 備考
- タイムレコーダー機能
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休暇
- 代休
- 時間休
- 振替休日の期間
- 半休
- 半休の利用
- 勤怠入力方法(半休の利用を選択した場合)
- 代休の半休(代休を付与かつ半休の利用を選択した場合)
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出退勤時刻と労働時間
- 所定の休憩時間
- 週の所定労働日数
- 所定の休憩時間
- 打刻まるめ設定
- 所定の出勤時刻より前の打刻
- 所定の退勤時刻より後の打刻
- 打刻まるめの単位
- 出退勤打刻のまるめ基準
【勤務・賃金設定を適用した従業員が一度も給与明細を確定していない場合に編集できる項目】
上述の【勤務・賃金設定を適用した従業員が給与明細を確定していても編集できる項目】に加えて、次の項目も編集することができます。
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出退勤時刻と労働時間
- 1ヶ月の平均所定労働日数
- 1ヶ月の平均所定労働時間
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記録と計算方法
- 時間外・休日・深夜労働の30分の切り上げ・切り捨て
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割増賃金
- 60時間超の時間外労働に加算される割増率
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端数処理
- 割増賃金
- 1時間あたりの賃金の端数処理の位置
- 1時間あたりの賃金の端数
- 1時間あたりの割増後の賃金の端数
- 割増賃金の端数
- 勤怠控除
- 1時間あたりの勤怠控除の端数処理の位置
- 遅刻欠勤・勤怠控除の単価の端数
- 勤怠控除の端数
- 割増賃金
また、編集できない項目には、対象の勤務・賃金設定の編集画面に鍵アイコンが表示されます。
鍵アイコンが表示された項目を含め、勤務・賃金設定を編集したい場合は、次の方法で対応します。
勤務・賃金設定をコピーで新規作成し、必要な箇所を変更してから従業員へ適用する
勤務・賃金で間違いやすい設定を確認する方法(小規模事業所向け)
従業員数〜10名程度で労務に慣れていない事業所の場合、勤務・賃金の追加後に初期設定チェックリストを使って間違いやすい設定項目を確認・修正できます。
- [設定]メニュー →[勤務・賃金]から、該当の勤務・賃金設定を開きます。
- 画面右上の[コピーを作成]ボタンをクリックします。
- 該当の勤務・賃金設定の値を初期値とした新規作成画面が表示されます。
内容を変更し、[保存]をクリックします。
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コピーした勤務・賃金設定は「〇〇のコピー」という名称で作成されます。
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既に作成済みの勤務・賃金設定と同じ名称では作成できません。必要に応じてコピー元の勤務・賃金設定の名称に「(廃止)」を付けたり、不要であれば削除してください。
削除する操作手順は「 作成済みの勤務・賃金設定を削除する 」のヘルプページをご覧ください。
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コピーした勤務・賃金設定の「労働時間制度」を変更する場合は、名称と備考以外の項目が初期化されます。
- フレックスタイム制の勤務・賃金設定をコピーした場合は、「総労働時間」もコピー元の設定内容が保持されます。
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コピーした勤務・賃金設定は「〇〇のコピー」という名称で作成されます。
- [従業員]メニュー →[従業員情報]→ 該当の勤務・賃金設定を適用している従業員をクリックし、手順3で作成した勤務・賃金設定を適用します。
従業員が複数いる場合は、勤務・賃金設定を一括更新することができます。詳しくは「 勤務・賃金設定の一括更新 」のヘルプページをご覧ください。