本項では、申告書類の入力までの一連の流れを解説します。
目次
概要
申請届出は、
- 提出書類のセットの作成
- セットの中で提出書類の入力
- 電子申告もしくは郵送提出
という流れで作業を行います。
以降、セットの作成から電子申告までの一連の流れを解説します。
申請・届出書のセットを作成する
申請・届出機能では、電子申告する書類をセットとして取り扱います。
書類ひとつだけでの申告が可能なほか、同一セット内で複数の届出書類を作成することでまとめて申告することも可能です。
セットの作成方法は、下記の通りです。
自動でセットが作成される場合
条件を満たした場合、下記2点のセットが自動作成されます。
- 設立に関する届出書セット
(法人の場合のみ初回起動時に作成されます) - 住所変更に関する届出書セット
(「事業所の設定」で住所を変更した際に作成されます)
連携される基本情報・事業所情報は、一度freee会計と同期をすると、以後は同期されません。
既存のセットから複写されます。
任意のセットを作成する場合
任意のセットの新規作成は下記の手順で行います。
- [新規作成]をクリックします。
- 作成したい届出書にチェックを入れ、最後に[保存]をクリックします。
-
「セット名(必須)」にセットの名前を入力し[作成]をクリックします。
「セット名」には選択した帳票のうち、先頭の帳票名が初期値としてセットされます。
作成後、基本情報画面に切り替わります。
申請・届出書の基本情報等を登録する
申請・届出書の入力のために、基本情報等を登録します。
基本情報の登録
- [申請・届出]メニュー →[申請一覧]から届出書セットを選択し[基本情報]をクリックします。
- [基本情報][税理士情報]それぞれのタブに、任意の内容を入力します。
- 入力完了後、各ページ下部にある[保存]をクリックします。
※[保存]をクリックしないと入力内容が保存されないため押し忘れにご注意ください。
「税理士情報」について
税理士情報は、freee顧問先管理に登録しているアドバイザー情報から連携することも可能です。
freee顧問先管理におけるアドバイザー情報の登録方法は「freee顧問先管理β」のページをあわせてご覧ください。
事業所情報の登録
- [申請・届出]メニュー →[事業所情報]→[+事業所の追加]をクリックします。
- 事業所情報を保存します。
[保存]ボタンで登録することで、保存と同時に事業所情報登録画面が閉じ、事業所一覧の画面へと戻ります。
申請・届出書の入力を行う
セットの作成が完了した後、申請・届出書の入力を行います。
- [申請書・届出書]をクリックします。
- 作成画面に切り替わったら、作成したい申請・届出書の内容を入力します。
作成する申請・届出書によって細部は異なりますが、原則として入力方式は法人税の申告書作成と同様であり、入力可能箇所は、下記のとおりです。
- 背景が白色になっていて、カーソルを置くと青く変化する箇所
- チェックボックスなどで、カーソルを置くと青く変化する箇所
それ以外の背景がグレーまたはクリックしても入力可能にならない箇所などは、入力ができない項目です。
※ 税務代理権限証書について
税務代理権限証書は、一部項目について基本情報における[税理士情報]タブの内容から連携されますが、該当項目は直接編集にて修正・追記することも可能です。
※ 所轄の税務署が異動する場合について
異動前の税務署に提出する場合は、画面左上の[異動前納税地・税務署設定]や[異動事項の選択]ボタンから、提出先となる税務署(異動前税務署)を設定します。
なお、画面左上の基本情報の設定で「所轄税務署」を設定していても、[異動前納税地・税務署設定]や[異動事項の選択]、申請・届出書における「所轄税務署」欄などには反映されません。
※ 提出必要の自治体が複数ある場合について
[ページ追加]ボタンから自治体を追加します。
提出不要の自治体の場合は[ページ削除]から自治体の削除を行います。