対象プラン(法人)
|
新プラン | アドバンス | エンタープライズ | |
旧プラン | プロフェッショナル | エンタープライズ | ||
対象プラン(個人) | ||||
その他 | freee経理 | freee支出管理 経費精算Plus | freee支出管理 Full | freee請求書 アドバンス |
freee for Salesforceの利用時には複数の方法で値引き(割引)を反映することが可能です。各種の方法を併用することもできます。
- 請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)からの反映
- 単価(販売価格とリスト価格の差額)
- マイナス金額の商品
- 請求オブジェクト(商談・注文・案件など)からの反映
- 割引フィールドに入力したパーセンテージ
- 割引金額フィールドに入力した金額
- freee会計側からの反映
- 割引金額の直接入力
単価(販売価格とリスト価格の差額)からの反映機能
請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)を利用している場合、販売価格とリスト価格の差額から商談の値下げ額を自動で反映することができます。本機能は「freee請求書設定」にて、デフォルト設定を保存できます。
- 差額を値引きとして反映するかどうか
- 値引きとして反映する場合、商品ごとに値引き行をつくるか、請求書全体に対して値引きの行をつくるか
本機能によって値下げが反映された場合、「貴社特別割引価格」という表記で、割引の行が作成されることになります。
商談設定(デフォルト)での計算式
デフォルトの商談設定では、リスト価格(ListPrice)と販売価格(UnitPrice)を参照して値引き額を計算しています。(どのフィールドが設定されているかは、freee請求オブジェクト設定から確認できます)
freee請求オブジェクト設定から変更することで、この参照元を任意のフィールドへ変更することが可能です。
※ 商談商品の「割引」フィールドも反映したい場合、販売価格(UnitPrice)には反映されないため、合計金額(TotalPrice)やその他のカスタムフィールドを販売価格として用いる対応が必要です。
詳しくは、本ページの「「割引」フィールドのパーセンテージを反映する方法」をご覧ください。
販売価格がマイナスであった場合
請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)の販売価格がマイナスである場合、リスト価格は無視され販売価格のみが割引の行として連携されます。これを用いて、割引の反映用の商品を用意しておき、それを用いて割引金額を反映する運用も可能となっています。
割引金額フィールドからの反映機能
freee for Salesforceでは、請求オブジェクトに対して「割引金額フィールド」を設定できます。このフィールドを用いると、請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)を用いていない場合にも金額を指定して割引を反映することができます。(割引金額は正の値で入力します)
※ このフィールドを利用する場合、商談の金額が売上純額と一致しなくなる点には注意が必要です。請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)を用いている場合には他の反映手段があるため、利用はおすすめしません。
値下げを反映する各種方法について
販売価格とリスト価格に設定したフィールドの差額から反映する
請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)を用いている場合の機能標準での反映方法です。
freee会計で直接編集する
freee for Salesforceではfreee会計側へ「下書き」状態で請求書を送信するため、送信後にfreee会計側で直接編集することも可能です。
定価がない商品であり変則的である場合などは、こちらの手法が利用できます。
マイナス金額の商品を適用する
「商談商品」や「注文商品」に割引反映の商品を用意し、それに対してマイナスの販売価格を付与して用います。
「割引金額」フィールドを用いる
請求明細オブジェクト(商談商品・注文商品など)を用いていない場合に利用できる方法です。
商談商品の「割引」フィールドのパーセンテージを用いる
パーセンテージから反映したい場合に利用します。後述するように、オブジェクト設定を変更することで反映できます。販売価格として、販売価格(UnitPrice)ではなくカスタムフィールドを指定することが必要です。
「割引」フィールドのパーセンテージを反映する方法
Salesforce標準の「割引」フィールドに入力したパーセンテージでの割引をfreeeに連携したい場合、次のように対応します。(Lightning Experience)
1. 商談商品にカスタムフィールドを追加する
- 「設定」のオブジェクトマネージャを開きます。
- 「商談商品」を選択します。
- 「項目とリレーション」を選択します。
- 画面右上の「新規」をクリックします。
- データ型として「数式」を選択します。
- 出力型として「数値」を選択します。(項目の表示ラベル、項目名は任意のもので問題ありません。「割引後金額」等、割引が反映されたあとの金額が明示的であるとわかりやすいです)
- 数式として「(1 - Discount) * UnitPrice」を入力します。
- 項目レベルセキュリティは、特殊な要求がなければデフォルトのままで大丈夫です。
- ページレイアウトは、「項目の追加」にチェックが入ったデフォルト状態のまま保存します。
設定例:
2. freee請求オブジェクト設定にて、販売価格のフィールドとして作成したカスタムフィールドを指定する
- 「freee請求オブジェクト設定」を開きます。
- 「商談設定」など、反映させたい設定名を選択します。
- 画面右上の編集をクリックします。
- 「請求明細 販売価格フィールド API参照名」へ、先程作成したカスタムフィールドを入力して保存します。
設定例:
以上の対応で、パーセンテージで入力された割引の反映後の単価をベースとして、freee会計に連携がなされるようになります。