対象プラン
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法人プラン | ミニマム | ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
「商談」と「freee請求」の多対多の関係を表現する、連結オブジェクトとしての「freee請求オブジェクトリンク」に配慮することで、両者を表示するレポートを作成できます。
2019年3月リリースのv1.35より、レポート作成が容易となるよう、freee請求オブジェクトリンクにfreee請求の情報を表示するフィールドが追加されました。
※ 便宜上「商談」を例にとり説明していますが、他の任意のオブジェクトから書類を発行する場合も同様です
目次
「freee請求」と「freee請求オブジェクトリンク」について
複数のレコードを合算して請求書を作成する機能の追加に伴い、「freee請求」(会計freeeの書類)と「商談」等のSalesforce側の請求書類の作成元オブジェクトのレコードの関係は多対多となりました。
- 複数のレコードから請求書を作ることが可能(合算作成)
- 一つのレコードから複数の請求書を作ることも可能(複数回作成)
この多対多の関係の表現のため、freee for Salesforceが作成するカスタムオブジェクトに「freee請求オブジェクトリンク」という連結オブジェクトが追加されています。
これに伴い、「freee請求」オブジェクトに存在していた商談への参照項目は廃止されており、レポートの構築の際には注意が必要です(廃止されたフィールドには「deprecated」と表示されています)。
レポートの作成
「freee請求」「freee請求オブジェクトリンク」のそれぞれについてレポートを許可することで、レポートを作成できるようになります。
「freee請求」「freee請求オブジェクトリンク」の2つのオブジェクトについて、レポートを許可します。
Salesforceの「設定」からオブジェクトの編集画面を立ち上げます。
- Salesforce Classicの場合:
[設定]の[ビルド] > [作成] > [オブジェクト]- 「freee請求」「freee請求オブジェクトリンク」の[編集]をクリックします
- Lightning Experience の場合:
[設定]の[プラットフォームツール]>[オブジェクトおよび項目]>[オブジェクトマネージャ]
- 「freee請求」「freee請求オブジェクトリンク」のそれぞれについて、オブジェクト名を選択し、「詳細」の[編集]をクリックします
「レポートを許可」にチェックを入れて[保存]をクリックします。
freee請求のレポートを作成する
レポートの新規作成時に、「freee請求オブジェクトリンクと商談が関連するfreee請求」のレポートタイプを選択します。
レポートに「freee請求」「商談」のそれぞれフィールドを追加できます。
商談のレポートを作成する
商談を軸とするレポートタイプは自動では追加されないので、レポートタイプの追加が必要です。
- Salesforce Classicの場合:
設定 の ビルド > 作成 > レポートタイプ - Lightning Experience の場合:
設定 の 機能設定 > 分析 > レポート & ダッシュボード > レポートタイプ
「新規カスタムレポートタイプ」ボタンをクリックし、freee請求オブジェクトリンクが関係する商談のレポートタイプを作成します。
※ 請求書発行有無を問わず商談を網羅的に表示したい場合は、A to B リレーションの設定で後者を選択します
レポートの作成時に、作成したレポートタイプを選択します。
freee請求オブジェクトリンクはfreee請求の情報を表示するフィールドを持っているため、それらを用いてレポートを作成します。
なお、合算作成している場合、レポート上で複数商談に対して単一の請求書が表示される点には(重複集計などしないよう)留意してください。