対象プラン
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法人プラン | ミニマム | ベーシック | ✓プロフェッショナル | ✓エンタープライズ |
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
セグメントは自由に設定できる分析用の集計軸です。
設定した集計軸をもとに試算表などの比較分析によって、経営者の意思決定をサポートすることができます。
※ 2019年2月以降から総勘定元帳、試算表や月次推移などの帳票で、この集計軸を使用した集計がご利用可能となりました。
目次
- 概要
- セグメントの設定方法
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セグメントを付加する
- 取引に付加する
- 請求書・納品書・見積書・支払依頼に付加する - 付加したセグメントの確認をする
- 付加したセグメントを元に帳票を確認する
- インポートについて
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参考
- セグメントの設定例
- セグメントに関するお問い合わせ時のおねがい
- セグメントを非表示にする
概要
「セグメント」とは、自由に設定できる分析用の集計軸です。
収益の比較や分析を行う際、品目・メモタグを利用し集計することがありますが、これらの軸とは別の軸として利用可能となる予定です。
設定した「セグメント」を取引に付加させることで、新たな分析の軸として利用し、経営者の意思決定をサポートすることができます。
このページでは、新たに使用可能な「セグメント」の設定方法と、取引・仕訳への付加方法について紹介します。
搭載機能一覧
メニュー | 対応内容 |
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セグメントの設定 |
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総勘定元帳 | 全勘定科目に付加したセグメントラベルの集計表示 |
試算表 | 損益科目に付加したセグメントラベルの集計表示 |
月次推移 | 損益科目に付加したセグメントラベルを「損益計算書」で集計表示 |
セグメントの設定方法
[設定]→[セグメント1~3]のいずれかを開き、 セグメント名称 と セグメントラベル を設定します。
項目解説
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セグメント(集計軸)
集計軸のグループ。プロフェッショナルプランでは1グループのみ、エンタープライズプランでは3グループまで使用可能です。 - セグメントラベル(集計項目)
集計項目。1つのセグメントの配下に連なるラベルとして利用します。
セグメント設定例
ここでは、「プロジェクト」ごとと「地域」ごとで分析をするという設定例を解説します。
「プロジェクト」と「地域」という2種類のセグメント名称を設定し、それぞれの配下にセグメントラベルの登録をしていきます。
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プロジェクト:
- プロジェクトA(✓)
- プロジェクトB
- プロジェクトC
- プロジェクトD
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地域:
- 関東
- 関西(✓)
実際に取引に付加するのは、集計項目である「セグメントラベル」(上図の「✓」がついている項目)となり、セグメント内に階層を持つことはできません。
取引内容や経営分析の軸としたいもの(地域、現場名、プロジェクト名など)に応じて入力してください。
※ セグメントラベルの文字数に制限はありませんが、文字数が多すぎると処理に時間がかかる可能性があります。
- 画面左上にある「名称」欄にセグメント名称(上図では「プロジェクト」)を入力し[Enter]キーを押下します。
- [+新規作成]ボタンをクリックし、セグメントラベル(上図では「プロジェクトA」など) を入力し[Enter]キーを押下します。
セグメントを付加する
集計軸となるセグメントを設定したら、集計元となる金額情報にセグメントラベルを付加します。
集計元金額に付加されたセグメントラベルにより、一つのセグメントの中の内訳が集計されるため、ここで内訳項目に対応したセグメントラベルを付加してください。
[取引に付加する]
セグメント、セグメントラベルの設定が終わったら、集計もと金額となる取引(仕訳)などにセグメントラベルを付加していきます。
※ いずれの登録方法であっても、1種類のセグメントで付加できるセグメントラベルは1つまでです。
[取引登録]
「取引の一覧・登録」画面の上部にて、「品目・部門・メモタグ・セグメント」項目から付加したいセグメントラベルを入力します。
[自動で経理]
明細の一覧画面、詳細画面それぞれで、次のようにセグメントを付加することができます。
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明細の一覧画面:
「登録内容」列の「取引先・品目・部門・メモタグ・セグメント」入力欄にて、付加したいセグメントラベルを入力します。 -
明細の詳細画面:
次のいずれかのタブにてセグメントを利用することができます。-
「取引登録」タブ:
「品目・部門・メモタグ・セグメント」入力欄にて、付加したいセグメントラベルを入力します。 -
「未決済取引の消込」タブ:
「差額の調整」項目内の「品目・部門・メモタグ・セグメント」入力欄にて、付加したいセグメントラベルを入力します。
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「取引登録」タブ:
[振替伝票登録]
「振替伝票」画面の上部にて、「品目・部門・メモタグ・セグメント」項目から付加したいセグメントラベルを入力します。
※ 借方・貸方双方で、1種類のセグメントの中でもそれぞれ異なるセグメントラベルを付与することができます(例:同じ「エリア」セグメントにおいて、借方には「エリアA」、貸方には「エリアB」を付加する など)。
[インポート]
各種インポート機能において、セグメントタグの項目がインポートに対応している場合はそのままインポートすることができます。
[請求書・納品書・見積書・支払依頼に付加する]
ワークフロー経路に沿ったメニューで利用する下記メニューからもセグメントラベルを付加できます。
[請求書 / 納品書 / 見積書]
各書類の明細欄にある「品目・部門・メモタグ・セグメント」入力欄から付加したいセグメントラベルを入力します。
※ 請求書のインポートを使用した場合もセグメントの登録が可能です。詳細は「 請求書を一括インポートする - インポートファイルを準備する 」のヘルプページをご覧ください。
[経費精算]
申請画面内のセグメント名称項目から、付加したいセグメントラベルを入力します。
[支払依頼]
申請画面内のセグメント名称項目から、付加したいセグメントラベルを入力します。
インポートについて
セグメントラベルの付加作業を一括で行いたい場合は、インポートファイルを利用することができます。
[各種インポート操作説明]
- Excel・販売管理ソフトからデータを取り込む(エクセルインポート)
- 取引・口座振替のインポート(一括登録)
- その他の会計ソフトから仕訳データを移行する(弥生会計形式を用いた方法)
- 請求書を一括インポートする
※ すでに登録済取引に対してインポートファイルにより付加作業を行いたい場合は、操作手順に注意が必要です。取引の重複があった場合、削除を行う必要がございます。処理に伴い削除された取引の復元は承り兼ねますのであらかじめご了承くださいませ。
付加したセグメントの確認をする
仕訳帳や総勘定元帳を使い、入力した取引に正しくセグメントが付加されているかを確認してください。
[仕訳帳]
「仕訳帳」画面内の「取引先・品目・部門・セグメント」項目にて、セグメントタグ(紫色)が表示されます。
※ セグメントが表示されない場合は、「表示オプション」項目の「セグメント」にチェックが入っているかどうかをご確認ください。
付加したセグメントを元に帳票を確認する
取引(仕訳)ごとに付加したセグメントラベルをもとに、帳票集計をし分析します。
[試算表]
「表示するタグ」と「比較」で「現場」というセグメントグループをクリックし、各現場ごとのセグメントラベルを選択します。
「絞り込む」をクリックし集計します。
[月次推移]
月次推移でも同様に絞り込み集計が可能です。
参考
[セグメントの設定例]
- 主となる事業とは別に複数の事業を営んでいて、事業の種類ごとにセグメントグループを作る
- 主となる事業の中の内訳としてプロジェクト用のセグメントグループを作る
- 現場ごとのセグメントグループを作る
[セグメントに関するお問い合わせ時のおねがい]
セグメント名称は任意で設定できます。セグメントに関する不明点がありfreeeサポートデスクにお問い合わせいただく際は、グループ自体に付番されている「セグメントナンバー」をお伝えください。
[セグメントを非表示にする]
セグメント自体は削除せず、取引登録時などに表示される入力候補を非表示にしたい場合は、「入力候補」として使用しない設定にすることができます。
操作手順は次のとおりです。
- [設定]メニュー → [セグメント1の設定]〜[セグメント3の設定]のいずれかをクリックし、セグメント一覧画面を開きます。
- 非表示にしたいセグメントの「入力候補」列に表示された[使用する]チェックボックスからチェックを外します。
- 以後は[使用する]チェックボックスからチェックを外したセグメントは、入力候補として表示されなくなります。
※ すでに取引等に付加されたセグメントは、本設定にかかわらず引き続き表示され続けます。
【ご注意】セグメントの非表示化について
セグメントを非表示にする場合、次の操作や挙動に一部制限が発生しますのでご注意ください。
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非表示にするセグメントが各種テンプレート等に含まれる場合:
非表示にするセグメントが、次のいずれかのテンプレート等で使用されている場合は「使用しない」の設定に切り替えることはできません。事前に使用されているテンプレートから当該セグメントを削除の上、再度操作をお試しください。- 自動登録ルール
- 取引テンプレート
- 振替伝票テンプレート
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「自動で経理」画面における非表示セグメントの推測について:
非表示にしたセグメントは、「自動で経理」画面における推測の対象となりませんのでご注意ください。