freeeは2018年度の確定申告期から、副業収入(雑所得)がある方が確定申告書を簡単に作成できる機能の提供を開始します。本ページでは、同機能の操作方法についてご案内いたします。
副業収入がある方向けの確定申告(概要)
副業(雑所得)がある場合に確定申告をしなければいけない条件
給与所得があり、次の要件に該当するような副業収入がある方は確定申告をしなければいけない可能性があります(詳しくは 国税庁「確定申告が必要な方」のページをご覧ください)。
freeeでは次のいずれかに該当する副業収入がある方向けに、簡単に確定申告書類作成ができる機能をご利用いただけます。
- 給与を1箇所から受けていて、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)の合計額が20万円を超える場合
- 給与を2箇所以上から受けていて、年末調整をされなかった給与の収入金額と、各種の所得金額(給与所得、退職所得を除く)との合計額が20万円を超える場合
確定申告において作成・提出する書類
副業収入を含む確定申告においては「確定申告書」という書類を作成・提出する必要があります。副業収入以外の事業所得や不動産所得を得ている場合には、所得ごとに青色申告決算書(もしくは収支内訳書)を切り分けて作成します。
(確定申告書は事業主全体の所得をまとめて表記したものなので、副業収入以外の所得を得ている場合も1つ作成するだけで大丈夫です。)
freeeで作成できる書類
freeeは2018年度の確定申告期から、副業収入がある方向けにfreee会計で入力する項目を最適化させて、より簡単に確定申告書類の作成ができるようになりました。
副業収入を含む確定申告書作成が可能なfreeeの料金プランについて
副業収入を含む確定申告をfreeeで行う場合は、次のプランがご利用いただけます。プラン名称と機能は次のとおりです。無料おためし版の場合、作成した確定申告書類の出力に対応しておりませんので、確定申告書類の出力まで対応したスタータープランがおすすめです。
- 無料お試し版:
無料にてご利用可能なプラン。確定申告書類の作成に必要なデータ入力のみ可能。 - スタータープラン:
有料にてご利用可能なプラン。確定申告書類の作成に必要なデータ入力および出力(PDF保存)が可能。(プランの詳細については「【個人】freee会計のプランについて」をご覧ください)。
※ 副業収入を含む確定申告書作成機能においては電子申告は利用することができますが、決算書(青色申告)または収支内訳書(白色申告)の内容が連携されてしまう点にご了承ください。(各種金額などは0円として連携されます)
副業収入のモードの利用方法
freeeアカウントを新規に登録してはじめる場合
- 「freee会計のサインアップ画面」にアクセスし、次の各項目を選択・入力の上、[freeeを始める]ボタンをクリックします。
※ すでにGoogle・Microsoft・Office365の各種アカウントをお持ちの方は、それらのアカウントと連携することで簡単にアカウント登録を行うことができます。
※Office365にログインする場合は、[Microsoft]をクリックし、Micorsoftアカウントのサインイン画面にてOffice365のアカウント情報を入力します。
※ freeeのアカウント1つにつき、Googleなど、各外部アカウントの所有アカウントのうち1つを紐づけることができます。1対1で紐づくため、freeeと外部アカウントの登録メールアドレスが異なる場合もあります。- 事業形態:
[個人事業主(副業の確定申告も含む)]を選択します。 - メールアドレス:
ご登録を希望するメールアドレスを入力します。 - パスワードの設定:
8文字以上のパスワード(半角英数字、記号が使用可)を入力します。
- 事業形態:
- 次の各項目を選択します。
- 業種:
[会社員]、[その他(副業や株取引のみなど)]、[その他(医療費などの控除のみ)]のいずれかを選択します。 - これまでの会計のやり方:
現在の状況の中から任意のものを選択します。 - 確定申告をする内容を選んでください:
[副業などの雑収入]、[株やFXの収入]、[控除のみ]のいずれかを選択します。
- 業種:
- 「確定申告をする内容を選んでください」項目から「副業などの雑収入」、「下部やFXの収入」、「控除のみ」のいずれかを選択すると、その下部に「副業・控除のみの簡単モードに切り替えますか」項目が表示されます。
ここで[簡単モードに切り替える]を選択し、画面下部の[次へ]ボタンをクリックします。- 「簡単モードに切り替える」を選択した場合:
「白色申告」での書類作成モードになり、必要ではない入力項目が省かれ、情報の入力が必要最低限となるためオススメです。この設定は後から「確定申告」メニュー内の項目にて変更可能です(詳しくは「参考:アカウント登録後に簡単モードを切り替えたい場合」をご覧ください)。 - 「簡単モードに切り替えない」を選択した場合:
通常のfreeeの確定申告画面で確定申告書類の作成ができます。
※ 「確定申告をする内容を選んでください」項目で「事業の収入」または「不動産の収入」を選択した場合は簡単モードをご利用いただけません。
- 「簡単モードに切り替える」を選択した場合:
- [プランに申し込んで確定申告する]ボタン または[無料お試し版を使って確定申告する]リンクをクリックします。プランの詳細は「 【個人】freee会計のプランについて 」をご覧ください。
- [プランに申し込んで確定申告する]を選択した場合:
有料の「スタータープラン」に登録します。確定申告書類作成のためのデータ入力と印刷(PDF出力)がどちらも可能です。 - [無料お試し版を使って確定申告する]を選択した場合:
無料のお試し版に登録します。確定申告書類作成のためのデータ入力はできますが、印刷(PDF出力)はできません。
※ 確定申告書類の印刷(PDF出力)をご希望の場合は、有料の「スタータープラン」以上へのご登録をご検討ください。
- [プランに申し込んで確定申告する]を選択した場合:
- 以降の確定申告書作成の各種手順等については「 freee会計で行う確定申告の流れ 」をご参考ください。
すでにfreeeを使用しており、確定申告の内容に副業収入を含める場合
- [確定申告]メニュー →[確定申告書類の作成]をクリックし、画面上部から[基本]ステップに切り替えます。
- 「お仕事の種類を選びましょう」カードの各項目を次のとおり指定し、画面下部の[保存して次に進む]ボタンをクリックします。
- 一番近いと思われる業種を選んでください:
[会社員]、[その他(副業や株取引のみなど)]、[その他(医療費などの控除のみ)]のいずれかを選択します。 - 申告する内容を選んでください:
[副業などの雑収入]、[株やFXの収入]、[控除のみ]のいずれかを選択します。 - 提出する申告書を選びましょう:
[簡単モードに切り替える]にチェックをつけます。
- 一番近いと思われる業種を選んでください:
- 画面上部から[収支]ステップに切り替え、画面中ほどの「給与以外の収入はありますか?」カードに表示された[○]をクリックしカードの詳細を表示します。
- カードの詳細が表示されたら、副業に係る必要事項を入力し[保存]ボタンをクリックします(追加の行を挿入する場合は[追加]ボタンをクリックします)。
※ その他、ご自身の所得のご状況等に合わせて、必要なカードの各種項目をご入力ください。 - 以降の確定申告書作成の各種手順等について「 freee会計で行う確定申告の流れ 」をご参考ください。
参考:アカウント登録後に簡単モードを切り替えたい場合
アカウントの新規登録時に「簡単モードに切り替える」を選択しても、後から「簡単モードに切り替えない」に変更できます。
※ 「簡単モードに切り替えない」から「簡単モードに切り替える」への変更も可能です。
- 「確定申告書類の作成」画面上部に表示された[基本]ステップをクリックします。
- 「お仕事の種類を選びましょう」カード内の各項目を次のとおり指定します。
- 一番近いと思われる業種を選んでください:
[会社員]、[その他(副業や株取引のみなど)]、[その他(医療費などの控除のみ)]のいずれかを選択します。 - 申告する内容を選んでください:
[副業などの雑収入]、[株やFXの収入]、[控除のみ]のいずれかを選択します。
- 一番近いと思われる業種を選んでください:
- 手順2の指定後、表示された「副業・控除のみの簡単モードに切り替えますか」項目から[簡単モードに切り替える](または[簡単モードに切り替えない])にチェックを付け、画面下部[保存して次に進む]ボタンをクリックします。