※ 2020年12月をもってこちらの機能は提供終了しました。
freeeと経費精算クラウドソフトの楽楽精算を連携すると、日々の経費申請・精算管理から決算までの経理処理をスムーズに行うことができます。
目次
- 楽楽精算との連携アプリの概要
- 楽楽精算とfreeeの連携設定を行う
- 仕訳データ出力の設定
- 楽楽精算から出力した仕訳データを連携する
- 参考:freeeのマスタ情報のidを確認する
- 参考:エラーとなった仕訳データを確認する
- 参考:アップロードした処理が終わらない場合
楽楽精算との連携アプリの概要
楽楽精算で出力した仕訳CSVファイルをアプリにアップロードすることで、freeeに自動で仕訳登録をすることができます。
なお、仕訳は振替伝票で作成され、freeeの[決算]→[振替伝票]から登録された内容を確認することが可能です。
楽楽精算とfreeeの連携設定を行う
会計連携項目の設定
楽楽精算とfreeeを連携するためには、事前に楽楽精算の各マスタにある「会計連携項目」のフィールドに、freeeで該当するマスタidを設定しておく必要があります。設定手順は次のとおりです。
1. 楽楽精算にログイン後、[管理]メニュー→[会計情報]グループにある「勘定科目マスタ」を選択します。
2. 各勘定科目の[編集]ボタンをクリックします。
3. 「会計連携項目」の欄にfreeeでのマスタidを入力し、保存します(freeeのマスタidの確認方法はこちら)。
4. 同様に[管理]メニュー内の[会計情報]グループにある「税区分マスタ」と「会社・社員情報」グループにある「部門マスタ」にも、freeeの税区分、部門のマスタidをそれぞれ会計連携項目内に入力します。
マスタの対応表
楽楽精算 | freee |
---|---|
勘定科目 | 勘定科目 |
補助科目 | 現在対応しておりません |
負担部門 | 部門 |
税区分 | 税区分 |
プロジェクト | セグメント1 ※1 |
※1:セグメントについて
会計freeeの「セグメント」はプロフェッショナルプランとエンタープライズプランのみの機能となります。
プロジェクトごとの経費をfreeeのセグメントタグに紐付けたい場合は、
「会社・社員情報」グループにある「プロジェクトマスタ」の会計連携項目にセグメントidを入力してください。
なお、セグメントタグを利用しない場合や、それ以外のプランをお使いの場合は、「プロジェクトマスタ」の会計連携項目の設定は不要です。
仕訳データ出力の設定
freeeとの連携は、楽楽精算のCSV仕訳データを用いて行います。そのため、楽楽精算において事前に以下の設定を行なってください。
1. 楽楽精算にログイン後、[管理]メニュー→[会計連携情報]グループにある「仕訳データ出力の設定」を選択し、その後、連携したい仕訳の編集ボタンをクリックします。
2. 設定画面において、以下の設定を行います。
① ファイルの設定
- ファイル名
「標準のファイル名」もしくは「任意のファイル名」を選択できます。どちらを選択しても構いません。 - ヘッダ行
次の文字列を入力します(コピー&ペーストをおすすめします)。
仕訳No.,仕訳日,勘定科目:会計連携項目,税区分:会計連携項目,負担部門:会計連携項目,プロジェクト:会計連携項目,金額,税額,税抜き額,摘要,貸借
- フッタ行
「フッタ行を出力する」のチェックを外してください。
② 項目情報の設定
「未配置データ」の中からチェックボタンで選択し、「追加」ボタンを押すことで、項目情報を次のように追加します。
[項目情報1]の設定
No. | 項目 |
---|---|
1 | 仕訳データ:仕訳No: |
2 | 仕訳データ:仕訳日:yyyy/mm/dd |
3 | 仕訳データ:借方:勘定科目:会計連携項目 |
4 | 仕訳データ:借方:税区分:会計連携項目 |
5 | 仕訳データ:借方:負担部門:会計連携項目 |
6 | 仕訳データ:借方:プロジェクト:会計連携項目 ※2 |
7 | 仕訳データ:借方:金額 |
8 | 仕訳データ:借方:税額 |
9 | 仕訳データ:借方:税抜き額 |
10 | 仕訳データ:借方:摘要 |
11 | 固定値:debit ※3 |
※2:セグメントタグを利用しない場合や、それ以外のプランをお使いの場合は、「プロジェクト : 会計連携項目」の項目情報は不要です。
※3:固定値の項目の追加は、未配置データ欄の右上「項目の種類」から「固定値」を選択。空欄に”debit”と入力した上で追加ボタンを押してください。
[項目情報2]の設定
No. | 項目 |
---|---|
1 | 仕訳データ:仕訳No: |
2 | 仕訳データ:仕訳日:yyyy/mm/dd |
3 | 仕訳データ:貸方:勘定科目:会計連携項目 |
4 | 仕訳データ:貸方:税区分:会計連携項目 |
5 | 仕訳データ:貸方:負担部門:会計連携項目 |
6 | 仕訳データ:貸方:プロジェクト:会計連携項目 ※4 |
7 | 仕訳データ:貸方:金額 |
8 | 仕訳データ:貸方:税額 |
9 | 仕訳データ:貸方:税抜き額 |
10 | 仕訳データ:貸方:摘要 |
11 | 固定値:credit ※5 |
※4:セグメントタグを利用しない場合や、それ以外のプランをお使いの場合は、「プロジェクト : 会計連携項目」の項目情報は不要です。
※5:固定値の項目の追加は、未配置データ欄の右上「項目の種類」から「固定値」を選択。空欄に”credit”と入力した上で追加ボタンを押してください。
【参考】項目情報1(借方情報)の設定完了状態
【参考】項目情報2(貸方情報)の設定完了状態
楽楽精算から出力した仕訳データを連携する
1. 楽楽精算-freee連携アプリ にアクセスします。
2. freeeのログイン画面が表示されますのでログインします。
3. アプリ連携の開始画面が表示されますので[許可する]ボタンをクリックします。
4. ホーム画面が表示されます。
5. [アップロード]ボタンをクリックすると、ファイル選択ダイアログが表示されます。連携したいcsvファイルを選択すると、freeeへ連携が行われます。
参考:freeeのマスタ情報のidを確認する
アプリのサイドメニュー「マスタ情報」をクリックし、ドロップダウンリストから確認したいマスタを選択すると、選択したマスタのidと名称が一覧で表示されます。
この情報をもとに楽楽精算の各マスタの会計連携項目を設定してください。
参考:エラーとなった仕訳データを確認する
freeeのAPIでエラーとなった場合、連携履歴のリストにエラーとして表示されます。
エラーとなったデータのみ修正したい場合は、リストの右側のボタンをクリックし、「エラーデータのみダウンロード」するを選択すると、エラーとなったcsvデータのみダウンロードすることができます。
参考:アップロードした処理が終わらない場合
楽楽精算で出力した仕訳CSVファイルをアプリにアップロードする際には、前回のアップロード処理が完了している必要があります。前回の処理が万が一予期せぬエラーなどによって処理が完了せず、操作できなくなってしまった場合は、前回のアップロード処理のステータスを「中止」に変更することが可能です。
※あくまでステータスを中止に変更する処理のため、仕訳の連携処理は継続されています。中止した場合は、しばらく時間を置いた後、必ずfreeeで連携済みのデータの状態を確認してください。
1. リストの右端の「︙」ボタンを選択し[処理を中止]をクリックします。
2. 「アップロード処理の中止の確認」ダイアログボックスが表示されます。メッセージを確認の上、問題がなければ[中止する]をクリックします。