社会福祉法人 with freeeでは予算書を作成することができます。
画面上で、当年度の実績値と比較しながら補正予算を組むことや、前期実績や当年度実績と比較しながら翌年度予算を組むことが可能です。
このページでは、予算書の入力方法をご紹介します。
目次
予算書とは
社会福祉法人では、経理規程により、予算書の作成が義務付けられています。
ご自身の法人の経理規程に従い、毎会計年度、事業計画に基づき資金収支予算を作成することが必要となります。
また、事業計画に基づき毎会計年度開始前に理事長が編成し、理事会(および評議員会)の承認を得て確定がされるため、理事会の開催が必要となります。
※ 過去に措置法40条を適用した法人または今後適用しようとする法人は、評議員会での予算承認が必要となります。
社会福祉法人 with freee にて予算額を入力し、予算書の全般の出力が可能となります。
予算の入力
予算入力画面を表示する
[予算]→[予算入力]をクリックします。
予算書の入力方法
予算書はサービス区分毎に登録する必要があります。プルダウンから入力するサービス区分を選択します。
※ 区分設定で登録したサービス区分略式の名称が表示されます。区分設定は「【社会福祉法人】部門の登録をする」のヘルプページをご覧ください。
「当初予算」・「予備費振替」・「当年度流用」・「当年度補正」の入力にあたっては、[年度計]のプルダウンから入力月を選択し入力を行ってください。
※ 金額の入力は必ず半角で行ってください。
- 前年度予算
直接入力することができます。また、年度繰越をすることにより当年度予算額の数字が登録されます。 - 翌年度予算
当年度予算額および当年度実績値を参考にしながら、繰越処理はしないままで直接入力することができます。
予算額を入力する
[各項目の説明]
項目 | 説明 |
---|---|
主 | 「勘定科目入力」に登録されている「科目コード」が表示されます。 |
補 | 「勘定科目入力」に登録されている「補助コード」が表示されます。 |
名称 | 「勘定科目入力」に登録されている「補助コード」が表示されます。 |
前年度予算 | 前年度予算金額を入力します。 |
当初予算 | 当初予算金額を入力します。 |
予備費振替 | 予備費振替金額を入力します。 |
当年度流用 | 当年度流用金額を入力します。 |
当年度補正(増減額) | 当年度補正金額(増減額)を入力します。 |
当年度予算 | 当初予算、予備費振替、当年度流用、当年度補正の合計を表示します。 |
当年度実績値 | 期首月から選択されている実績値を表示する月までの当年度の実績値を表示します。 |
実行率 | 実行率を表示します。 実行率 = (当年度実績値 ÷ 当年度予算) × 100 |
翌年度予算 | 翌年度予算金額を入力します。 |
[勘定科目入力]
金額列の入力欄が白色に変わると、勘定科目ごとに入力ができます。
予算額の入力が完了したら、画面左上の[保存]ボタンをクリックします。
年度締めを行った後に新年度予算を入力する
- 「年度巻き戻し」で前年度へ移動します。
- [予算]メニュー → [予算入力]を開きます。
- 「翌年度予算」欄で予算額を入力します。
- 「年度締め」を行います。
上記の手続きを踏むことで、予算書入力メニューの「当初予算」欄に、前年度で入力した「翌年度予算」の予算額が登録されます。
予算書を出力・印刷する
予算書入力画面を出力したい場合は、画面左上の[PDFプレビュー]または[エクセル出力]ボタンをクリックします。
※ ここでは、入力した予算額(予算リスト)の出力・印刷となります。予算書出力の方法はこちら。
- PDFプレビュー
ブラウザで開き、印刷したい場合に使用します。ブラウザの新しいタブで選択した予算リスト(サービス区分別)が作成されます。 - エクセル出力
主にエクセルで開き、加工したい場合に使用します。保存画面が表示されますので、「名前を付けて保存」することでエクセルファイルがダウンロードされます。
エクセルで開くと、各シートに予算リスト(サービス区分別)が作成されます。
予算入力の表示設定
各予算の入力時に表示設定を変更することで、より予算を組みやすく、見やすい表示にて入力することが可能となります。
各項目のチェックを外すことにより、その項目が非表示となります。
積算コメントを登録する
科目名をダブルクリックすると、積算コメントの入力を行うことができます。
内部取引を登録する
内部取引:入力欄をダブルクリックすると、内部取引の入力を行うことができます(内部取引入力画面が表示されます】。
内部取引先のサービス区分に内部取引の金額を入力します。
配賦を登録する
配賦:拠点区分からサービス区分へ特定の科目の金額を配賦することができます。
画面左上の[配賦入力]ボタンをクリックすると、配賦入力画面に切り替わります。
配賦する拠点区分を選択します。
[保存]ボタンをクリックすると、配賦入力画面が表示されます。
「配賦基準」や配賦する数値・比率の入力を行います。
[サービス区分に金額を反映]にチェックをつけることで、比率に応じた入力金額がサービス区分に上書きされます。
集計金額を確認する
カーソルのある月の金額が欄外に集計して表示されます。