freee工数管理では、入力された工数から人件費を計算するための「単価マスタ」を定義できます。
単価は1時間あたりの時給を設定することができ、ここで定義した単価を従業員に紐付けることができます。
例)会社で定めている「給与ランク」や「等級」など
また単価には適用期間ごとの金額を設定することができ、将来の単価変更予定などにも対応することができます。
利用できる権限:システム管理者
単価の定義を追加する
- [設定]メニュー →[従業員単価]を選択すると単価一覧が表示されます。
- [単価を追加]ボタンを押すと、単価を追加するモーダルが開きます。
-
追加する単価の情報を入力して[保存]ボタンを押すと単価が追加されます。
項目名 詳細
単価名 単価に付ける任意の名前を入力します
1時間あたりの単価 単価の時給を入力します。
ここで入力した時給をもとに人件費の計算が行われます。 - 追加した単価が一覧に追加されます。
単価の定義を編集する
- 単価の情報を変更する場合は[編集]ボタンをクリックします。
-
編集モーダルが表示されます。単価名や単価は自由に編集可能です。
工数に紐付いている単価側の金額を変更したい場合は、次の操作を行います。
- [設定]画面から[従業員単価]を開きます。
- 表示される単価名のうち、該当プロジェクトで当初設定していた単価名を[編集]し、登録したい単価へ変更、保存します。
- プロジェクトの収支管理シートにて[最新の単価で再計算]をクリックします。
上記手順を行うことで再計算が行われます。なお、変更後に登録された工数には自動的に最新の単価が適用されます。
※ プロジェクトで設定している実績単価自体を変更しても、既に登録した工数の単価は変更されませんのでご注意ください。
- 単価の更新情報を追加する場合は[単価更新設定を追加]をクリックします。
-
単価の適用期間を設定する項目が追加されるので「適用したい期間」と「単価」を入力します。
※ こちらの例では「2021年12月31日」までは単価「2,000円」が適用され「2022年1月1日」からは単価「3,000円」が適用される設定となります。
※ 単価の更新設定は複数追加することが可能です。
-
設定を入力したあと[保存]ボタンを押すことで、設定が追加されます。
単価の定義を削除する
- 単価の[編集]ボタンを押すと編集モーダルが表示されます。
-
[この単価を削除]を押すと削除確認が表示されます。その画面で[削除]を押すと単価が削除されます。
※ すでに従業員に紐付けられている、もしくは該当する単価で工数が登録されている場合は削除することができません。従業員との紐付けを解除する、該当の工数を削除するなどの対応が必要です。
単価の定義をエクスポートする
[エクスポート]ボタンを押すとCSVファイルがダウンロードされます。
【ダウンロードされるCSVファイルの項目】
項目名 |
詳細 |
---|---|
システムID |
システムで自動的に割り振っているIDです。 |
単価名 |
設定されている単価名です。 |
適用期間from |
単価の適用期間の開始年月日です。 |
適用期間to |
単価の適用期間の終了年月日です。 |
1時間あたりの単価 |
1時間あたりの単価金額です。 |
【サンプル】
単価の定義をインポートする
- [データ管理]メニューから[インポート]タブの[従業員単価]項目をクリックします。
- インポートするためのテンプレートファイル(CSV)をダウンロードします。
【ダウンロードされるCSVファイルの項目】項目名 内容 単価名 単価に付ける任意の名前を入力します 単価改定日(任意) 単価の適用期間を複数設定したい場合は、各単価の改定日を入力します。単価の適用期間が一つの場合は入力する必要はありません。
(例)エンジニアの単価を改定を予定している場合、以下の2つの行を入力する。
エンジニア, (空白), 2000
エンジニア, 2020年05年01日, 30001時間あたりの単価 適用する単価を入力します。
- 編集したCSVファイルをアップロードします。
- インポートの確認画面が表示されますので内容を確認します。
[インポート実行]ボタンをクリックすると従業員単価がインポートされます。