freeeサイン for Salesforceを利用するにあたり、操作や更新をfreeeサインとSalesforce相互に反映する設定を行います。
※本作業を行うSalesforceユーザーは、下記条件を満たす必要があります。
- システム管理者権限を持つSalesforceアカウントであること
次のプランでは、オプション機能を追加することで本機能を利用することができます。
- 法人向けプラン:Advanceプラン、Enterpriseプラン(旧Light Plusプラン、旧Proプラン、旧Pro Plusプラン)
- 個人事業主向けプラン:なし
目次
①「FS契約作成」ボタンの作成・配置
- freeeサインの文書に該当する「FS契約」を作成するために、元となるオブジェクトに「FS契約作成」ボタンを配置します。
Salesforceの「設定」画面で、画面左部[クイック検索]欄に「オブジェクトマネージャー」と入力し、検索します。
[オブジェクトマネージャー]より、「FS契約作成」ボタンを配置したいオブジェクトを選択します。
※対象オブジェクトは[クイック検索]で検索可能です。 - 対象のオブジェクトの[表示ラベル]をクリックします。
※画像の場合は「取引先」オブジェクトをクリックします。 - はじめに、「FS契約」ボタンを作成します。
※「ボタン、リンク、およびアクション」一覧の「取引先」「取引先責任者」「商談」オブジェクトはボタン作成済です。その他のオブジェクトで既に「FS契約作成」がある場合は、新たにボタン作成は不要のため手順6へ進みます。
対象オブジェクトページの左部メニューより[ボタン、リンク、およびアクション]をクリックします。
「ボタン、リンク、およびアクション」画面へ遷移したら、[新規アクション]をクリックします。
※ここで「ボタン、リンク、およびアクション」一覧に、既に「FS契約作成」がある場合は、新たにボタン作成は不要のため、手順⑥へ進んでください。 - 「新規アクション」画面へ遷移したら、必要事項を入力します。詳細は下表の通りです。
番号 項目 入力内容 ① アクション種別(固定) Lightningコンポーネント ② Lightningコンポーネント freeeSign.FSContractMakeCMP ③ 高さ(固定) 300ピクセル ④ 表示ラベル(固定) FS契約作成 ⑤ 名前(固定) FSContractAction - 必要事項を入力したら、[保存]をクリックします。
- 次に、「FS契約」ボタンを配置します。
対象オブジェクトページの左部メニューより[ページレイアウト]をクリックします。
「ページレイアウト」画面へ遷移したら、現在使用しているレイアウト設定の[ページレイアウト名]をクリックします。
※画像の場合は[取引先レイアウト]をクリックします。 - レイアウト画面へ遷移したら、ページ上部グレー枠の中から、配置したいボタンを選択して、ドラッグアンドドロップで配置します。
グレー枠内左手にある一覧から[モバイルおよびLightningのアクション]を選択し、グレー枠内右手にある候補の中より[FS契約作成]を選択し、グレー枠外下部にある同じく「モバイルおよびLightningのアクション」欄の先頭へ、ドラッグアンドドロップで移動させます。
※ドラッグアンドドロップ先が表示されていない場合は、「モバイルおよびLightning Experience のアクション」欄にカーソルをあてた際に、右下に表示される[スパナマーク]をクリックします。 - ドラッグアンドドロップが完了したら、[適用]をクリックした後、[保存]をクリックします。
- 設定完了を確認します。
Salesforceにてfreeeサインパッケージを開き、対象オブジェクトの任意のレコードを開き、[FS契約作成]ボタンが配置されていたら完了です。
②「FS契約」作成元オブジェクトのレコードと「FS契約」レコードを紐づけする
※本設定を行えるのは「取引先オブジェクト」「取引先責任者オブジェクト」「商談オブジェクト」のみとなります。
- 「FS契約」を作成するオブジェクトのレコードと、そのオブジェクトを元に作成された「FS契約レコード」との紐づけ設定を行います。
freeeサインアプリのナビゲーションバーから[freeeサイン設定]をクリックします。 - 「freeeサイン設定」画面へ遷移したら、必要事項を選択します。詳細は下表の通りです。
番号 項目 入力内容 ① Salesforce対象オブジェクト FS契約レコードと紐づけ設定を行うSalesforceオブジェクト ② FS契約の参照項目 FS契約オブジェクトのレコード詳細画面において、①で選択したオブジェクト内の紐づくレコードを表示する際に使用する項目名 ③ メール項目 設定不要 ④ ファイル選択方法 「ファイルをアップロードする」を選択 - 必要事項を設定し、[設定]をクリックします。
- 「FS契約」のレコード詳細画面上「文書レコード作成元」欄の選択したオブジェクト項目に、先ほど指定した項目名で作成元レコードへのリンクが作成されていたら、設定は完了です。
※FS契約をまだ作成していない場合は、「基本操作-FS契約作成「テンプレートから作成」を行う」の実施時に確認が可能となります。
③オブジェクトの関連リストに「FS契約」を表示する
- オブジェクトのページレイアウト関連リスト設定を行います。
Salesforceの「設定」画面で、画面左部[クイック検索]欄に「オブジェクトマネージャー」と入力し、検索します。
[オブジェクトマネージャー]より、「FS契約」レコードを表示したいオブジェクトを選択します。
対象オブジェクトページの左部メニューより[ページレイアウト]をクリックします。
「ページレイアウト」画面へ遷移したら、現在使用しているレイアウト設定の[ページレイアウト名]をクリックします。
※画像の場合は[取引先レイアウト]をクリックします。 - レイアウト画面へ遷移したら、ページ上部グレー枠の中から、関連リストに追加したいオブジェクトを選択して、ドラッグアンドドロップで配置します。
グレー枠内左手にある一覧から「関連リスト」を選択し、分類欄右手にある候補の中より[FS契約]を選択し、グレー枠外の下部にある同じく「関連リスト」欄の先頭へ、ドラッグアンドドロップで移動させます。 - 「関連リスト」上の表示項目を設定します。
「FS契約」の関連リスト設定から[スパナマーク]をクリックします。 - 「関連リストのプロパティー」画面へ遷移したら、「選択可能な項目」一覧から任意の項目を選択し、[追加]をクリックします。
【項目の選択例】- ステータス
- 送信日時
- 署名期限
- 文書タイトル
- 署名日時
- 締結完了日時
- FS契約
- リンク
- 必要事項をセットしたら[OK]をクリックします。
- 関連リストの「FS契約」に先ほど追加した項目が表示されていることが確認できたら、[適用]をクリックした後、[保存]をクリックします。
- 設定完了を確認します。
freeeサインパッケージを開き、対象オブジェクトの任意のレコードを開き、関連リストとして「FS契約」が配置されていたら完了です。
④「一括作成ボタン」の作成・配置
- freeeサインの文書である「FS契約」を、一括で作成するために、元となるオブジェクトに「文書一括作成」ボタンを配置します。
Salesforceの「設定」画面で、画面左部[クイック検索]欄に「オブジェクトマネージャー」と入力し、検索します。
「オブジェクトマネージャー」より、「文書一括作成」ボタンを配置したいオブジェクトを選択します。
※対象オブジェクトは[クイック検索]で検索可能です。 - 対象のオブジェクトの[表示ラベル]をクリックします。
※画像の場合は「取引先」をクリックします。 - はじめに、「文書一括作成」ボタンを作成する。
対象オブジェクトページの左部メニューより[ボタン、リンク、およびアクション]をクリックします。
「ボタン、リンク、およびアクション」画面へ遷移したら、[新規ボタンまたはリンク]をクリックします。
※ここで「ボタン、リンク、およびアクション」一覧に、既に「文書一括作成」がある場合は、新たにボタン作成は不要のため、手順⑥へ進んでください。 - 「新規ボタンまたは新規リンク」画面へ遷移したら、必要事項を入力します。詳細は下表の通りです。
番号 項目 入力内容 ① 表示ラベル(固定) 文書一括作成 ② 名前(固定) createDocs ③ 表示種別 - 「リストボタン」を選択
- 「チェックボックスの表示」を有効
④ コンテンツソース URL ⑤ 構文(固定) /flow/BulkCreateFSConstractRecord?retURL=/lightning/o/freeeSign__FSContract__c/list - 必要事項を入力したら、[保存]をクリックします。
- 次に、「一括作成」ボタンを配置します。
対象オブジェクトページの左部メニューより[リストビューボタンレイアウト]をクリックします。
「リストビューボタンレイアウト」画面へ遷移したら、現在使用しているレイアウト設定の[編集]をクリックします。 - 「検索レイアウトの編集」画面へ遷移したら、「利用可能なボタン」一覧から下記を選択し、[追加]をクリックします。
- 利用可能なボタン:文書一括作成
- 利用可能なボタン:文書一括作成
- ボタンが追加されたら、[保存]をクリックします。
- 設定完了を確認します。
freeeサインパッケージを開き、対象オブジェクトを開き、[文書一括作成]ボタンが配置されていたら完了です。