freeeサイン文書である「FS契約」を作成する方法のうち、「テンプレートから作成」機能を使用して「FS契約」を作成します。
この機能を使用することで、freeeサインで作成したテンプレートを使用して、Salesforceで文書を作成することが可能です。
また、一度取り込んだテンプレートをfreeeサインで修正した場合も、本ページ「②テンプレートを取り込む」の操作を行ってください。
次のプランでは、オプション機能を追加することで本機能を利用することができます。
- 法人向けプラン:Advanceプラン、Enterpriseプラン(旧Light Plusプラン、旧Proプラン、旧Pro Plusプラン)
- 個人事業主向けプラン:なし
①事前準備 freeeサインにてテンプレートを作成する
Salesforceのfreeeサインアプリにて文書である「FS契約」を作成するため、事前にfreeeサイン上でテンプレートを作成しておきます。
②テンプレートを取り込む
- はじめに、「①事前準備」で作成したfreeeサインテンプレートをSalesforceのfreeeサインパッケージに取り込みます。
freeeサインアプリのナビゲーションバーから[FSテンプレートを取り込む]をクリックします。 - 手順①で作成したテンプレートが一覧表示されるため、使用するテンプレートのレコードを選択し、[FSテンプレートを取り込む]をクリックします。
- 「FSテンプレート」項目にIDが附番されるため、これをクリックし「FSテンプレート」レコードの編集を行います。
- 「FSテンプレート」のレコード詳細画面へ遷移したら、この時点では「ステータス:1.無効」となっておりまだテンプレートを使用できない状態であるため、テンプレートの有効化を行い「ステータス:2.有効」へ更新します。
※「ステータス」項目の「編集マーク(鉛筆マーク)」から手動での編集は行わないでください。 - 次にテンプレート上の入力項目に、マッピング設定を行います。
マッピング設定を行うことで、FS契約上の入力項目を自動入力することが可能となります。
「FSテンプレート」のレコード詳細画面上の[FSテンプレート項目マッピング]をクリックします。 - 「テンプレート項目マッピング設定」画面が表示されたら、必要事項を選択します。
- Salesforce対象オブジェクト:本テンプレートでFS契約を作成する際、データのコピー元として使用するオブジェクトを選択
- Salesforce対象オブジェクト:本テンプレートでFS契約を作成する際、データのコピー元として使用するオブジェクトを選択
- 各入力項目に対しマッピング設定を行います。
画面上「FSテンプレート項目名」列に、本テンプレート上に配置されている入力項目が表示されており、それらに対応する「Salesforce対象項目」列に、手順⑥で選択したオブジェクトの項目を選択します。
※マッピング設定は全項目に対して行う必要はなく、マッピング可能な項目のみ設定してください。
※マッピング設定を行った項目に関しても、後から入力内容を手動修正することが可能です。
例:
②「FSテンプレート項目:会社名」に③「Salesforce対象項目:取引先名」をセットすることで、①「取引先オブジェクト」を元に本テンプレートでFS契約を作成した際、②「会社名」項目には①「取引先オブジェクト」の③「取引先名」の値が自動でセットされます。
- 必要事項を設定したら、[テンプレート項目マッピング設定]をクリックします。
- 「FSテンプレート」のレコード詳細画面へ遷移したら、「ステータス:2.有効」になっていることを確認します。
「2.有効」状態となることで、このテンプレートを使用したFS契約作成が可能となります。
③「FS契約」を作成する
- 設定したテンプレートを使用して、FS契約を作成します。
freeeサインアプリのナビゲーションバーから、「②テンプレートを取り込む」でマッピング設定を行ったオブジェクトを開きFS契約を作成したいレコードを選択します。 - レコード詳細画面へ遷移したら、[FS契約作成]をクリックします。
- はじめに、使用するテンプレートを選択します。
「FS契約作成」画面が表示されたら、「テンプレートから作成」タブを選択し、「②テンプレートを取り込む」で設定したテンプレート行の[選択]をクリックします。 - 次に、作成するFS契約のfreeeサイン上での保存先を選択します。
下記必要事項を選択し、[FS契約作成]をクリックします。- フォルダ名:本操作で作成された文書を保存するfreeeサイン上のフォルダ
- フォルダ名:本操作で作成された文書を保存するfreeeサイン上のフォルダ
- 「FS契約レコード詳細」画面へ遷移したら、FS契約レコードが作成されているので、未入力の入力項目の入力や、送信オプションを設定し、送信へ進みます。
【画面の説明】-
詳細-文書タイトル
- (修正可能)文書タイトル:作成した文書のタイトル。お客様へ通知される文書名となります。
- (修正可能)文書タイトル:作成した文書のタイトル。お客様へ通知される文書名となります。
-
詳細-基本情報
本レコードや文書に関する基本情報エリア- (修正可能)FSフォルダ名:本FS契約が保存されるfreeeサイン上のフォルダ名
- (表示のみ)送信者人数:本文書を送信する対象人数
- (修正可能※)有効期限:送信した文書の署名・合意期限
※修正は本画面ではなく別画面で行います。 - (表示のみ)リンク:freeeサイン文書リンク
- (表示のみ)ステータス:文書の作成状況
- (表示のみ)FS契約種別:「1:FS契約_テンプレート」「2:FS契約_ファイル」「3:FS契約_締結済み」「4:freeeサイン取り込み」
- (表示のみ)FSテンプレート:FSテンプレートオブジェクトの対象レコードへのリンク
- (表示のみ)FS契約:FS契約オブジェクト内において本レコードに附番される値
-
詳細-送信オプション
文書送信に関するオプションを設定するエリア
- (表示のみ)署名方法:「電子サイン」「電子署名」
- (修正可能)送信パスワード暗号化:送信文書に設定するパスワード
- (修正可能)送信宛先Cc対象者1~5:FS契約送信時、CCとしてアドレスを設定する項目
-
詳細-送信時メッセージ
- 文書送信に関するオプションを設定するエリア
- (修正可能)メッセージ:FS契約送信時に通知できるメッセージを設定する項目
- (修正可能)契約書承認依頼キャンセルメッセージ:送信キャンセル時に通知できるメッセージを設定する項目
- (修正可能)再送信メッセージ:FS契約再送信時に通知できるメッセージを設定する項目
-
詳細-各種日付
本レコード更新時のタイムスタンプが記録されるエリア -
詳細-文書レコード作成元
本レコード作成時に参照元となったオブジェクトが記録されるエリア
※表示させるためには「freeeサイン設定」機能で設定が必要です。詳細は「freeeサイン for Salesforce 基本操作-5.レイアウト設定を行う」をご参照ください。 -
文書作成
FS契約を操作するコンポーネント。値の入力や修正、送信、締結などを行います。 -
文書送信オプション
文書送信時に設定可能なオプションを管理するコンポーネント。詳細は「文書の送信」のセクションをご参照ください。 -
FS契約関連ファイル
FS契約の作成を行い実際に作成される文書ファイルを管理するコンポーネント。締結前の文書や署名後の文書、また、締結後に発行される締結情報などを管理します。
-
詳細-文書タイトル
- FS契約の入力項目を設定する。
「FS契約レコード」画面の「文書作成」コンポーネントから[編集]をクリックします。 - 「文書作成」画面が表示されたら、必要事項を入力します。
- 文書入力項目:未入力の項目は入力します。また、マッピング済みの項目も修正が必要な場合はこの画面より修正します。
- 送信先メールアドレス:FS契約を送信する相手先のメールアドレスを入力します。
- 必要事項を入力したら、[保存]をクリックします。
- 入力内容の設定が完了です。
[保存]クリック後、[文書作成]をクリックすることで、FS契約の入力内容が確定されます。
入力内容を修正する可能性がある場合、または、送信メッセージ等を設定する場合は、[文書作成]は押さずに、画面右上[×]をクリックし画面を閉じます。 - 必要に応じて、「送信オプション」や「送信メッセージ」等を設定します。
※必須ではないため、必要に応じて設定を行います。 - 「FS契約レコード」画面の「文書作成」コンポーネントから[作成]をクリックします。
※このタイミングでfreeeサイン上には文書が作成されます。
※これ以降のタイミングでは、FS契約上の入力内容を修正することは不可となります。 - [作成]クリック後、下表の通り更新されます。
番号 箇所 更新内容 ① リンク freeeサイン上に作成された文書ページへのリンクが更新される ② ステータス 「未作成」から「作成中」へ更新される ③ 送信ボタン 「送信」ボタンが活性化する
※「編集」ボタンが活性化しますが、ここで修正できる項目は「送信先メールアドレス」のみです。
④「FS契約」を送信する
- FS契約を送信します。
各所設定が完了したら、「文書作成」コンポーネントから[送信]をクリックします。 - 「文書作成」画面へ遷移したら、必要オプションにチェックを入れ、[文書送信]をクリックします。
- 参考ヘルプページ:文書の送信
- 参考ヘルプページ:文書の送信
- [文書送信]クリック後、下表の通り更新されます。
番号 箇所 更新内容 ① 署名期限 署名期限が更新される ② ステータス 「作成中」から「確認待ち」へ更新される ③ 「再送信」「キャンセル」ボタン 「再送信」「キャンセル」ボタンが表示される
④ 「FS契約関連ファイル」コンポーネント 文書ファイルが更新される
- FS契約の送信に関して、「再送信」「キャンセル」を行う場合は、「文書作成」コンポーネントから[再送信][キャンセル]をクリックします。
⑤「FS契約」を締結する
- 受領者の署名・合意後、FS契約を締結します。
受領者の署名・合意後、下表の通り更新されます。番号 箇所 更新内容 ① ステータス 「確認待ち」から「要確認」へ更新される ② 「締結」「却下」「文書取得」「添付ファイル」ボタン 各ボタンが表示される。
- 締結:署名・合意内容に問題がなく、文書を締結する
- 却下:署名・合意内容に問題があり、締結キャンセルする
- 文書取得:受領者が署名した内容が反映された文書ファイルを取得する
- 添付ファイル取得:本人確認資料など受領者が添付したファイルを取得する
- 署名内容に問題がないことを確認するため、署名済み文書を確認します。
「FS契約関連」コンポーネントから[文書取得]をクリックします。 - 「FS契約関連ファイル」コンポーネントから[FS関連ファイルID]をクリックします。
- 「FS契約関連ファイル」画面へ遷移したら、ファイル欄にダウンロード済みの文書ファイルが保存されているため、これをクリックします。
※ファイルは取得日の降順で表示されます。
※文書ファイルの更新日時を確認して、ファイル選択する場合[すべて表示]をクリックします。
「最終更新」項目にファイルの更新日時が記載されます。 - 署名・合意内容に問題がないことを確認したら、[締結]をクリックします。
- [締結]クリック後、下表の通り更新されます。
番号 箇所 更新内容 ① ステータス 「要確認」から「完了」へ更新される ② 「FS契約関連ファイル」コンポーネント 文書ファイルが更新される
※締結済み文書に加え電子契約締結情報が保存されます。
⑥「FS契約」を管理する
「②テンプレートを取り込む」~「③「FS契約」を作成する」で作成した「FS契約」は「FS契約オブジェクト」にて、一覧で確認が可能です。