帳票をメール送付する際の宛先は、取引先マスタやPublic APIなど複数の方法で設定が可能です。
複数の設定が混在する場合には、どの設定から宛先が設定されたかわかるよう注意喚起されることがあります。
最終的な宛先が想定通りであれば、注意喚起された場合でも対処は不要です。
※本ページでは郵送代行の宛先の詳細については扱っておりません。
複数のメールアドレス設定が混在する場合の優先順位
帳票の送付先は取引先マスタ(To)、メールテンプレート(CC)、Public APIおよびAPIを用いたアプリ(To、CC)を活用して、帳票作成時に自動で設定することができます。
これらの設定が混在する際に、どのアドレスが使用されるかの優先順位は以下の表の通りです。
宛先 種別 |
取引先マスタ (To) |
メールテンプレート (CC) |
Public API 連携元 |
帳票送付時に 設定される宛先 |
---|---|---|---|---|
To | あり | To設定不可 | あり | API送信元のTo情報 |
To | なし | To設定不可 | あり | API送信元のTo情報 |
To | あり | To設定不可 | なし※ | freeeの取引先マスタのTo情報 |
To | なし | To設定不可 |
なし※ |
なし |
CC | CC設定不可 | あり | あり | API送信元のCC情報 |
CC | CC設定不可 | なし | あり | API送信元のCC情報 |
CC | CC設定不可 | あり | なし※ | freeeのメールテンプレートのCC情報 |
CC | CC設定不可 | なし | なし※ | なし |
※新規作成・複製・変換・作成予約を行う際には、過去にfreee for Salesforceで送信されたTo, CCのメールアドレスは、コピーされません。そのため複製・変換・作成予約の際は、上表の「Public API連携元」列が「なし」の場合の挙動になります。
Public API経由で帳票を作成し、Public APIのパラメータとして宛先が送信される場合には、APIの値が他よりも優先されます。
一方で、空(null)でAPI連携を行う場合は取引先マスタの値が利用される等、その限りではありません。
freee上で手動での新規作成、複製・変換・作成予約を行う場合には、freeeの取引先マスタ・メールテンプレートのTo, CCの値が利用されます。
組み合わせごとの挙動については上記の表をご参照ください。
具体例を示すと以下の通りです。
宛先 種別 |
取引先マスタ (To) |
メールテンプレート (CC) |
Public API 連携元 |
帳票送付時に 設定される宛先 |
---|---|---|---|---|
To | tanaka@example.com | To設定不可 |
tanaka@example.com |
tanaka@example.com |
To | null(データなし) | To設定不可 |
tanaka@example.com |
tanaka@example.com |
To | tanaka@example.com | To設定不可 | null(データなし) | tanaka@example.com |
To | null(データなし) | To設定不可 | null(データなし) | null(データなし) |
CC | CC設定不可 | sato@example.com |
sato@example.com |
sato@example.com |
CC | CC設定不可 | null(データなし) |
sato@example.com |
sato@example.com |
CC | CC設定不可 | sato@example.com | null(データなし) |
sato@example.com |
CC | CC設定不可 | null(データなし) | null(データなし) | なし |
送付時に表示される注意喚起文
帳票を単体で送付する場合、もしくは一括で送付する場合の注意事項欄には以下のようなメッセージが表示されます。
それぞれの詳細と対応方法を参照し、適切な送付先を設定してください。
メッセージ | 表示理由・対応方法 |
---|---|
宛先のメールアドレスを入力してください。 |
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API連携により作成された帳票です。API連携元で登録したメールアドレスが送付先として指定されています。変更する場合、連携元で変更し再度データ連携するか、手動で変更し送付してください。 (単体送付の場合に表示) |
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API連携により作成された帳票です。API連携元で登録したメールアドレス宛に送付されます。 (一括送付の場合に表示) |
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