freee for Salesforceを利用することで単一・複数問わず、任意のアドレスを帳票送付時のTo, CCとして設定することができます。
宛名は別途設定する必要があります。
目次
設定方法について
- 「freee請求オブジェクト連携→請求書→基本設定→freee請求書作成時の項目連携用の高度な設定」にある以下の項目から設定します。
項目名 設定方法 To 請求書 送付先 (To) API参照名 Salesforce上の To 情報を保持するフィールドを紐付けます。 CC 請求書 送付先 (Cc) API参照名 Salesforce上の CC 情報を保持するフィールドを紐付けます。 設定例:
- 紐付けた(To, CCを保持している)フィールドにメールアドレスを入力します。
- 複数のメールアドレスを利用する場合
"tanaka@example.com,yamada@example.com"のようにカンマ区切りで一つの文字列にする必要があります。
※カンマの後に半角スペース等は不要です。
このフォーマットに加工する方法は様々ですが、Salesforceの機能(レコードトリガーフロー等)を用いることが考えられます。Salesforceの機能についてはfreeeでのサポート対象外のため、Salesforceのヘルプを確認してください。またはSalesforceのサポートにご連絡ください。
- 複数のメールアドレスを利用する場合
- 帳票を作成します。
- 帳票を作成すると、freeeで送付を行う際のTo, CCが、Salesforceから連携したメールアドレスで上書きされます。
商談オブジェクト(またはそれ以外の帳票発行元オブジェクト)のフィールドを連携することで、各案件の受信者を自動で仕分けることなどが可能です。
※APIからTo, CCを連携する場合、宛先が変更されていることを示すため注意事項が表示されることがあります。注意事項の内容や挙動の詳細につきましては、「帳票メール送付の宛先設定と注意事項の詳細」をご覧ください。
- 帳票を作成すると、freeeで送付を行う際のTo, CCが、Salesforceから連携したメールアドレスで上書きされます。
他のメールアドレス設定がある場合の優先順位について
帳票の送付先は取引先マスタ(To)やメールテンプレート(CC)、freee for Salesforce(API)を活用して設定することもできます。
複数の設定が混在する場合の挙動については、「帳票メール送付の宛先設定と注意事項の詳細」をご参照ください。
一括作成・合算請求書を作成する場合の挙動
# | 帳票作成方法 | 挙動 |
---|---|---|
1 | 合算せずに一括作成をする場合 (1商談1請求書を複数件一括で作成する場合) |
商談ごとのTo (CC) 情報が連携される |
2 | 一通の合算請求書を作成する場合 (複数商談で1請求書を作成する場合) |
帳票・取引作成タブで、合算対象となる 複数商談の表示順で先頭 (一番上)の商談に設定した To (CC) 情報が連携される |
3 | 複数の合算請求書を一括作成する場合 (複数商談からなる合算請求書を複数作成する場合) |
帳票・取引作成タブで、合算請求書毎の 合算対象となる複数商談の表示順で先頭(一番上)の商談に設定した To (CC) 情報が連携される |
下記では、以下設定を例として説明します。
例:Toのアドレスがそれぞれ以下で設定されている。
- 商談A:aaa@freee.co.jp
- 商談B:bbb@freee.co.jp
- 商談C:ccc@freee.co.jp
- 商談D:にはddd@freee.co.jp
合算せずに一括作成をする場合
合算せずに一括送付した場合、商談Aにはaaa@freee.co.jp、商談Bにはbbb@freee.co.jpという送付先がそれぞれ設定されることになります。
一通の合算請求書を作成する場合
名前でソートし、A→Bの並び順で合算請求書を作成すると、合算請求書にはAのアドレス(aaa@freee.co.jp)が使用されます。
また、別の項目(請求日など)でソートし、B→Aの並び順で合算請求書を作成すると、合算請求書にはBのアドレス(bbb@freee.co.jp)が使用されます。
複数の合算請求書を一括作成する場合
名前順にA→B→C→Dとソートした上でAとD、BとCが合算される場合、以下挙動となります。
- A+Dの合算請求書:Aのアドレス(aaa@freee.co.jp)が使用されます。
- B+Cの合算請求書:Bのアドレス(bbb@freee.co.jp)が使用されます。
また、請求請求日順に例えばD→C→B→Aとソートされた上で合算される場合、以下挙動となります。
- A+Dの合算請求書:Dのアドレス(ddd@freee.co.jp)が使用されます。
- B+Cの合算請求書:Cのアドレス(ccc@freee.co.jp)が使用されます。
商談名(A、B、C、D)や請求日(12/1, 12/2, 12/3, 12/4)のようなソートの基準にした項目の値が異なる場合、並び順の先頭のレコードの値が使用されます。
また、ソートの基準になる値(合算対象すべての請求書の請求日など)が同じ場合は、順番は保証されません。
その他の注意点について
本設定が適用される範囲
本機能はメールアドレス情報を連携する機能です。
設定したメールアドレスに対応する宛名を設定する場合には別途freee for Salesforce、及びSalesforceの機能を利用した設定が必要となるのでご留意ください。
freeeで新規作成、複製、変換、作成予約を行う際の宛先
freee for Salesforceで過去に送信されたTo, CCのメールアドレスは、新規作成・複製・変換・作成予約を行う際にはコピーされません。
取引先マスタ(To)及びメールテンプレート(CC)にメールアドレスが設定されている場合には、それらのメールアドレスが利用されるのでご留意ください。
詳細は「帳票メール送付の宛先設定と注意事項の詳細」をご参照ください。