本機能で、プロジェクトごとの原価を自動計算・集計し、仕訳データを生成できます。
本機能でできること
1. 労務費計算条件の設定
- 労務費以外の経費の集計有無
2. プロジェクト原価の計算
- 従業員ごとの工数データの取得
- 給与データに基づく分間コストの計算
- プロジェクトごとの実際原価と標準原価の算出
3. データの保存と再利用
- 設定した計算条件の保存
- 次回実行時の初期値として使用
手順
- メニューを選択します。
[原価計算アドオン]→[仕掛振替]をクリックします。 - 計算条件を設定します。
出力したいデータにあわせて設定を行います。
項目 内容 1.集計期間
(開始日・終了日)原価計算を行う範囲を設定します。
- 例:月次決算を行っている場合は、1/1〜1/31 と入力
2.プロジェクトステータス
(すべて/運用中/運用終了)計算対象としたいfreee工数管理のプロジェクトステータスを選択します。
基本的には運用中(プロジェクトがまだ終わっておらず、売上計上がされていない)を選択する想定です。
3.労務費の対象
(簡易設定/カスタム)freee人事労務の給与データのうち、労務費対象となる項目を選択できます。
カスタムでは、計算対象としたい項目名を入力することで柔軟に計算が可能です。※「5.利用する単価」で標準単価を設定する場合は入力は必須ではありません。
4.労務費用勘定科目 振替元になる勘定科目名を入力します。
※「5.利用する単価」で標準単価を設定する場合は入力は必須ではありません。
5.利用する単価
(実際単価/標準単価)仕訳データを生成する際、freee工数管理に登録されている標準単価を利用するか、freee工数管理とfreee人事労務のデータをかけ合わせた実際単価を利用するかを選択します。 - 結果を確認し、活用します。
決定を押すと、仕掛振替仕訳シートが自動生成されます。
金額が問題ないか確認後、csvダウンロードし、freee会計に取り込めば仕訳データの登録が完了します。 - 振替前の勘定科目、及びその金額を把握したい場合は[原価計算アドオン]→[詳細設定]で「2. 原価内訳設定」を「利用する」に変更します。
変更すると、勘定科目名の前に「仕掛」をつけた状態で、品目タグを自動生成、勘定科目別に振替仕訳を生成します。
- 仕掛振替機能利用時に取得するfreee会計の仕訳データは、PL科目(費用科目)です。BS科目は集計対象にならないのでご注意ください。
- 実際単価で計算をする場合、freee人事労務の給与の締め日と工数管理の締め日が一致していることが前提となります。
締め日が異なっている場合、残業代を労務費の対象から除外することをおすすめします。