本機能で、プロジェクトごとの原価を自動計算・集計し、仕訳データを生成できます。
本機能でできること
1. 労務費計算条件の設定
- 労務費以外の経費の集計有無
2. プロジェクト原価の計算
- 従業員ごとの工数データの取得
- スプレッドシートのタブ「詳細データ」で従業員ごと、プロジェクトごと、日ごとの工数データを確認できます。
- 給与データに基づく分間コストの計算
- スプレッドシートのタブ「従業員ごと集計」で分単価を確認できます。
- プロジェクトごとの実際原価と標準原価の算出
- スプレッドシートのタブ「プロジェクトごと集計」で実際原価と標準原価の算出結果を確認できます。
3. データの保存と再利用
- 設定した計算条件の保存
- 次回実行時の初期値として使用
用語の説明
- 稼働時間(分)
- freee工数管理に登録されている工数実績時間の分数
- 生産時間(分)
- freee工数管理に登録されている生産実績時間の分数
- 実際労務費
- 「従業員ごと集計」シートでは、支払額と残業代と控除額の合計金額を表示します
- 分単価を算出するための事前集計となります
- 分単価
- 仕掛振替実行の条件3.利用する単価として標準単価を選択した場合
- 工数管理で登録している標準単価を利用します
- 仕掛振替実行の条件3.利用する単価として実際単価を選択した場合
- 実際労務費を稼働時間で割った値
- 仕掛振替実行の条件3.利用する単価として標準単価を選択した場合
- 実際労務費小計
- 「プロジェクトごと集計」シートでは、分単価×生産時間を集計した金額を表示します
仕掛振替仕訳の手順
- メニューを選択します。
[原価計算アドオン]→[仕掛振替]をクリックします。 -
計算条件を設定します。
出力したいデータにあわせて設定を行います。項目 内容 1.集計期間
(開始年月・終了年月)原価計算を行う範囲を設定します。
- 例:月次決算を行っている場合は、開始年月 2025/1、終了年月 2025と入力
2.プロジェクトステータス
(すべて/運用中/運用終了)計算対象としたいfreee工数管理のプロジェクトステータスを選択します。
基本的には運用中(プロジェクトがまだ終わっておらず、売上計上がされていない)を選択する想定です。
3.労務費の対象
(簡易設定/カスタム)freee人事労務の給与データのうち、労務費対象となる項目を選択できます。
カスタムでは、計算対象としたい項目名を入力することで柔軟に計算が可能です。※「5.利用する単価」で標準単価を設定する場合は入力は必須ではありません。
4.労務費用勘定科目 振替元になる勘定科目名を入力します。
※「5.利用する単価」で標準単価を設定する場合は入力は必須ではありません。
5.利用する単価
(実際単価/標準単価)仕訳データを生成する際、freee工数管理に登録されている標準単価を利用するか、freee工数管理とfreee人事労務のデータをかけ合わせた実際単価を利用するかを選択します。 - 結果を確認し、決定を押します。
仕掛振替仕訳シートが自動生成されます。
金額が問題ないか確認後、csvダウンロードし、freee会計に取り込めば仕訳データの登録が完了します。
簡易項目はこちら
| 仕掛振替の実行条件 | 人事労務:給与明細の項目 | 人事労務:給与明細の項目(画面) |
|---|---|---|
| 支給項目 | 基本給、残業代、通勤手当等 | |
| 時間外労働項目 | 法廷内残業、時間外労働、休日労働、深夜労働等 | |
| 控除項目(会社負担分) | 健康保険、厚生年金、雇用保険等 | |
| 控除項目(従業員負担分) | 健康保険、厚生年金、雇用保険等 | |
| 勤怠控除項目 | 遅刻早退控除・欠勤控除等 |
カスタム項目を利用する場合のよくあるご質問
Q1. 給与明細に表示している月給や日給を指定したいのにカスタム項目で指定しても出てこないのですが、どうしたらいいですか。
A1. 基本給を指定してください。
月給や日給は、基本給を画面表示上変更しているのみで、データとしては基本給を取得しているためです
Q2. カスタム項目で控除項目の会社負担分を取得するにはどうしたらいいですか
A2. 項目名の後ろに(会社負担分)と入力してください。
例:
- 健康保険料(会社負担分)
- 厚生年金保険料(会社負担分)
- 子ども・子育て拠出金(会社負担分)
- 雇用保険料(会社負担分)
Q3. カスタム項目で、勤怠控除項目を取得するにはどうしたらいいですか
A3.「欠勤控除」「遅刻早退控除」をご指定ください(給与明細画面の勤怠控除下にある項目となります)
本金額は、「従業員ごと集計」のタブにおいては、支払額の列で控除計算がされて出力結果が確認できます。
例:
- カスタム項目で「基本給」と「欠勤控除」を指定した場合
- 従業員ごと集計の支払額=基本給-欠勤控除 の金額となっております
原価内訳設定
振替前の勘定科目、及びその金額を把握したい場合は[原価計算アドオン]→[詳細設定]で「2. 原価内訳設定」を「利用する」に変更します。
変更すると、勘定科目名の前に「仕掛」をつけた状態で、品目タグを自動生成、勘定科目別に振替仕訳を生成します。
- 仕掛振替機能利用時に取得するfreee会計の仕訳データは、PL科目(費用科目)です。BS科目は集計対象になりませんのでご注意ください。
- 実際単価で計算をする場合、freee人事労務の給与の締め日と工数管理の締め日が一致していることが前提となります。
締め日が異なっている場合、残業代を労務費の対象から除外することをおすすめします。
間接費配賦設定
間接費の配賦割合を設定したい場合は間接費配賦設定を行います。
前提として、freee工数管理の「プロジェクト」と、freee会計の「セグメントタグ」を紐づけることで、freee会計に登録されている「セグメントタグ」が付与されている仕訳を1プロジェクトでかかった直接費として自動集計することができます。
本機能では、1プロジェクトで集計された費用を間接費として、別のプロジェクトに配賦することが可能となります。
間接費配賦設定の有効化
[原価計算アドオン]→[詳細設定]で「3. 間接費配賦設定」を「利用する」に変更します。
間接費配賦設定画面での設定
-
間接費配賦設定を有効化すると、メニューの拡張機能→原価計算アドオンに[間接費配賦設定]が表示され、間接費配賦設定を行うことができます。
項目 内容 配賦元 配賦元プロジェクト(セグメントタグ)を1つ選択することができます。 配賦先 配賦先のプロジェクトを選択することができます。
間接費配賦設定画面を開くと、その時点ですべての存在するプロジェクト(セグメントタグ)が表示されます。
プロジェクト(セグメントタグ)については、プロジェクトステータス・日付(プロジェクトの期間内に入力された日付が含まれるプロジェクト)で絞り込みを行うことができます。配賦基準 配賦基準を選択することができます。
-
工数割合で配賦:
選択されたプロジェクトそれぞれの期間内工数を合計し、合計を分母、プロジェクトごとの工数を分子として割合を自動計算し、金額を配賦します。
期間は、仕掛振替時に設定する期間に準じます。 -
割合を直接指定:
選択されたプロジェクトに対し、直接数字を入力できます。
入力された数字から割合を自動計算し、金額を配賦します。
-
工数割合で配賦:
- 「仕掛振替仕訳の手順」と同様に、仕掛振替を実行します。
間接費配賦設定の編集・追加・削除
配賦設定は複数作成することもできます。
新たに間接費配賦設定を追加したい場合には[配賦設定を追加]、削除したい場合には[配賦設定の削除]をクリックします。
間接費設定をまとめて確認したいときには、スプレッドシートの[間接費配賦設定]シートを確認すると、設定値が一覧で表示されます。
間接費配賦設定シートから、設定値を直接編集することもできます。