プロジェクトが終了した際に、仕掛品から完成品への振替仕訳を自動生成することができます。
本機能でできること
1. 完成振替条件の設定
- 対象期間の指定(プロジェクト終了日基準)
- プロジェクトステータスの選択(全て/運用中/運用終了)
- 品目別集計の有無の設定
2. 仕掛品残高の取得
- freee会計からの残高データ取得
- プロジェクトごとの仕掛品残高集計
- 品目別の残高データ取得(オプション)
3. 振替仕訳の生成
- プロジェクトごとの完成振替仕訳作成
- 部門・セグメント情報の自動設定
- 品目情報の付与(必要な場合)
手順
- メニューを選択します。
[原価計算アドオン]→[完成振替]をクリックします。 - 条件を設定します。
完成振替を行いたいプロジェクトの、終了日が含まれている期間を選択します。例:月初に前月終了したプロジェクトの完成振替作業を行っている場合は、前月1日〜末日を選択します。
- 自動仕訳が作成されます。
システムが自動でプロジェクト別の累積仕掛残高を取得します。
プロジェクトごとの振替金額を計算し、仕訳データを生成します。
品目別の内訳を持つ設定を行っている場合は、振替時に品目別に金額計算を行います。
注意事項
完成振替は、累積の仕掛(BS科目)を取得し、振替処理を行います。
そのため、仕掛(BS科目)になっていない、プロジェクトに紐づく費用がある場合は、まず仕掛振替を行ってください。
例:2月1日開始、5月15日終了のプロジェクトの完成振替を行う場合
- 現在は6月2日
- 2月、3月、4月は仕掛計上済み
【手順①】
- 5月分の仕掛額計算を仕掛振替で行う
- [原価計算アドオン]→[仕掛振替]を利用
- この場合、プロジェクトステータスが「運用終了」になっているため、ステータス選択時は「すべて」を選択します。
【手順②】
- 5月に終了したプロジェクトの完成振替を行う
- [原価計算アドオン]→[完成振替]を利用
- この場合、期間を5月1日〜31日に設定、プロジェクトステータスは「運用終了」を選択します。