対象プラン
|
法人プラン | エンタープライズ |
個人プラン |
取得した固定資産の耐用年数や償却方法が、税法で求められるものと経済的実態が異なる場合、税務用と会計用の2種類のデータを管理する必要があります。
複数台帳機能では、固定資産登録時、または登録後に
会計用とは別の税務用の耐用年数・償却方法を設定することができます。
また、複数台帳機能は、freee会計のエンタープライズプランをご利用の場合、特に設定不要で使い始めることができます。
税務用情報の登録
新規で登録する固定資産で税務用情報を入力する場合
- [決算申告]メニュー → 固定資産台帳を開き、[固定資産を登録]ボタンをクリックします。
- [償却情報(台帳別)]の項目にある「会計台帳の内容と同期」チェックボックスのチェックを外し、税務用の「償却方法」や「耐用年数」などを入力します。
※ デフォルトでは「会計台帳の内容と同期」チェックボックスにチェックが入っています。このチェックが入った状態で固定資産を登録した場合、税務用の情報を表示すると、自動的に会計情報がコピーされて表示されます。
前年度以前に登録した固定資産の税務用情報を入力する場合
- [決算申告]メニュー → 固定資産台帳を開き、税務用情報を入力したい固定資産をクリックします。
- 画面右上の[編集]ボタンをクリックします。
- [償却情報(台帳別)]の項目にある「会計台帳の内容と同期」チェックボックスのチェックを外し、税務用の「償却方法」や「耐用年数」などを入力します。
※ このとき、会計台帳の内容は編集することはできません。
※ 既に税務情報を入力していて、年度締めを行っている場合(=前年度に税務情報を登録している場合)は税務情報を変更することはできません。
税務用情報の確認
固定資産台帳の各画面にて、税務と会計のそれぞれの情報を確認することができます。
すべての固定資産の税務情報を確認する場合
- [決算申告]メニュー → 固定資産台帳を開き、「台帳切替」プルダウンにて[税務台帳]を選択します。
- 確認したい項目に応じて「一覧切替」プルダウンを「簡易一覧」や「詳細一覧」へと変更します。
個別の固定資産の税務情報を確認する場合
- [決算申告]メニュー → 固定資産台帳を開き、税務用情報を確認したい固定資産をクリックします。
- [償却情報]項目の「台帳切替」項目にて[税務台帳]ボタンをクリックします。
参考:税務用情報を入力する例
(例)業務用のPCを20万円で購入した、法定耐用年数は4年であるものの、陳腐化が速く2年後には使えなくなることが予想される。
- [決算申告]メニュー → 固定資産台帳を開き、[固定資産を登録]ボタンをクリックします。
- [償却情報(台帳別)]の項目にある「会計台帳」にて「耐用年数」を4年と入力します。
- 画面右側の「税務台帳」にて「会計台帳の内容と同期」チェックボックスのチェックを外し、税務用の「耐用年数」を2年と入力し、固定資産を登録します。
参考:freee申告を利用している場合の連携について(アドバイザー向け)
2021年10月現在、freee申告の法人税・償却資産(2022年1月リリース予定、アドバイザーのみ)へ連携する固定資産台帳は会計台帳のみとなり、税務台帳を選択することができません。
今後のアップデートにて、エンタープライズプランをご利用の場合のfreee申告への連携は固定資産台帳の税務情報が参照されるようになる予定です。