※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
半休取得で生じた半日の休暇残数を時間休取得に利用できるか、または時間休取得で生じた残時間を半休取得に利用できるかどうかは、半休と時間休を「併用しない」または「併用する」という内部設定によって異なります。
それぞれの仕様とメリット、デメリットをご確認のうえ、必要な場合はサポートセンターに「半休と時間休を併用しない(または する)」よう、内部設定の変更をご依頼ください。
※ サポートセンターへのお問い合わせ方法は「 メールサポートを利用する(freee勤怠管理Plus) 」のヘルプページをご参考ください。
半休と時間休を「併用しない」
半休取得で生じた残日数(0.5日)は、半休だけで取得可能です。
時間休取得で生じた残時間は、時間休だけで取得可能です。
メリット | デメリット |
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付与された残数を残さず使えます。 | 残数が0.5日しか残っていない場合、時間休は取得できません。 |
残数が1日の場合、半休を取得した残りの0.5日を時間換算して1時間ずつ取得することはできません。そのため、後に付与された有休残数から先に、時間休が取得される場合があります。
半休と時間休を「併用する」
半休および時間休を取得した際の残数は、半休としても時間休としても取得可能です。
例:次のような状況の場合
- 日の契約労働時間:8時間
- 有休残数:1日(時間換算=8時間)
→ まず半休を取得し、残りの0.5日を1時間ずつ計4時間取得、といった組み合わせでの取得方法が可能です。
メリット | デメリット |
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上記例のように、柔軟に半休や時間休を取得できます。 |
日の契約労働時間が奇数の場合は、時間休の残数が分単位で残ります。 分単位の残数は時間休で取得できませんので取得できないまま残ってしまいます。 例えば、以下の状況の場合、時間休として3時間取得すると、0.5時間(30分)の残数が残りますが、これは取得できません。
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「併用する」から「併用しない」に設定変更する場合
「併用する」から「併用しない」に設定変更すると、残日数不足エラーや休暇残数が変わる場合がありため、注意が必要です。
以下に事例を紹介します。
休暇残数不足エラーになるケース
例:次のような設定状況の場合
- 半休と時間休を「併用する」
- 日の契約労働時間:8時間
- 有休残数:1日(時間換算=8時間)
- 半休を0.5日取得
- 時間休を4時間取得
→ 半休と時間休を「併用しない」設定に変更すると、以下の休暇残数不足エラーが生じます。
【変更前(併用する)】
半休取得後の有休残数0.5日から4時間の時間休を取得でき、有休残数は0の状態です。
- 時間休取得後の有休残数:0日
【変更後(併用しない)】
半休取得後の有休残数0.5日から時間休の取得ができなくなるため、有休残数にマイナス値が生じます。また、時間休を取得した日がエラー勤務になります。
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時間休取得後の有休残数:0.5日 / -4時間)
画面上部に「この勤務はエラー勤務となっています。(休暇残数を超えて休暇取得されています。)」というエラーメッセージが表示されます。
休暇残数が変わるケース
例:次のような設定状況の場合
- 半休と時間休を「併用する」
- 日の契約労働時間:7時間
- 有休残数1(有効期間2020年1月1日~2021年12月31日):0.5日(時間換算=3.5時間)
- 有休残数2(有効期間2021年1月1日~2022年12月31日):10日
- 時間休3時間を、2021年12月31日に取得
→ 半休と時間休を「併用しない」設定に変更すると、休暇残数が変わります。
【変更前(併用する)】
- 時間休は有休残数1から消化されます(3.5時間-3時間=残数30分)。
※ 残数30分は分単位となるため時間休として取得できません。 - 有休残数2からは消化されませんので、残数10日が残ります。
有休残数1+有休残数2の結果、有休残数は以下のように表示されます。
- 時間休取得後の有休残数:10日 / 30分
【変更後(併用しない)】
- 有休残数1からは消化されませんので、残数0.5日が残ります。
- 有休残数2から時間休が消化されます(10日-3時間=残数9日4時間)。
有休残数1+有休残数2の結果、有休残数は以下のように表示されます。
- 時間休取得後の有休残数:9.5日 / 4時間