※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
割増残業集計機能を利用し通常の残業時間から割増残業時間として計上された時間を、「代替休暇」として休暇に換算し、取得させる設定を行なうことができます。
また、雇用区分毎に設定が可能です。
※ 割増残業集計機能については、「月45時間 / 月60時間超過の割増残業集計方法(割増残業集計機能)」のヘルプページをご参照ください。
確認事項
次の4点の設定を満たしていることが前提となります。
- 設定 > その他 > オプション >「勤怠管理設定」カテゴリ >「割増残業集計機能」
「1段階の割増し残業を使用する」または「2段階の割増し残業を使用する」が選択されている - 設定 > スケジュール > 休暇区分設定 > 代替休暇の[編集]>「時間単位休暇」
「使用する」または「使用する(最大1~5日分)」が選択されている - 設定 > 従業員 > 雇用区分設定 または 従業員設定にて「日の契約労働時間」が設定されている
-
「代替休暇機能」を使用している
※ 代替休暇機能の使用/不使用の切り替えは、サポートセンターでの内部設定が必要になります。「メールサポートを利用する(freee勤怠管理Plus)」のヘルプページを参考に、サポートセンターへ「代替休暇機能の使用」の旨をご連絡ください。
- 「割増残業1を代替休暇対象とする」「割増残業2を代替休暇対象とする」「割増残業1、2を代替休暇対象とする」のいずれかを選択していただきます。
- 「代替休暇を割り当てる休暇種別」を選択していただきます。
詳細
設定 > 従業員 > 雇用区分設定 >「月の時間外集計」カテゴリ >「割増残業」にて、次の3項目を入力します。
- 割増し開始時間:
指定した時間外労働の月合計が設定値を超過した場合に、「割増残業」として別集計します。 -
代替休暇換算率(%):
別集計された割増残業時間を代替休暇に振り替える率を設定します。
-
割増し優先順位:
割増開始時間を超えた日に、「割増対象項目」に選択された労働時間が複数存在する場合、どの項目から先に割増残業時間に計上するかを選択します。
画面最下部[登録]ボタンをクリックします。
勤怠データ再計算を行うことで、過去の集計値にも反映されます。
全メニュー > 休暇管理 > 代替休暇付与対象者 にて、次の2項目を設定します。
※ なお、「代替休暇付与対象者」タブは、サポートセンターで作業完了後に表示されます。
- 代替休暇付与時間
- 付与日
「付与」をチェックし、[代替休暇付与]ボタンをクリックすることで休暇が付与されます。
※ 「備考」欄にはエラーメッセージが表示されます。対象者に「雇用区分設定「日の契約労働時間」または従業員設定「日の契約労働時間」を設定してください。」というメッセージが表示され、付与を行うことができません。
注意点
- 「代替休暇機能」で指定した休暇区分については、年度末に時間単位の休暇を切り上げる機能が使用できなくなります。
-
休暇として付与されるのは割増残業分のみになります。通常の残業時間・深夜残業時間に集計された分は支払いが必要です。
- 本機能では、休暇として付与された残業時間が日中・深夜のいずれかに該当するかの確認ができません。そのため、カスタムレイアウトしたCSV出力にて「代替休暇付与時間」「代替休暇換算済時間」などを参照いただき、給与計算時の編集にて対応が必要となります。
※ 変形労働時間制には未対応となります。
- 本機能では、休暇として付与された残業時間が日中・深夜のいずれかに該当するかの確認ができません。そのため、カスタムレイアウトしたCSV出力にて「代替休暇付与時間」「代替休暇換算済時間」などを参照いただき、給与計算時の編集にて対応が必要となります。
- 代替休暇の付与希望については、freee勤怠管理Plus上で申請を行う機能がありません。 代替休暇の付与を希望する場合には、別途本システム以外で従業員から付与希望の申請等を行う必要があります。
- 仕様上は時間単位にて入力しますが、原則「0.5日」または「1日」単位で付与・取得が必要です。 休暇付与時は「0.5日」または「1日」に換算した時間数を入力してご対応ください。
- 原則「割増残業発生月の翌月初日から2ヶ月以内」に取得が必要ですが、有効期限に応じて取得不可とする機能はありません。