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「アラート通知」の通知対象になる条件を解説します。
通知機能の仕様
- 通知タイミング設定で設定された時刻に「通知対象データ」が存在する場合に通知が行われます。
- 「通知対象データ」が作成されるのは、「サマリデータ」が作成されたタイミングになります。
「サマリデータ」とは
「サマリデータ」とは、月ごとに集計された所定、所定外、残業などの勤怠データを指します。
「通知対象データ」が作成される条件
次の「①」または「②」の後に「サマリデータ」が作成(再作成)され、かつ、アラート条件に合致すると「通知対象データ」が作成されます。
-
① 勤怠データに変更 または 集計範囲に変更がある場合
- 勤怠データ編集や申請承認(「備考」など勤怠実績に関係ない部分だけを変更したケースも含む)
- 設定 > その他 > オプション にて、「月の表示範囲」を変更
- インポート機能で勤怠データを変更
- 設定 > その他 > 勤怠データ再計算 にて、勤怠データ再計算を実行
- 従業員の退職日を入力
- ② アラートの設定自体を変更した場合
「サマリデータ」が作成されるタイミング
-
① 管理画面からの操作で意図的に行えるもの
- 設定 > その他 > 勤怠データ再計算 にて、勤怠データ再計算を実行
-
② システムで自動的に行われるもの
- 月別データの画面を表示したとき(サマリデータが存在しない場合)
- タイムカード画面を表示したとき(サマリデータが存在しない場合)
- 夜間の定例バッチ(サマリデータが存在しない場合)など
※ 「②」はシステムが必要なタイミングでのデータ削除と再計算を行っており、全てのパターンをあげることができません。
アラート通知が出る場合・出ない場合の例
【実績】
1日に1時間残業、次のような勤怠があると仮定します。
日付 | 残業(累計) |
---|---|
12/1 |
1 |
12/2 | 2 |
12/3 | 3 |
12/4 | 4 |
12/5 | 5 |
上記を踏まえ、12/6の勤怠データが作成された場合の挙動を以下で確認します。
※ 12/7は何もしない。
No | パターン | 操作 | 状態 | 通知 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
サマリ データ |
通知対象 データ |
12/6 | 12/7 | ||||
1 | 12/6に勤怠データを作成(18:00) | 12/6の退勤打刻を行う | ○ | ○ | ○ | - | 退勤打刻が行われたタイミングでサマリデータが作成され、通知対象データも作成される |
2 |
アラート設定を変更 | アラート設定を変更 | ○ | 削除 | - | - | アラート設定を変更したタイミングで、通知対象データが削除される |
勤怠データの変更なし | - | - | |||||
3 |
アラート設定を変更 | アラート設定を変更 | ○ | 削除 | ○ | - | アラート設定を変更したタイミングで、通知対象データが削除される |
勤怠データ再計算実施 | 勤怠データ再計算実施 | ○ | ○ | 勤怠データ再計算によりサマリが作成されることで、通知対象データが作成される | |||
4 | 過去勤怠データ編集(12月分) | 12/1~5のいずれかの勤怠を編集 | 削除 | 削除 | ○ | - | 勤怠データが変更になるため、サマリデータが削除され通知対象データも削除される |
月別データ、タイムカード画面表示 | 月別データやタイムカード画面の表示 | ○ | ○ | 左記の画面表示にサマリデータが作成されるので、通知対象データも作成される | |||
5 | 過去勤怠データ編集(12月分) | 12/1〜5のいずれかの勤怠を編集 | 削除 | 削除 | - | ○ | 勤怠データが変更になるため、サマリデータが削除され通知対象データも削除される |
freeeログアウト | freeeログアウト | - | - | ログアウトするだけなので状態に変化なし | |||
夜間バッチ実行(勤怠データ再計算) | 夜間バッチ実行(自動処理) | ○ | ○ |
一般的な使い方は、日々サマリデータが積みあがっていって、ある日を境にアラート設定の値を超えたときに通知対象データが作成されます。
※ その状態で、過去(同月)の勤務データ編集で変更するとサマリも通知対象も消えます。
※ 月別データ画面やタイムカードを表示するとサマリデータが作成されるので、アラート設定の値を超えていた場合は通知対象データも作成されます。