※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
アラート設定の「時間アラート」を利用することで、集計時間が一定時間を超過または不足している場合にアラート表示できます。例として、次のような状況を確認したい場合に利用できます。
- 労働合計 / 日が5時間未満である
- 残業時間 / 週が2時間以上である
- 残業時間 / 月が20時間以上である
アラートは日別データ、月別データ、タイムカード画面などで確認できます。アラート対象の集計欄が、指定した色に表示されます。
通知設定と組み合わせることで、管理者や従業員にメール通知することも可能です(対象期間が月別のアラートに限ります)。
事前設定
アラート機能をオンにします。
- 設定 > その他 > オプション を開きます。
- 勤怠管理設定カテゴリの「アラート機能」を「使用する」にして登録します。
設定方法
- 設定 > 画面表示 > アラート設定 を開きます。
-
[時間アラート登録]をクリックします。
※ [時間帯アラート登録]をクリックすると、特定の時間帯に、打刻または出退勤予定が存在する場合のアラートを作成します。詳しくは、「 18歳未満の深夜労働に対してアラート表示する方法(アラート設定) 」のヘルプページをご覧ください。 - 以下の各項目を設定します。
番号 項目名 説明 ① アラート名 アラートの名称を100文字以内で入力します。 ② 対象期間 対象期間を選択します。
それぞれの対象期間で作成できるアラートの例をご紹介します。
-
日別:
- 1日の休憩時間が20分未満の従業員を抽出する
- 1日の休憩時間が20分未満の従業員を抽出する
-
週別:
- 週に12時間以上残業している従業員を抽出する
-
月別:
- 月に20時間以上残業している従業員を抽出する
③ アラート対象勤怠 デフォルト勤怠項目に対してアラート表示したい場合は、この中から対象項目をチェックします。複数の項目を選択することもできます。
④ アラート対象カスタム項目 カスタムデータ項目に対してアラート表示したい場合は、この中から対象項目をチェックします。複数の項目を選択することもできます。
※ カスタムデータ項目に関する詳細は、「 集計項目のカスタマイズ方法(カスタムデータ項目設定 」のヘルプページをご覧ください。
⑤ アラート アラートの基準値を入力します。
- 「超過」「未満」はその値を含みません。
- 「以上」「以下」はその値を含みます。
例えば、20時間0分「超過」とした場合は、20時間0分はアラート対象になりません。20時間1分以上の集計に対してアラート表示されます。
⑥ 表示色 条件を満たした集計値の背景に表示する色を選択します。 -
日別:
- 必要に応じて、「従業員の選択」欄を入力します。
番号 項目名 説明 ① 年齢 アラート対象とする従業員の年齢を指定したい場合は入力します。 - 「超過」「未満」はその値を含みません。
- 「以上」「以下」はその値を含みます。
② 性別 アラート対象とする従業員の姓別を指定したい場合は選択します。 - アラート対象とする雇用区分と所属を選択して、[登録]をクリックします。
優先順位設定
同じ勤怠項目に対して複数のアラートを設定している場合は、優先順位の設定が必要です(残業時間が20時間以上で黄色いアラート、30時間以上で赤いアラートなど)。「優先順位」を間違えると希望通りのアラート表示がされなくなりますので、必ず確認し、設定してください。
表示順が上のアラートの優先順位が高くなります。 優先順位が高いものから順にアラートをチェックして、監視基準と合致した勤怠にアラートが適用されます。
このため、監視基準の値が大きいアラートの優先順位を高くする必要があります。アラート設定画面の優先順位欄の[∧]、[∨]で優先順位を変更します。
上図の場合、優先順位が高いのは黄色のアラート「残業20時間以上/月」です。基準値が小さい方の優先順位が高いと、月の残業時間が30時間以上になった場合も先にアラート「残業20時間以上/月」が合致してしまい、赤色のアラート「残業30時間以上/月」は適用されなくなってしまいます。
正しい設定例:
上図のように、優先順位を変更して「残業30時間以上/月」のアラートの優先順位を上げることで、月の残業時間が20時間以上になった場合は「残業20時間以上/月」が、30時間以上になった場合は「残業30時間以上/月」が適用されるようになります。
アラート確認方法
各種集計画面と、エラー勤務画面でアラートを確認できます。
各種集計画面
アラートは、日別データ、月別データ、タイムカード画面で確認できます。確認画面は、アラート作成時に選択した「対象期間」により異なります。
アラート対象勤怠の場合
対象期間 | 確認できる画面 |
---|---|
日別 | 日別データ > 通常タブ 日別データ > [タイムカード]ボタン >[タイムカード]タブ |
週別 | 月別データ > 通常タブ |
月別 | 月別データ > 通常タブ 月別データ > [タイムカード]ボタン >[タイムカード]タブ |
アラート対象カスタム項目の場合
月別または日別データ画面の[通常(カスタム)]タブで確認できます。
対象期間 | 確認できる画面 |
---|---|
日別 | 日別データ > [通常(カスタム)]タブ 日別データ > [タイムカード]ボタン >[タイムカードカスタム]タブ |
週別 | 月別データ >[通常(カスタム)]タブ |
月別 | 月別データ > [通常(カスタム)]タブ 月別データ > [タイムカード]ボタン >[タイムカードカスタム]タブ |
週別アラートの表示方法について
週別を選択した場合は、月別データの画面上部の「表示条件の指定」にて、「表示期間」で「週別」を選択し、 表示したい週を指定後に[表示]ボタンをクリックしてください。
表示条件の指定:アラートについて
「表示条件の指定 > アラート」でアラートを指定してから[表示]をクリックすると、条件に一致する勤怠がある従業員だけを一覧表示できます。
エラー勤務画面
エラー勤務画面で、アラートに該当する従業員の一覧を確認できます。
- 管理画面ホーム > 全メニュー > エラー勤務 を開き、[アラート]タブをクリックします。
- 対象区分にて「実績」を選択して表示すると、アラートに該当する対象者の一覧を確認できます。
通知設定
作成したアラート設定は、基準値を満たしたタイミングで、 対象従業員にメールで通知することが可能です。
通知設定の設定方法は、「一定の数値を超過 / 不足している勤怠を通知する方法(アラート通知)」のヘルプページをご覧ください。