対象プラン
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新プラン | ミニマム | スターター | スタンダード | アドバンス |
旧プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ |
「固定残業代」とは、あらかじめ給与の中に一定時間分の割増賃金を含めて支払う制度のことです。
設定した固定残業代を従業員に付与すると、該当従業員が残業をしなくとも固定割増手当金額が支払われます。
なお、各従業員に付与する場合は、あらかじめ本項目で設定を行う必要があります。
本ページでは、固定残業代の設定方法および挙動についてご案内します。
「その他手当」「その他控除」の設定方法については、下記のヘルプページをご覧ください。
固定残業代を設定・編集する
freeeを初めてご利用の方向け: あんしん初期設定ガイドのご案内
固定残業代の初期設定に関して、「あんしん初期設定ガイド」をご用意しています。
労務が初めての方でも、事前準備すべきことや具体例、用語の意味など、
適宜確認しながら、スムーズにfreeeを使い始められます。
固定残業代を追加する
- [設定]メニュー →「給与設定」セクション内の[固定残業代]をクリックします。
- 「固定残業代設定」画面が開きますので、[+新規追加]をクリックします。
- 固定残業代の追加画面で各項目を入力します。
【基本情報】項目
内容
固定残業代名
任意の固定残業代名を入力します。
(例)みなし残業手当、定額残業手当など※ 空欄 または 21文字以上を入力した場合はエラーとなります。
※ 1つの固定残業代に対して、「固定残業代名」と「超過額の表示名」に同じ名称を入力した場合はエラーとなります。ただし、既に追加している固定残業代と同じ名称に設定することは可能です。
※ 1人の従業員に対して、「固定残業代名」が重複している固定残業代を複数付与した場合、賃金台帳 及び 給与明細一覧表は金額が合算されます。
超過額の表示名
給与明細で超過があった際に表示名が記載されます。
※ 空欄 または 21文字以上を入力した場合はエラーとなります。
※ 1つの固定残業代に対して、「超過額の表示名」と「固定残業代名」に同じ名称を入力した場合はエラーとなります。ただし、既に追加している固定残業代と同じ名称に設定することは可能です。
※ 1人の従業員に対して、「超過額の表示名」が重複している固定残業代を複数付与した場合、賃金台帳 及び 給与明細一覧表は金額が合算されます。
固定残業代コード
固定残業代コードは、一覧での並び順や従業員への一括付与の際に使用されます。
半角英数字とアンダースコア(_)10文字まで、コード先頭の値は「0」以外を入力します。
次の場合はエラーになりますのでご注意ください。
- 空欄の場合
- スペースを入力した場合
- 半角英数字とアンダースコア「_」以外を入力した場合
- 11文字以上を入力した場合
- 既に登録済みコードと重複したコードを入力した場合
- コード先頭の値が「0」を入力した場合
付与タイミング
「給与の際に支給」が固定で設定されます。
備考
固定残業代を探す際や従業員へ付与する際に、参照する注意事項があれば入力します。
【支給額と算出方法】
項目
内容
計算基準
次のいずれかから選択します。
-
金額を指定:固定残業代の金額を直接入力します。
※ 超過分の金額計算は、対象となる残業時間に対する残業計算結果(「対象となる労働時間」項目を複数選択している場合は、それぞれの合算値)から固定残業代を引いた額が超過額となります。 -
時間を指定:対象となる時間を指定し、その時間をもとに固定残業代が計算されます。
※ 超過分の金額計算は、対象となる残業時間から固定残業代で指定した時間を引いた時間に対して、単価と割増率をかけた額が超過額となります。 - 時間と金額を指定:超過判定は時間で行いますが、固定額は直接金額を指定します。
※ なお、固定残業代を一度保存すると「計算基準」項目は編集することができませんのでご注意ください。
金額 または 時間の初期値
金額 または 時間を入力します。
なお、従業員に付与する際に値を変更することが可能です。対象とする労働時間
選択した「計算基準」により、表示される「対象となる労働時間」が異なります。
次のいずれかから適切なものを選択します。
また、「金額を指定」の場合のみ複数選択することが可能です。【「金額を指定」を選択した場合】
- 法定内残業
- 時間外労働
- 休日労働
- 深夜労働
- 60時間超時間外労働
【「時間を指定」を選択した場合】
- 法定内残業
- 時間外労働
- 法定内残業・時間外労働
- 休日労働
- 深夜労働
【「時間と金額を指定」を選択した場合】
- 法定内残業
- 時間外労働
- 法定内残業・時間外労働
- 休日労働
- 深夜労働
※ 選択していない労働時間に対する残業代は、「固定残業代」としてではなく、勤怠実績に対して自動計算される額がそのまま支払われます。
※ なお、固定残業代を一度保存すると「対象とする労働時間」項目は編集することができませんのでご注意ください。
金額の端数処理
計算基準で「時間を指定」または「時間と金額を指定」を選択した場合に表示される項目です。
金額を出す計算をした結果に端数がある場合、どのように処理するか次のいずれかから選択します。
- 切り上げ
- 四捨五入
【頻度と計算方法】
項目 内容 日割り計算 次のいずれかから選択します。
- する
- しない
締め日途中で入社・退職する従業員がいる場合に、固定残業代の日割り計算に対応しています。
※ 「日割り計算」対象の従業員には、条件があります。詳しくは、「月の途中(締め日支払日の間)で入社・退職する従業員の日割り計算設定を行う」のヘルプページをご覧ください。
以下の内容は、固定残業代であらかじめ決められているため変更できません。 - 支給頻度:毎月
- 所得税の計算:含める
- 社会保険料の計算:含める
- 労働保険料の計算:含める
- 割増賃金の基礎:含めない
- 勤怠控除の基礎:含めない
- 固定的賃金の計算:含める
固定残業代を編集する
設定した固定残業代を編集する場合は、該当の固定残業代名をクリックし、編集後に保存します。
※ なお、一度保存した固定残業代の「計算基準」及び「対象となる労働時間」項目は、あとから編集することができません。そのため、当該項目を編集したい場合は新たに固定残業代を作成ください。
従業員に付与・支給済みの「固定残業代」の名称を変更した場合、「従業員項目選択出力」で変更前の項目の金額を出力することができなくなるためご注意ください。
「従業員項目選択出力」でデータを出力したい場合は、名称を変更せず、[新規追加]から新しく固定残業代を作成してください。
固定残業代を削除したい場合
設定した固定残業代を削除することはできません。
該当となる固定残業代の内容を別の固定残業代に編集するか、編集画面で非表示にすることで固定残業代一覧に表示されないようにすることが可能です。
従業員に固定残業代を付与する
固定残業代の設定を行った後、必要に応じて各従業員に固定残業代を付与します。
詳細については、「従業員の情報を編集する - 固定残業代」のヘルプページをご覧ください。
従業員の固定残業代を一括更新する
固定残業代は、CSVインポートで一括更新することができます。
詳しくは、「従業員の給与等を一括で更新する - 固定残業代の一括削除の手順」のヘルプページをご覧ください。