※ 本記事はfreee勤怠管理Plusについてのヘルプページです。freee人事労務については「freee人事労務のカテゴリー」をご覧ください。
変形労働を設定している場合に、「スケジュール時間」の超過分を「所定外時間」または「深夜所定外時間」として計上するための手順を解説します。
スケジュール時間とは
出勤/退勤予定などで定められた労働予定時間です。
詳しくは、「 「スケジュール時間」の計算方法 」のヘルプページをご覧ください。
前提
事前に変形労働設定機能がオンになっていることが前提です。
- 設定 > その他 > オプション を開きます。
- 勤怠管理設定カテゴリの「変形労働設定機能」で「使用する」を選択して登録します。
設定方法
- 設定 > 従業員 > 雇用区分設定を開き、対象区分の[編集]をクリックします。
- 働き方カテゴリの「労働時間」で、「変形労働時間制」を選択します。
- 「手動設定(フレックスその他)」を選択し、[変形労働設定]をクリックします。
- 変形労働設定画面が表示されますので、共通カテゴリ内を設定します。「利用単位」にて、週の基準時間を設定する場合は「週単位」に、月の基準時間を設定する場合は「月単位」にチェックをつけます。
- 週単位カテゴリおよび月単位カテゴリの「基準時間」にて「◯時間◯分を超過した勤務については、残業としてカウントする」にチェックをつけ、基準時間を入力します。
「スケジュール時間を超過した勤務については、残業としてカウントする」にもチェックをつけます。
- 3つのラジオボタン(以下A、B、C)が表示されますので、【B】 または【C】のいずれかを選択します。
項目名 説明 A スケジュール時間超過で残業とする 入力された基準時間は無視し、スケジュール超過で残業とします。ただし、該当期間にスケジュールが登録されていない場合は基準時間が参照されます。 B 基準時間未満のスケジュールの場合、基準時間超過で残業とする
基準時間以上のスケジュールの場合、スケジュール時間超過で残業とする
基準時間とスケジュール時間を比較し、値が大きい方の時間を超過することで残業となります。
C 基準時間未満のスケジュールの場合、スケジュール時間超過で残業とする
基準時間以上のスケジュールの場合、基準時間超過で残業とする
基準時間とスケジュール時間を比較し、値が小さい方の時間を超過することで残業となります。
- 上記で【B】または【C】を選択すると、「基準時間までは所定外としてカウントする」がチェックできるようになりますので、チェックをつけます。
※【A】を選択した場合はチェックできません。
これによって、スケジュール時間が基準時間より小さい場合は、スケジュール時間超過分が所定外時間に、基準時間超過分が残業時間となります。
なお、スケジュール時間が基準時間より大きい場合は、所定外時間は計上されません。
この場合の残業時間は、【B】ではスケジュール時間超過分が残業、【C】では基準時間超過分が残業として計上されます。変形労働設定のその他の設定項目については「 変形労働の設定方法(任意設定) 」のヘルプページをご覧ください。