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freee for Salesforceからfreee会計へ取引を作成すると、勘定科目に応じた税区分と税率が自動設定されますが、「税額フィールド」を用いて税額を反映することもできます。
ただし、請求書・見積書から自動で取引登録する設定をしている場合の取引については、税額を指定することはできません。
税額フィールドは、明細の(金額×数量に対する)税額の値を直接指定できるため、帳票上の消費税額とfreee会計で自動計算された消費税額が一致しない場合、任意の値で税額を指定することが可能です。
また、freee for Salesforceでは「計算式フィールド」も設定可能なため、「税額」と「税率」が混在するような場合にも対応できます。
本ページでは、税額フィールドの概要や設定手順を説明します。
※ 「税率フィールド」の詳細は、「【freee for Salesforce】税率フィールドを用いて税率を反映する」をご参照ください。
税額フィールドの概要
税額フィールドは、以下の設定に対して適用できます。
なお、「数値」または「通貨」型のフィールドから選択することができます。
-
freee請求オブジェクト設定
- 収入取引
- 支出取引
-
freee請求明細オブジェクト設定
- 収入取引
- 支出取引
税額の指定が利用できるケース
次のような場合において、税額フィールドを利用できます。
- 消費税額の端数処理が発生するとき
- freee会計で自動計算された消費税額と、帳票上の消費税額が一致しない
税額フィールドを設定する
税額フィールドは、freee管理の[freee請求オブジェクト設定]から行います。
また、「取引」に対して適用することができます。詳細は、次のとおりです。
取引に税額フィールドを設定する
[収入取引]または[支出取引]→[基本設定]タブから、以下の項目を設定します。
- 税額フィールド API参照名
[収入取引]または[支出取引]→[詳細設定]タブから、以下の項目を設定します。
- 詳細税額(金額x数量に対する税額)フィールド API参照名
税額フィールドの利用例
税額フィールドは、商談商品を持つ商談の場合、商談で設定した税額の値は商談商品には適用されません。
商談、商談商品それぞれに税額の値が設定されている場合は、それぞれの設定税額が適用されます。
本ページでは、3つの例示をもとに説明します。
※ 取引は、税額フィールドが設定されており、かつ、商談など請求オブジェクトの項目に値が設定されている場合に、freee会計へ反映されます。
例1: 商談商品を持つ商談で、商談のみに税額の値が設定されている場合
レコード |
金額 |
税額 |
---|---|---|
商談A |
10000 |
10000 |
商談商品1 |
6000 |
- |
商談商品2 |
4000 |
- |
この請求書の明細は、商談商品には商談で設定した税額の値は適用されません。税区分に基づきfreee会計側で計算されます。
備考 |
単価 |
税額 |
---|---|---|
商談商品1 |
6000 |
- |
商談商品2 |
4000 |
- |
例2: 商談商品を持たない商談で、商談に税額が設定されている場合
レコード |
金額 |
税額 |
---|---|---|
商談B |
20000 |
20000 |
商談のみの場合は、その商談が明細として展開されるため、商談の税額の値が適用されます。
備考 |
単価 |
税額 |
---|---|---|
商談B |
20000 |
20000 |
例3: 商談商品を持つ商談で、商談に割引税額、一部の商談商品に税額が設定されている場合
レコード |
金額 |
割引金額 |
税額 |
割引税額 |
---|---|---|---|---|
商談A |
10000 |
10000 |
2000 |
200 |
商談商品1 |
6000 |
- |
600 |
- |
商談商品2 |
4000 |
- |
- |
- |
この請求書の明細は、割引金額から生成された明細行と商談商品1のみ税額が適用され、商談商品2から生成された明細行は税区分に基づきfreee会計側で計算されます。
備考 |
単価 |
税額 |
---|---|---|
商談商品1 |
6000 |
600 |
商談商品2 |
4000 |
- |
商談A |
-2000 |
-200 |
+更新の税額の按分処理について
freee請求オブジェクト設定の「取引(収入取引 または 支出取引)」に税額フィールドが設定されており、振替対象明細に対応する商談商品などのレコードの税額に値が存在する場合、レコードの税額を振替回数で按分した値を税額として送信します。
また、税額を按分して端数が発生した場合は、最後の振替月に端数を加算します。
※ 端数の小数点以下は切り捨てられます。
例:
- 明細の金額:10,000円
- 税額フィールド項目の値:1,000円
- 振替回数:6回
→ この例示の場合、6ヶ月目の税額に端数「4円」が加算されます。