freee業務委託管理では、請求書を作成する際に、海外の源泉所得税率を適用することができます。
- 本機能は有料オプション機能となります。ご利用を希望される場合は担当者またはチャットサポートにお問い合わせください。
- 本機能の利用解除には複数の手順が発生します。詳細は担当者またはチャットサポートにお問い合わせください。
- 独自の役割を作成できる機能(役割権限オプション)をご利用の場合、「源泉所得税率設定の閲覧・操作」権限が必要となります。
本機能は次のようなシーンでご利用いただけます。
例:
- 海外の源泉所得税率を反映させたい特定のパートナー(個人)の請求書に対し、金額(小計) x 20.42%の税率を適用したい場合
- 租税条約の届出をしているパートナー(個人)の請求書に対し、金額(小計) x (租税条約に応じた税率)を適用したい場合
目次
源泉所得税率の登録・編集・削除
源泉所得税率設定のマスタを登録する
※以下の役割が割り当てられている企業ユーザーが「登録・編集・削除」を行えます。
- オーナー
- 経理
- 画面上部[管理]メニューを開き、[源泉所得税率設定]をクリックします。
- [追加]をクリックします。
- [項目名][税率(%)][説明]を入力し、[登録]をクリックすると設定完了です。
【登録画面】
※登録した後に税率を編集することはできません。項目名・説明は編集することができます。
源泉所得税率設定のマスタを編集する
- [・・・(三点リーダー)]から[編集]をクリックします。
- 項目名・説明を任意の内容に変更し[更新]をクリックすると完了です。
※税率(%)は編集できません。
源泉所得税率設定のマスタを無効・有効にする
[・・・(三点リーダー)]から[無効]または[有効]をクリックするとステータスが更新されます。
- 有効:パートナーの個別設定における[源泉所得税]プルダウン項目に表示
- 無効:パートナーの個別設定における[源泉所得税]プルダウン項目から非表示
※無効化しても、過去に作成された請求書やパートナーに設定されている源泉所得税率は、適用されたままになります。[無効]はあくまでもプルダウンから非表示にする機能です。
- 参考ヘルプページ
【一覧画面】
【パートナーの個別設定 源泉所得税のプルダウン】
源泉所得税率設定のマスタを削除する
[・・・(三点リーダー)]から[削除]をクリックします。
- パートナーまたは請求書に紐づいている税率を削除することはできません。
- 誤って登録した税率を削除する際にご活用ください。
- 居住者(国内)に対する源泉所得税の計算式は、デフォルト機能として搭載しているため登録する必要はございません。
登録した源泉所得税率をパートナーに設定する
※以下の役割が割り当てられている企業ユーザーがご利用いただけます。
- オーナー
- 経理
- マスター
- メンバー
※独自の役割を作成できる機能(役割権限オプション)をご利用の場合、「パートナー一覧の閲覧」「個別設定の閲覧・操作」「ログインなしパートナー一覧の閲覧」「ログインなしパートナーの作成」「ログインなしパートナーの編集」の権限が必要となります。
- パートナー一覧を開き、[・・・(三点リーダー)]から[個別設定を更新する]をクリックします。
- ページ下部までスクロールすると[源泉所得税]の項目があり、登録した[源泉所得税率]をプルダウンから選択し、更新をクリックすると設定完了です。
※初期値は「居住者(国内)」が選択されている状態になります。
登録した税率をログインなしパートナーに設定する
- ログインなしパートナー一覧にアクセス後、[・・・(三点リーダー)]から[編集]をクリックします。
- ページ下部までスクロールすると[源泉所得税]の項目があり、登録した[源泉所得税率]をプルダウンから選択し、更新をクリックすると設定完了です。
※初期値は「居住者(国内)」が選択されています。
経費の源泉所得税に非居住者の税率を適用する(任意)
- 画面上部[管理]メニューから[企業設定]をクリックします。
※企業設定はオーナーのみアクセス可能です。 - [経費の源泉所得税の利用設定]を[有効]にし、更新をクリックします。
- パートナーの個別設定に「源泉所得税(経費)」が表示され登録した税率を適用できます。
- 「パートナー企業」に対し、非居住者の源泉所得税率を適用することはできません。
- 居住者(国内)の計算式を適用することは可能です。
- パートナー企業の詳細は、「【パートナー】パートナー企業の概要」のヘルプページをご覧ください。
- 「CSVインポートでパートナーの個別設定を一括設定する機能」 で、海外の源泉所得税率を設定することはできません。
- 源泉所得税の有効・無効を設定することは可能です。
- 「CSVインポートでパートナーの個別設定を一括設定する機能」の詳細は、「【企業ユーザー】パートナーの個別設定を設定する - CSVインポートで個別設定を一括設定する」のヘルプページをご覧ください。
- 「ログインなしパートナーをCSVで一括登録する機能」 で、海外の源泉所得税率を設定することはできません。
- 源泉所得税の有効・無効を設定することは可能です。
- 「ログインなしパートナーをCSVで一括登録する機能」の詳細は、「【企業ユーザー】ログインなしパートナーを利用する - CSVで一括登録する」のヘルプページをご覧ください。
- 「ログインなしパートナーをCSVで一括編集する機能」 で、海外の源泉所得税率を設定することはできません。
- 源泉所得税の有効・無効を設定することは可能です。
- 「ログインなしパートナーをCSVで一括編集する機能」の詳細は、「【企業ユーザー】ログインなしパートナーを利用する - CSVで一括更新する」のヘルプページをご覧ください。
- 「パートナー企業」に対し、非居住者の源泉所得税率を適用することはできません。
海外の源泉所得税率を反映した請求書を作成・編集する
操作可能なのはユーザーは下記のユーザーです。
- すべての企業ユーザー
- カスタム項目で非居住者の税率が設定されているパートナー
請求書を作成する
本ページの「登録した源泉所得税率をパートナーに設定する」 で設定した税率が、請求書作成時に適用されます。
※請求書作成時に源泉所得税の「あり」「なし」の変更は可能ですが、税率は変更できません。
【請求書作成画面】
「パートナーの個別設定」で20.42%が源泉所得税に反映されるように設定したパートナーが請求書作成する際に表示される請求書作成画面です。
※「パートナーの個別設定」の詳細は、「【企業ユーザー】パートナーの個別設定を設定する」のヘルプページをご覧ください。
【請求書編集画面】
例:
源泉所得税 = 明細小計 × 20.24%(パートナーの個別設定で登録した源泉所得税率)
請求書を作成する際に源泉所得税の設定変更を制限する(推奨設定)
請求書作成時に源泉所得税の有無について、誤った選択をして差し戻しが発生することを防ぐために源泉所得税の選択を制限できます。
設定方法
- 画面上部[管理]メニューから[企業設定]をクリックします
※企業設定はオーナーのみアクセス可能です - [源泉所得税の変更制限][源泉所得税(経費)の変更制限]を[制限する]にして更新をクリ
ックします。
本設定をすると、請求書を作成する際に源泉所得税の設定変更ができなくなるため、請求書の作成ミスを防げます。
【本設定をした場合の請求書作成画面】
【本設定をした場合の請求書編集画面】
本ページの「登録した源泉所得税率をパートナーに設定する」にて、源泉所得税の有無について設定変更が可能です。
- 「パートナー企業」に対し、海外の源泉所得税率を適用した請求書は作成できません。
- 居住者(国内)の計算式を適用することは可能です 既に作成されている請求書に対し、源泉所得税の税率は編集(変更)できません。
- 「パートナー企業」の詳細は、「【パートナー】パートナー企業の概要」のヘルプページをご覧ください。
- 税率を変更したい場合は、本ページの「登録した源泉所得税率をパートナーに設定する」で適用する税率を更新後、再作成してください。
- 「CSV支払明細書」機能(オプション機能)では、海外の源泉所得税率を適用することはできません。
- 「CSV支払明細書」機能の詳細は、「【企業ユーザー】支払明細書を作成する」のヘルプページをご覧ください。
- 「CSV支払明細書」機能(オプション機能)では、海外の源泉所得税率を適用することはできません。