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新プラン | スタンダード | アドバンス |
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その他 | 勤怠管理 |
freee人事労務では、勤怠に紐づけて管理する「時間帯タグ」を作成できます。作成した時間帯タグは従業員の日々の勤怠に紐づけ、集計することが可能です。
勤怠の集計とは別に時間帯で手当を支給するケース、例えば夜勤に対する特有の手当などの計算に用いることができます。
本ページでは、時間帯タグの作成 及び 従業員の勤怠に時間帯タグを紐づける方法を説明します。
目次
時間帯タグを作成・編集する
※ 時間帯タグの作成・編集は、「設定- 勤怠設定(打刻機設定除く)- 編集」権限をお持ちの方のみ可能です。
時間帯タグを作成する
- [設定]メニュー →[勤怠タグ]を開きます。
- 勤怠タグ一覧画面で[時間帯タグ]→[新規作成]をクリックします。
- 時間帯タグの作成画面が開きますので、各項目を入力します。
入力項目の詳細は下表のとおりです。
No. 項目名 内容 ① タグ名
(必須)タグ名を入力します(50文字以内)。
※ 「公開ステータス」項目にて「公開」を選択する場合、対象の従業員層がわかる名前にします。
- 例:夜勤【社員】在宅勤務
※ 同じタグ名がすでに存在している場合は保存できません。タグ名を変更するか、すでにあるものをお使いください。
② 備考 必要に応じて備考を入力します(255文字以内)。 ③ 公開
ステータス該当タグを「公開」または「非公開」を選択します。
※ 「公開」または「非公開」を切り替えたい場合、後から変更することができます。編集方法は、本ページ「時間帯タグを編集する」をご覧ください。
④ 勤怠集計カスタム 勤怠集計カスタムの有無を選択します。
支給対象として計上する労働時間をカスタマイズできる設定です。「その他手当」を併用することで、時間帯タグで様々な給与計算を実現できます。
勤怠集計カスタム設定の有無は後から変更できません。
また、勤怠集計カスタムがある時間帯タグは時間帯を重ねて利用することはできません。【勤怠集計カスタムありを選択した場合】
- 時間指定内の勤怠実績を支給対象の労働時間として計上
- 「する」とした場合:
下記労働時間別に計上の設定を選択できます。- 所定内労働
- 法定内残業
- 時間外労働
- 深夜労働
- 休日労働
設定
- 「する」とした場合:
利用例は本ページ「参考:特定の勤務時間の集計をせず、手当でプラスして支給する(夜勤手当など)」をご参照ください。
-
- 「しない」とした場合:
時間帯タグがついている時間帯の勤怠実績は集計されず、給与計算の自動計算の対象外となります。月給者・日給者で、「しない」とした場合、所定内労働の集計には影響がありません。そのため、給与計算にも影響がありません。
- 「しない」とした場合:
【勤怠集計カスタムなしを選択した場合】
勤怠は自動計算されます。
利用例は本ページ「参考:特定の勤務時間に時給単価をプラスして支給する(年末の繁忙期出勤時手当など)」をご参照ください。⑤ 利用可能対象 該当タグの対象従業員を選択します。 - 全従業員:
freee人事労務に登録している全従業員が対象となります。 - 対象者を選択する:
freee人事労務に登録している全従業員から対象者を選択できます。
[従業員を選択]ボタンから対象の従業員を選択してください。
※ なお、対象の従業員を選択画面では、フィルタから入社日や部門・役職などで絞り込み検索をすることが可能です。
- [保存]をクリックします。
勤怠タグ一覧画面が開き、保存した時間帯タグが表示されます。- 一度作成・保存した勤怠タグは削除することができません。
- また、従業員の勤怠に勤怠タグを付与した後に、該当タグのタグ名を変更すると、過去に付与していたタグ名も連動して上書きされます。
-
例:「夜勤A」で勤怠タグを作成し、従業員の9月の勤怠に付与した後、10月にタグ名を「夜勤B」へ変更した場合
9月の勤怠に付与したタグ名「夜勤A」が「夜勤B」に上書きされます。 - そのため、勤怠タグの性質が変わる場合には、該当の勤怠タグを非公開にし、新たに作成してください。
- 勤怠タグの性質が同じ場合は、本ページ「時間帯タグを編集する」を参考にタグ名を変更して再利用ください。
-
例:「夜勤A」で勤怠タグを作成し、従業員の9月の勤怠に付与した後、10月にタグ名を「夜勤B」へ変更した場合
【非公開の勤怠タグを非表示にする場合】
勤怠タグ一覧画面にて、非公開の勤怠タグを非表示にしたい場合、勤怠タグ一覧画面の「非公開を表示」項目のチェックを外すことで非表示になります。
-
「非公開を表示」項目のチェックあり
-
「非公開を表示」項目のチェックなし
時間帯タグを編集する
- [設定]メニュー →[勤怠タグ]を開きます。
- 勤怠タグ一覧画面で編集したい該当の時間帯タグをクリックします。
- 該当タグの詳細画面右上にある[編集]をクリックします。
- 内容を編集し、[保存]をクリックします。
従業員の勤怠に時間帯タグを入力する(紐づける)
時間帯タグの入力方法は「勤怠を入力・管理する - 勤怠タグを入力する」のヘルプページをご覧ください。
勤怠データを出力する
従業員の勤怠に時間帯タグを入力後、勤怠データを出力したい場合は、下記のヘルプページをご覧ください。
参考:時間帯タグの利用例
時間帯タグは、任意の項目を作成し、従業員の日々の勤怠に紐づけ、集計することが可能です。
勤怠の集計とは別に時間帯・回数をカウントすることで手当計算に用いることができます。
時間帯タグの利用例は、次のとおりです。
- 特定の勤務時間の集計をせず、手当でプラスして支給するケース
- 特定の勤務時間に時給単価をプラスして支給するケース
参考:特定の勤務時間の集計をせず、手当でプラスして支給する(夜勤手当など)
例:
実際の勤務時間:16:00〜翌朝9:00(休憩2時間)
- 所定内労働:15時間
- 深夜労働:7時間
次の設定を順番に行うことで「勤怠に登録した時間帯タグの数 × 夜勤手当の金額」が自動で計算されます。
①時間帯タグの設定
- [設定]メニュー →[勤怠タグ]を開き、[時間帯タグ]のタブをクリックします。
- [+新規作成]をクリックし、以下の設定を行います。
- タグ名:時間帯タグの名称(例:夜勤)
- 勤怠集計カスタム:あり
- 時間指定内の勤怠実績を支給対象の労働時間として計上:する
- 労働時間別設定の深夜労働の計上:しない
- 公開ステータス:公開
- 対象:「全従業員」または「対象者を選択する」を選択
「対象者を選択する」を選択すると時間帯タグを使用する従業員を限定することができます。
- [保存]をクリックします。
②夜勤手当の設定
深夜割増分を含めた夜勤手当を支給するため、以下の通り手当の作成を行います。
- [設定]メニュー →[その他手当]をクリックします。
- [+新規作成]をクリックし、以下の設定を行います。
- 計算タイプ:勤怠タグに応じて支給
- 支給ルール:作成した時間帯タグを選択し、「回数に応じて支給」を選択
※その他の項目については必要に応じて設定ください。詳細は「その他手当を設定する」のヘルプページをご参照ください。
- [保存]をクリックします。
③従業員に手当を付与し、 勤怠登録時に時間帯タグを登録する
- [従業員]メニュー → 該当の従業員をクリックします。
- [手当]→「夜勤」を追加します。
- 勤怠カレンダーで任意の日付をクリックします。
- 勤怠編集画面で時間帯タグの[+]ボタンをクリックし、「① 時間帯タグの設定」で設定した時間帯タグ(夜勤)のチェックボックスにチェックを入れます。
- 時間帯タグに集計したい時間帯を入力して、[保存]をクリックします。
※出退勤時間内に時間帯が被っていない場合でも、時間帯タグは保存することができます。
上記の設定をすることで、次のような集計となります。
- 所定内労働:15時間
- 深夜労働:7時間
- 支給対象の深夜労働:0時間
支給対象の深夜労働時間を元に自動で残業手当の計算が行われるため、深夜割増は支給対象外となります。
別途手当設定で夜勤手当の設定をしているため、深夜割増は支給対象外となりますが、手当として回数に応じた手当計算が自動で行われます。
参考:特定の勤務時間に時給単価をプラスして支給する(年末の繁忙期出勤時手当など)
例:
実際の勤務時間:10:00〜19:00(休憩1時間)
- 所定内労働:8時間
次の設定を順番に行うことで「勤怠に登録した時間帯タグの数 × 総勤務時間」が自動で計算されます。
①時間帯タグの設定
- [設定]メニュー →[勤怠タグ]を開き、[時間帯タグ]のタブをクリックします。
- [+新規作成]をクリックし、以下の設定を行います。
- タグ名:時間帯タグの名称(例:繁忙期)
- 勤怠集計カスタム:なし
- 公開ステータス:公開
- 対象:「全従業員」または「対象者を選択する」を選択
「対象者を選択する」を選択すると時間帯タグを使用する従業員を限定することができます。
- [保存]をクリックします。
②繁忙期手当の設定
繁忙期の出勤手当を通常の給与とは別で支給するため、以下の通り手当の作成を行います。
- [設定]メニュー →[その他手当]をクリックします。
- [+新規作成]をクリックし、以下の設定を行います。
- 計算タイプ:勤怠タグに応じて支給
- 支給ルール:作成した時間帯タグを選択し、「総勤務時間に応じて支給」を選択
※その他の項目については必要に応じて設定ください。詳細は「その他手当を設定する」のヘルプページをご参照ください。
- [保存]をクリックします。
③従業員に手当を付与し、 勤怠登録時に時間帯タグを登録する
- [従業員]メニュー → 該当の従業員をクリックします。
- [手当]→「繁忙期手当」を追加します。
- 勤怠カレンダーで任意の日付をクリックします。
- 勤怠編集画面で時間帯タグの[+]ボタンをクリックし、「① 時間帯タグの設定」で設定した時間帯タグ(繁忙期)のチェックボックスにチェックを入れます。
- 時間帯タグに集計したい時間帯を入力して、[保存]をクリックします。
※出退勤時間内に時間帯が被っていない場合でも、時間帯タグは保存することができます。
上記の設定をすることで、時間帯タグがついているかつ勤務実績がある時間数を自動で集計し、それに応じた手当支給が可能となります。