本ページでは、カスタムテンプレートのインポートでのよくあるお困りごとと対処法についてご説明します。
目次
インポートエラーが発生した場合の確認方法と対処方法
インポート時にエラーが発生した場合は、「インポートした合計金額」と「税別金額を元にfreee側で算出した合計金額」のズレが原因でエラーが発生している可能性があります。次の点をご確認ください。
- 消費税端数の計算方法がCSVやマッピングでの消費税の端数が出た際の計算方法と一致していない
- 消費税の計算が正しくない
- 合計金額から割引するなど、明細行の税別金額の積み重ねと異なる値になっている
- 税別金額、小計(税別)、合計金額が整数ではない
消費税端数の計算方法がCSVやマッピングでの消費税の端数が出た際の計算方法と一致していない
確認方法
以下の手順に従って確認を行ってください。
- インポートのStep3「データの確認」で「[会計項目]消費税端数の計算方法」を確認します。
- インポートのStep3「データの確認」に「[会計項目]消費税端数の計算方法」が表示されていない(帳票データ項目設定の編集で利用にチェックをされていない、もしくは利用しているが値を設定していない)場合、[その他の設定]メニュー →[課税・表示項目]→[請求書]タブ→[消費税端数の計算方法]が使われます。freee請求書の画面から確認をしてください。
この値と、インポートするCSV内もしくはマッピングによる消費税の端数が出た際の計算方法が一致していない場合、消費税の計算結果がズレる要因になります。
対処方法
下記の二つの方法の適切な方をお試しください。
- CSV内もしくはマッピングで行っている消費税の計算方法を先程の手順で確認した「[会計項目]消費税端数の計算方法」に合わせてください。
- 「[会計項目]消費税端数の計算方法」をCSV内もしくはマッピングで行っている計算の端数処理に合わせてください。
- 「[会計項目]消費税端数の計算方法」は、インポートのStep2「項目のマッピング」→「マッピング帳票データ項目設定」から追加できます。
- [会計項目]消費税端数の計算方法をマッピングで指定しない場合は、freee請求書の画面から[その他の設定]メニュー →[課税・表示項目]→[請求書]タブ→[消費税端数の計算方法]を変更してください。(freee請求書全体に影響する変更になります)
消費税の計算が正しくない
確認方法
帳票に単一の税率(税区分)が指定されている場合
- インポートのStep3「データの確認」にて、合計金額 - 小計(税別)を計算します。
- インポートのStep3「データの確認」にて、請求書の明細行.税別金額を合計し、税区分の税率部分(10%, 8%, 0%)をかけます。(※)
- 2の計算結果に小数が出た場合、消費税端数の計算方法にしたがって整数にします。
消費税端数の計算方法の確認方法は、「確認方法」を参照してください。 - 1と3の計算結果が一致しているかどうか確認します。
帳票に複数の税率(税区分)が混在している場合
- インポートのStep3「データの確認」にて、合計金額 - 小計(税別)を計算する
- インポートのStep3「データの確認」にて、税区分の税率部分(10%, 8%軽, 0%)ごとに明細行のグループを分け、それぞれのグループの請求書の明細行.税別金額を合計し、そのグループの税区分の税率部分(10%, 8%, 0%)をかける(※)
- 2の計算結果に小数が出た場合、税区分の税率部分(10%, 8%軽, 0%)のグループごとに消費税端数の計算方法にしたがって整数にする。
消費税端数の計算方法の確認方法は、「確認方法」を参照してください。 - 税区分の税率部分(10%, 8%軽, 0%)のグループごとに計算した3の結果を合計する
- 1と4の計算結果が一致しているかどうか確認する。
※税区分について
「データの確認」画面で、請求書の明細行.[会計項目] 税区分を確認してください。
表示されていない(指定していない)場合、請求書の明細行.[会計項目] 勘定科目の税区分が使われます。
こちらも表示されていない(指定していない)場合、「売上高」の税区分が使われます。
勘定科目にどの税区分が設定されているかはfreee会計のマスタ・口座メニューの勘定科目や税区分にて確認してください。(特に変更していない場合、課税売上10%)
対処方法
計算結果の不一致が発生している場合、以下の点を修正してください。
- 合計金額
- 小計(税別)
- [会計項目]消費税端数の計算方法
- 請求書の明細行「税別金額」
合計金額から割引するなど、明細行の税別金額の積み重ねと異なる値になっている
現在のfreee請求書では、請求対象の集計結果(合計金額)を割引する形式には対応していません。合計金額から一定割合で値引きするのでなく、明細行を追加してマイナス金額を記載してください。
詳しくは「マイナス金額帳票の作成について」を参照してください。
税別金額、小計(税別)、合計金額が整数ではない
現在のfreee請求書では、税別金額、小計(税別)、合計金額に小数点が含まれるような形式に対応しておりません。
対処方法
- 税別金額
- 金額端数の計算方法に従って整数にしてください。
- 小計(税別)
- 税別金額を修正することで整数となります。
- 合計金額
- 税別金額の修正に加え、消費税端数の計算方法に従い計算することで整数となります。