帳票の送付方法は、freee請求書、取引先マスタやPublic APIなど複数の方法で設定が可能です。
一括送付を行う場合には、複数の設定が混在することがあり、どの設定から宛先が設定されたかわかるよう注意喚起されることがあります。
最終的な宛先が想定通りであれば、注意喚起された場合でも変更などの対処は不要です。
複数の送付方法の設定が混在する場合の優先順位
帳票の送付方法を設定する方法は下記の3つです。
- freee請求書の送付ボタンから選択する(個別に帳票を送付する場合)
- 取引先マスタに既定の送付方法を設定する(一括送付を行う場合)
- Public APIおよびAPIを用いたアプリから設定する(一括送付を行う場合)
個別送付の場合は、常にfreee請求書の[送付]ボタンから選択した送付方法が適用されます。
そのためここでは一括送付を行う場合に、取引先マスタとPublic API(または連携アプリ含む)の設定により、送付方法がどのようにして決まるかについて説明します。
これらの設定が混在する際に、どのアドレスが使用されるかの優先順位は以下の表の通りです。
取引先マスタ |
Public API 連携元 |
帳票送付時に設定される送付方法 |
---|---|---|
あり | あり | API連携元の送付方法 |
なし | あり | API連携元の送付方法 |
あり | なし | freeeの取引先マスタの送付方法 |
なし | なし | 設定なし |
新規作成・複製・変換・作成予約を行う際には、過去にfreee for Salesforceで送信された送付方法はコピーされません。そのため複製・変換・作成予約の際は、上表の「Public API連携元」列が「なし」の場合の挙動になります。
- Public API(連携アプリ含む)経由で帳票を作成し、Public APIのパラメータとして送付方法が送信される場合には、APIの値が他よりも優先されます。
- 送付方法として郵送代行を行う選択肢(郵送、メールと郵送)が選ばれた場合には代金がかかりますので、設定の際には十分にご注意ください。
送付時に表示される注意喚起文
帳票を一括で送付する場合の注意事項欄には以下のようなメッセージが表示されます。
それぞれの詳細と対応方法を参照し、適切な送付先を設定してください。
メッセージ | 表示理由・対応方法 |
---|---|
送付方法が設定されていません。 |
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API連携により作成された帳票です。API連携元で登録した送付方法で送付されます。 |
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一括送付時に利用される送付方法を確認する
ある帳票が一括送付の際にどの送付方法で送付されるかは、[freee請求書の各帳票の詳細画面]→[取引先情報]→[取引先マスタ・送付情報]から確認できます。
連携アプリ、Public API経由で送付方法を指定した場合、「※API連携元で指定した値が表示されています」と注記されます。
連携アプリ・Public API経由で指定した送付先が優先されます。
修正する場合には、連携元から帳票を再度作成してください。