本ページでは、利益剰余金計算書を確認する方法をご説明します。
目次
はじめに
確認する目的
利益剰余金計算書では、開始仕訳が正しく引き継がれているか(利益剰余金期首残高=前期末の連結FSの利益剰余金となっていること)を確認することを目的としています。具体的には以下の数字を使って検証しています。
前期末の連結精算表上の各社の利益剰余金の金額+当期の開始仕訳(利益剰余金に関するもの)=前期末の連結の利益剰余金残高
表示される場所
利益剰余金計算書が表示される場所は[連結精算表]メニューの最下部になります。
前期の連結精算表の個別試算表を同期またはCSVアップロードする
利益剰余金期首残高の算定方法
freee連結会計では利益剰余金期首残高を以下の数字を使って算出しています。
- 利益剰余金期首残高=前期末の連結精算表上の個別試算表(個別修正反映後)の利益剰余金残高+当期の開始仕訳(利益剰余金に関するもの)
そのため、まずは「前期末の連結精算表上の個別試算表(個別修正反映後)」に数字を入力する必要があります。
(freee連結会計ご利用初年度の場合)まずは前期の個社連結PKGの「個別試算表」を埋めます。
freee会計を利用している会社は同期、freee会計を利用していない場合はCSVアップロードしてください。利益剰余金に影響を与えるような個別修正仕訳がある場合には登録してください。
連結仕訳のうち、開始仕訳に該当する仕訳にチェックを入れる
開始仕訳とは
連結財務諸表は、個別試算表と連結仕訳で作成されますが、連結仕訳は各社単体の会計ソフトには反映されず、連結ソフト(又はExcel)上で計上されるものになります。
そのため、翌期以降も過年度の連結仕訳のうち当期に影響するものを引き継ぐ(再度計上)する必要があります。
手順
- 連結仕訳の「開始仕訳」ボックスにチェックを入れます。
- 種別の横にある「開始仕訳」にチェックを入れます。
以下のような仕訳を計上する場合は、1つの仕訳に複数行で登録するのではなく、1つ1つ別仕訳として登録し、1本目の仕訳(繰越利益剰余金がある仕訳)についてのみ「開始仕訳」にチェックを入れてください。
※1つの仕訳にして開始仕訳にチェックを入れると、「貸倒引当金繰入額」も利益剰余金期首残高の計算に影響してしまいます。
| 借方科目 | 貸方科目 |
|---|---|
| 貸倒引当金 XXX | 繰越利益剰余金 XXX ※こちらにだけ「開始仕訳」にチェックを入れます。 |
| 貸倒引当金繰入額 XXX | 貸倒引当金 XXX |
開始仕訳の自動引き継ぎについて
「開始・連結仕訳を作成する - 翌期の開始仕訳を自動で作成する方法」をご参照ください。
連結精算表の下にある「利益剰余金計算書」を確認する
利益剰余金計算書の構成について
カテゴリが利益剰余金の貸借対照表科目が表示されます。
- 利益準備金
- 別途積立金等
- 繰越利益剰余金
- 当期純損益金額 等
期首、当期増減、期末の3段階で表示されます。
確認方法
確認する金額は、利益剰余金の最上部の「期首」行、かつ、連結FS列の金額(利益剰余金期首残高)となります。この金額が前期末の利益剰余金残高と一致していることを確認します。
freee連結会計では連結精算表ページにてこちらのチェックを自動で行い、差額がある場合にはエラーとして表示されるようになっています。
差額がある場合の対応方法
差額の原因は以下が考えられますのでご確認ください。
- 前期の連結仕訳が開始仕訳として引き継がれていない。
- 仕訳は引き継がれているが「開始仕訳」にチェックが入っていない 等