報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)のCSVファイルをアップロードすることで、未決済取引の一括登録や消込ができます。
本ページでは、請求明細表ファイルをアップロードして未決済取引を登録する方法と、振替結果判明ファイルをアップロードして未決済取引の消込を効率化する方法について説明します。
本連携は報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)からダウンロードできるcsvファイルが取り込みの対象となります。振替管理型をご利用の方は、本機能をご利用いただけません。
記載内容は2026/04/23時点での情報です。
目次
報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)とは
報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)とは、株式会社日税ビジネスサービスが提供する税理士専用の口座振替サービスです。報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)で報酬等の請求情報を入力しておくと、顧問先の口座から報酬等を自動で引き落とし、税理士事務所の口座へまとめて入金されます。
事前準備:銀行口座の同期連携を行う
本機能で未決済取引の消込を行うには、日税ビジネスサービスからの振替分が入金される銀行口座を、あらかじめfreee会計に同期しておく必要があります。
銀行口座の同期設定がお済みでない場合は、事前に連携設定を行ってください。
詳細は、「銀行と連携(同期)する」をご確認ください。
CSV連携によってできること
freee会計とCSV連携することで、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)で登録した請求データをfreee会計に取り込み、未決済取引として登録することができます。
また、振替・入金が行われたあとには、振替結果データをfreee会計に取り込むことで、振替結果をfreee会計上で確認しながら消し込むことができます。
| freee会計に取り込むもの | freee会計で作成されるもの |
|---|---|
| 請求データのCSVファイル | 請求データのCSVファイルをもとに未決済取引を登録して売上計上 |
|
銀行口座への入金明細 振替結果判明CSVファイル |
振替結果を未決済取引に突合 銀行口座への入金明細と未決済取引を紐付けて消込処理 |
以下の仕訳を、本機能で作成することができます。
例:
4月1日に報酬(20,000円)を請求し、4月12日に銀行口座「フリー銀行五反田支店」に振替分の入金(17,960円)があった場合。
| 発生日 | 借方 | 貸方 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 勘定科目 | 金額 | 税区分 | 勘定科目 | 金額 | 税区分 | |
| 4/1 | 売掛金 | 20,000円 | 対象外 | 売上高 | 20,000円 | 課税売上10% |
| 4/12 | フリー銀行五反田支店 | 20,000円 | 対象外 | 売掛金 | 20,000円 | 対象外 |
| 4/12 | 支払手数料 | 2,040円 | 課対仕入(控80)10% | フリー銀行五反田支店 | 2,040円 | 対象外 |
※ 源泉税が発生している場合は、4/1の仕訳に含まれます。
口座の登録方法
- 左端メニューバーの[マスタ・口座]メニュー →[口座]をクリックします。
- [+登録]ボタン →登録する口座のカテゴリを「その他連携先」、口座へのデータの取得方法を「手入力・ファイルアップロードで取得」を選択して[登録]をクリックします。
- 「口座を登録(その他連携先)」画面にて「報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)」を検索・クリックし、表示される「報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)用の口座を登録しますか?」画面にて、[登録]をクリックします。
- 「口座」の一覧画面へ遷移し、口座登録完了メッセージが表示されます。
操作手順
未決済取引を一括登録する
操作の概要
報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)からダウンロードできる請求データのCSVファイルをfreee会計に取り込み、そのデータをもとに未決済取引を登録します。
口座振替を利用しない(口座振替未利用・口座振替停止など)関与先から直接入金される報酬等に関しては、従来の「自動で経理」画面の消込機能をお使いください。
詳細は「未決済取引を消込する(売掛金の入金・買掛金の支払いなど) - 自動で経理を利用して消込を行う」をご確認ください。
ファイルアップロード画面を開く
- 「報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)」口座詳細画面の[ファイルアップロード]ボタンをクリックします。
- アップロードするファイルは「請求データのファイル(未決済取引を一括登録)」を選択して[アップロードへ]ボタンをクリックします。
請求データのファイルをアップロードする
- freee会計の画面上の[e-NET売上管理のログインページへ]ボタンをクリックすると、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)のログインページが開きます。
-
報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)で、以下のいずれかのファイルをダウンロードします。
- 請求予定ファイル:「請求金額の入力」メニューから「請求予定一覧」画面を開きます。「ダウンロード(CSV形式)」ボタンをクリックしダウンロード
- 請求確定ファイル:「確定済請求金額の確認」メニューから「請求確定一覧」画面を開きます。「ダウンロード(CSV形式)」ボタンをクリックしダウンロード
- freee会計の画面に戻り、[ファイルを選択]ボタンをクリック、またはドラッグアンドドロップで、ダウンロードしたCSVファイルをアップロードします。
- [次へ]ボタンをクリックします。
- インポート履歴を確認する場合は、画面右上方の[インポート履歴]ボタンをクリックし確認します。
アップロードした請求データのCSVファイル内に以下のデータが含まれている場合、該当する行は取り込み対象外として自動的に除外されます。除外されたデータがある場合は、ファイル選択後の画面にその旨を知らせるメッセージが表示されます。
- 金額が「0円」または「空欄」のデータ
- 「未収分再振替」のデータ
- 過去にアップロードし、すでにfreee会計に取り込み済みのデータ
※ 重複していない未取り込みのデータのみが登録対象
アップロードするCSVファイルは、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)からダウンロードしたまま、内容を編集せずにアップロードしてください。ファイルの内容を編集した場合、取引の登録時にエラーが発生することがあります。
未決済取引として登録する請求データを選択する
-
アップロードした請求データのCSVファイルから取得した請求データが表示されます。
- 登録したくない請求データがある場合は、その行のチェックを外します。
例:チェックを外して請求データを登録しないケース
- CSVファイルには記載されているが、実際の請求は発生していない場合等
- 「関与先」に対応する「取引先」を紐付けることで、登録された未決済取引に取引先タグが付与されます。
- これまで取り込んだことのない関与先には「新規」ラベルが表示されます。この関与先に対し、登録済みの取引先の中で名前が一致している取引先がある場合は、その取引先が自動的に割り当てられています。間違いや空欄がある場合は正しいものを選択するか、プルダウンから[新規登録]ボタンをクリックして新しく取引先を登録します。
- 税区分が空欄になっている場合は、選択肢の中から選択します。
- 請求データのCSVファイルの内容は、以下のように登録されます。
請求データのCSVファイルの内容 freee会計での登録方法 関与先 対応する取引先を選択または新規登録してください。
取引先タグとして付与します。
口座振替 振替 「e-NET振替」メモタグを未決済取引に付与します。 停止 「e-NET振替停止」メモタグを未決済取引に付与します。 上記以外 「e-NET振替未利用」メモタグを未決済取引に付与します。 請求日(取引日) 未決済取引の取引日として登録します。
年月までしか記載されていないものは、取引日を月初として登録します(例:2026/04→2026/04/01)。
細目名 品目タグとして登録され、未決済取引に付与します。
空白時には品目タグを付与しません。
細目のカテゴリ 月決報酬・臨時報酬、自由入力・空欄 勘定科目「売上高」を自動で割り当てます。 月決立替金・臨時立替金 勘定科目「立替金」を自動で割り当てます。 金額 CSVファイルの金額と消費税の合計金額を、未決済取引の取引金額として登録します。 源泉税 CSVファイルの源泉税の金額をもとに、勘定科目「事業主貸」の未決済取引を自動で登録します。
※ 法人事業所の場合は、CSVファイルに源泉税が記載されていてもその分は取引として登録されません。
消費税 CSVファイルの金額と消費税の合計金額を、未決済取引の取引金額として登録します。
なお、選択した税区分との整合性チェックは行われません。
税区分 10% 税区分「課税売上10%」を自動で割り当てます。 非課税 税区分「非課売上」を自動で割り当てます。 上記以外 ご自身で税区分を選択してください。 例:関与先の山田商事に対し、請求日を2026年4月として、税込22,000円の月決報酬(源泉税あり)を請求した場合
アップロードした請求予定のCSVファイルの行:
作成される取引:
- すべての設定が完了したら、[未決済取引を登録]ボタンをクリックします。
未決済取引の登録を完了する
- 「未決済取引を登録しています」メッセージが表示されます。
- 未決済取引の登録が完了すると、「収入・支出形式(取引の一覧・登録)」画面に自動で移動します。
※ 登録には数分かかる場合があります。
未決済取引を消し込む
操作の概要
freee会計における消込処理は、銀行口座の入出金明細と未決済取引を紐付けることで完了します。
このCSV連携機能では、振替を行った分に関しての消込処理を行います。振替を行った分が銀行口座に入金されたら、消込処理を行うことができます。
大まかな流れは下記の通りです。
- 日税ビジネスサービス・税理士協同組合から、振替を行った分が税理士事務所の銀行口座へ入金されます。
※ 日税ビジネスサービス・税理士協同組合は、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)の提供元です。 - 税理士事務所の銀行口座への入金明細をfreee会計に取り込み、その明細を選びます。
- 報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)からダウンロードできる振替結果判明のCSVファイルをアップロードし、振替結果を取り込みます。
- 「未決済取引を一括登録する」で登録した未決済取引の中から、消し込みたい未決済取引を選びます。
このとき、振替結果を取り込んでいることで、振替に成功した取引のみを選びやすくなります。 - 振替手数料等を支出の取引として登録します。
- 消込処理の完了です。
ファイルアップロード画面を開く
- 「報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)」口座詳細画面の[ファイルアップロード]ボタンをクリックします。
- アップロードするファイルは「振替結果判明ファイル(銀行明細と未決済取引を消込)」を選択して[アップロードへ]ボタンをクリックします。
消込先の入金明細を選択する
-
日税ビジネスサービス・税理士協同組合から振り込まれた入金明細を選択します。
※ 該当の入金明細がfreee会計にまだ取り込まれていない場合は、銀行口座を手動同期するか、明細アップロード機能を利用して明細を取り込んでください。「推測された明細」ビューには、取引内容をもとに日税ビジネスサービス・税理士協同組合からの入金と推測された明細が表示されます。
※ 取引内容が以下になっているものを、日税ビジネスサービス・税理士協同組合からの入金明細と推測しています。
- ホウシュウジドウシハライセイド
- ホウシユウジドウシハライセイド
- トウキョウゼイリシキョウドウクミアイ
- トウキヨウゼイリシキョウドウクミアイ
「推測された明細」の中に該当する明細がない場合は、「すべて」ビューに切り替えて検索します。
- 該当する明細を選択したら、[次へ]ボタンをクリックします。
振替結果判明ファイルをアップロードする
- freee会計の画面上の[e-NET売上管理のログインページへ]ボタンをクリックすると、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)のログインページが開きます。
- 報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)の「振替結果判明」画面を開き、CSVファイルをダウンロードします。
- freee会計の画面に戻り、[ファイルを選択]ボタンをクリックまたはドラッグアンドドロップで、ダウンロードした振替結果判明のCSVファイルをアップロードします。
- [次へ]ボタンをクリックします。
消し込む未決済取引を選択する
- 口座振替を利用した未決済取引の一覧が表示されます。
※「e-NET振替」のメモタグがついている未決済取引が表示されます。消し込みたい取引が表示されない場合は、取引の一覧画面等で、その取引に「e-NET振替」のメモタグがついているかを確認してください。このメモタグは「未決済取引を一括登録する」の手順で登録した際に自動付与されます。 - 消し込みたい未決済取引を選択してください。
各未決済取引には、振替結果判明のCSVファイルに基づく「振替結果」が表示されています。- 「入金」:振替が成功した取引 ※こちらのみあらかじめ選択されています。
- 「不能」:振替が失敗した取引
- 画面上部に表示される以下の情報を確認し、間違いがなければ[次へ]ボタンをクリックします。
- 「明細金額」:ステップ1で選んだ明細の金額
- 「未決済取引の総額」:この画面(ステップ3)で選択中の未決済取引の総額
- 「選択中の未決済取引」:この画面(ステップ3)で選択中の未決済取引の件数
ステップ1で選択した明細の入金日よりも取引日が後ろの未決済取引は、選択できません。
前払い等により未決済取引の取引日が入金日より後ろになる場合は、この画面では選択せずに[次へ]進み、次の「差額の調整」画面で対応します。
また、以下のようなケースに該当する場合は、振替結果(「入金」「不能」)の自動判定が正しく機能しないことがあります。
意図通りに自動チェックが入らない可能性があるため、手動で確認・選択を行ってください。
- 前受金の振替処理が未完了の場合:前回請求した前払いを「前受金」で処理したものの、売上高として登録済みの未決済取引を前受金に振り替えずに残したまま、今回の請求および消込を行おうとした場合。
- 過去の未決済取引の処理をせずに消込を行おうとした場合:複数月分(例:1月・2月・3月分)の請求データを一括で取り込んだ後、古い月(1月・2月)の消込を行わずに、最新の月(3月)の消込から先に実行しようとした場合。
明細金額と未決済取引の総額の差額を調整する
振替手数料等が発生し、明細金額より未決済取引の総額の方が多くなります。
この画面では、その差額を支出取引として登録して調整します。
-
「取引情報」「支出内容」に、支出取引として登録したい情報を入力します。
お手元で、報酬自動支払制度 e-NET(売上管理型)の「振込金額・手数料一覧表」から手数料等をご確認ください。項目 説明 発生日 収支の発生した日を選択します。
必要に応じて入金明細の発生日から変更してください。
取引先 日税ビジネスサービスを取引先としたい場合は、取引先として選択・作成します。 管理番号 取引の検索や管理のために番号をふりたい場合は入力します。 勘定科目 - 表示されるプルダウンメニューから選択 または
- 勘定科目名の一部を入力して表示される候補から選択します
金額 取引金額を消費税込みで入力します。 品目・部門・
メモタグ
入力したい情報があれば候補から選択します(候補に入力したい項目がない場合は新規作成)。 備考 メモとして入力したい情報があればフリーワードで入力します。(1,024文字まで) - 仕訳帳形式で確認したい場合は、[プレビュー]ボタンをクリックします。
- 入力した金額の合計と差額が一致すると、画面上部に「金額が一致しています」というメッセージが表示されます。金額が一致していることを確認して、[消込実行]ボタンをクリックします。
取引日が入金日よりも後ろになっている未決済取引の分の調整を行う場合は、勘定科目「前受金」の収入取引をここで作成してください。その後、登録済みの未決済取引は[+更新]で前受金に振替してください。
詳細は、「4.4.4 未決済取引の消込でのよくあるお困りごとと対処法 - 未決済取引の発生日より前の日付の明細で消し込みたい」をご確認ください。
消込を完了する
- 「未決済取引の消込をしています」というメッセージが表示されます
- 消込が完了すると、「自動で経理」画面に自動で移動します。
※ 登録には数分かかる場合があります。
よくある質問
Q. 本連携の利用に際して、追加料金は発生しますか?
A. 有料プランをご利用の場合、全てのお客様で追加料金なしでご利用いただけます。
Q. 報酬自動支払制度 e-NETの「振替管理型」でも利用できますか?
A. ご利用いただけません。売上管理型のみが対象です。