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社会福祉法人会計における拠点区分やサービス区分の統合・廃止時の利用シーン、推奨される操作フローと注意点について説明します。
統合・廃止時の想定利用シーン
実務上、拠点区分やサービス区分を統合、廃止、または非表示にする場面としては、主に以下のようなケースが挙げられます。
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ケース1:翌年度から新規に拠点・サービス区分を新設する
翌年度の予算作成などのためにあらかじめ新しい拠点・サービス区分を登録したものの、今年度の決算書には出力したくないケースです。 -
ケース2:事業の撤退・施設の閉鎖や廃止をする
事業を廃止した場合でも、前年度に決算額(実績)が存在するときは、今年度の決算書の前年度欄に数値を表示させる必要があります。 -
ケース3:複数の事業所・拠点を1つに統合移管する場合
過年度の決算実績を保持したまま、今年度から複数の拠点やサービス区分をまとめて集計・出力したいケースです。
統合・廃止時の区分設定の仕方
それぞれのケースに応じて、適した区分設定の変更を行ってください。
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ケース1:翌年度から新規に拠点・サービス区分を新設する
- 拠点およびサービス区分を新規登録します。
- 今年度の決算書や予算書に表示したくない場合、[決算書・予算書で表示する]のチェックを外すことで、非表示に設定します。
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ケース2:事業の撤退・施設の閉鎖や廃止をする
- 原則として[結合機能]を利用して他の区分と合算します。廃止初年度に非表示に設定してしまうと、計算書類の前年度欄の数値が合算から漏れ、前年度の法人単位での決算書と一致しなくなるためです。
- 廃止後の翌年度以降、前年度実績が完全に0円になったら、非表示に設定します。
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ケース3:複数の事業所・拠点を1つに統合移管する場合
- [結合機能]を利用して他の区分と合算します。
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例外ケース:間違えて登録した場合など、仕訳・予算・残高が一度も発生していない場合
- 拠点区分の[削除]をします。
- サービス区分は、freee会計での部門の[削除]と、freee社会福祉法人でのサービス区分の[削除]を両方行う必要があります。
区分を結合する
廃止や移管があった区分を別の区分と合算し、決算書や予算書で統合して表示する手順です。廃止初年度に前年度実績がある場合は、原則として本機能(結合)の利用を推奨します。
- 画面左側のメニューから [区分] → [拠点・サービス区分] の順にクリックします。
- 画面右上にある [結合区分を追加] をクリックします。
- [拠点結合区分] または [サービス結合区分] のラジオボタンを選択します。
- [正式名称(決算書・予算書表示名)] などを入力し、 [保存する] をクリックします。
- 結合させたい対象の区分(既存の拠点区分またはサービス区分)の行をクリックします。
- [結合区分] ドロップダウンから、作成した結合区分を選択します。
- [保存する] をクリックします。
結合機能を利用することで、当年度残高が0円の廃止区分であっても結合区分内に含まれて集計され、前年度欄の数値も合算されて正しく表示されます。
区分を結合した場合、結合区分の前年度欄は「結合元 + 結合先」の合計数値となります。単独の決算書に表示されていた前年度欄の数値と変わる点にご留意ください。
区分を非表示にする
当期の仕訳や残高がない区分について、計算書類(決算書・予算書)上への表示を隠す手順です。翌年度用の新設拠点を今年度の決算書に出力したくない場合や、廃止後翌年度以降で前年度実績も完全に0円になった際に行います。
- 画面左側のメニューから [区分] → [拠点・サービス区分] の順にクリックします。
- 非表示にしたい拠点区分またはサービス区分の行をクリックします。
- 画面右側に表示された詳細パネル内の [決算書・予算書で表示する] のチェックを外します。
- [保存する] をクリックします。
拠点区分の当期の仕訳が1本以上ある、または残高が存在する場合でも、非表示に設定することが可能ですが、残高が合わなくなる可能性があります。
当期の仕訳(繰越を含む)や残高が0円であることを、あらかじめご確認ください。
廃止した前年度に決算額がある区分を廃止初年度に非表示にすると、当年度の決算書の前年度欄の集計から漏れるため、前年度の決算書と数値が一致しなくなります。前年度実績が存在する廃止初年度の場合は、非表示ではなく「結合機能」を利用してください。
区分を削除する
仕訳や予算に使用されていない不要な区分を削除する手順です。
- 画面左側のメニューから [区分] → [拠点・サービス区分] の順にクリックします。
- 削除したい区分の行をクリックします。
- 画面右側に表示された詳細パネル内にある [削除] をクリックします。
- 確認ダイアログが表示されたら内容を確認し、 [削除する] をクリックします。
- 過去に仕訳で使用された区分や、予算が登録されている区分は削除することができません。
- 拠点区分を削除する場合、配下にサービス区分が登録されていると削除できません。配下のサービス区分を別の拠点区分に移動させるか削除した上で削除を行ってください。
統合・廃止・変更時の注意点
区分の変更・廃止・移管を行う際の全体的な注意点です。
区分設定は常に最新の状態のみが保存されます。過年度に会計期間を戻した場合でも最新の区分設定が適用されるため、結合前の状態などで過年度の決算書を再現することはできません。計算書類(決算書・予算書)は作成時に出力し、出力履歴やファイルとして保存しておく必要があります。
サービス区分や拠点区分の「正式名称」を変更した場合、過去の年度に遡って計算書類上の表記も新しい名称に変更されます。過去の表記をそのまま残したい場合は、既存の名称を変更するのではなく、新しい区分を新設することを検討してください。