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社会福祉法人会計freeeにおいて、CSV形式のファイルを用いて予算データをインポート・エクスポートする手順やファイル形式について説明します。
目次
予算データのインポート・エクスポートについて
機能の概要と利用ケース
freee社会福祉法人では、サービス区分ごとに予算データをCSV形式でエクスポートし、Excelなどで編集した後にインポートして一括更新することができます。
以下のようなケースで活用できます。
- 初期導入時・移行時: 既存ソフトやExcelで管理していた大量の予算データを一括で取り込む場合
- 期初・期末の予算作成・編集: サービス区分や科目が多い法人で、Excel上で金額を入力・編集して一括反映させる場合
インポート・エクスポートの制限事項と仕様
予算データのインポート・エクスポートを利用する際は、以下の制限事項および仕様をご確認ください。
- インポート対象となる予算種別: 当初予算、翌年度当初予算予算
- 対象単位: サービス区分ごとにインポートが可能です。
- 金額の更新: 小科目名が一致する既存の予算データが上書き更新されます。
- 内部取引の扱い: 内部取引行の予算額はエクスポート・インポートの対象外となります。
- 補正予算、流用、予備費充当のデータはインポートできません。
- 予備費充当を行った後に補正予算等でインポートすると、予備費充当の情報が引き継がれず、決算書で正しく充当額が出力できないためです。
- 当初予算、翌年度当初予算予算のうち、確定済みの予算はインポートできません。
- 予算執行日が設定されている場合、予算執行日以前の月(実績確定済みの月)の予算額はインポートで上書きされず、既存の値が維持されます。
予算データをエクスポートする
- [予算]画面を開き、対象のサービス区分を選択します。
-
画面右上の[三点リーダー]→[予算をCSVエクスポート]の順にクリックします。
- 選択したサービス区分の予算データがCSVファイルとして出力されます。
-
『出力した書類一覧』からCSVファイルをダウンロードします。
- 予算データが空(全科目が0円)の場合でも、科目名が入ったテンプレート用のCSVファイルがエクスポートされます。
- 年額・月額ともに、12ヶ月分と合計列の計13列の予算データが出力されますが、作成した予算が年額の場合、月額列は空欄で出力されます。
予算データインポート前の準備をする
ファイルの形式と制限事項
インポートに使用するファイルは、以下の条件を満たしている必要があります。
- ファイル形式: CSV形式(文字コードはUTF-8)
- ファイルサイズ: 20MB以内
- 行数制限: 20,000行以内
CSVファイルの編集ルール
エクスポートしたCSVファイルまたは作成したCSVファイルを編集する際は、以下のルールに沿って設定してください。
| 項目分類 | 入力内容 | 留意点 |
|---|---|---|
| 小科目名 | 登録されている小科目(資金収支科目)の名称を入力します。 | システム上の小科目名と完全一致させる必要があります。 |
| 金額列(月額) | 4月〜3月の各月の金額を半角数字で入力します。 | マイナス値の入力も可能です。空欄のセルは「0円」として上書きされます。 |
| 金額列(年額) | 年額の金額を半角数字で入力します。 | 年額予算の場合に使用します。 |
- 見出し行(大区分や中計科目)は金額が入っていても自動的にスキップされます。
- 年額予算のバージョンに対して複数月(12か月分)の金額列が含まれるCSVを読み込む場合、列マッピングで指定した1列のみが年額として反映され、他の月列は無視されます。
スキップ・自動補正の条件と取り扱い
以下の条件に該当するデータは、エラーにならずスキップされます。
| 条件 | 処理内容 |
|---|---|
| 小科目名がマスタに存在しない | 存在しない小科目名の行は自動的にスキップされます。 |
| 大区分・中計科目の行 | 見出し行(大区分や中計科目)は金額が入っていても自動的にスキップされます。 |
| 内部取引の行 | 内部取引の小科目行を追加しても自動的にスキップされます。 |
| 予算執行日以前の月 | 予算執行日以前の月(実績確定済み月)のデータは更新されず、既存の値が保持されます。 |
| 一部の月の金額が空欄(月額) | 月額予算で金額列の一部が途切れている場合、不足している月は0円として補正・取り込まれます。 |
| CSV内で同名小科目が重複 | 同一の小科目名が複数存在する場合、最後に記述されている行の値で上書きされます。 |
予算データをインポートする
ファイルの選択とアップロード
- [予算]画面を開き、対象のサービス区分を選択します。
-
画面右上の[三点リーダー]→[予算をインポート]の順にクリックします。
-
[ファイルを選択]をクリックし、用意したCSVファイルをアップロードします。
- 自動的に列マッピング画面へ進みます。
列マッピングの設定
先頭5行のプレビューを確認し、列を設定します。
-
ドロップダウンメニューから[小科目列]に対応するCSVの列を選択します。
- ドロップダウンメニューから[金額列]に対応するCSVの列を選択します。
月額予算の場合: 開始月(4月)の列を選択します。以降12か月分が自動的に対応付けられます。年額予算の場合: 年額の列を選択します。
- [プレビューを表示]をクリックします。
CSVのヘッダー名が「小科目」「4月」「年額」などの名称になっている場合、自動的に列が選択されます。
プレビュー確認とインポートの実行
-
プレビュー画面で、データの件数サマリ(エラー件数、スキップ件数、警告件数、反映予定件数)およびプレビューを確認します。
- エラーがないことを確認し、[インポート]をクリックします。
-
インポート処理が開始され、完了後にメッセージが表示されます。
データインポート、仕訳連携、年度締めなどの別処理が実行中の場合は、インポートを開始できません。
予算インポートのトラブルシューティング
インポート時に発生するエラーと対処方法は以下の通りです。
予算インポートでは行データや処理内容に応じて分類(エラー・スキップ・警告・OK)が判定されます。
- エラー: 該当行に不正なデータが含まれています。エラーが1件でも存在するとインポートを実行できません。
- スキップ: マスタ不一致や内部取引行など、更新対象外の行です。該当行を除外してインポートを実行できます。
- 警告: 列数不足や重複行などです。警告内容を含めてそのままインポートを実行できます。
| 分類 | エラーメッセージ・症状 | 主な原因 | 対処方法 |
|---|---|---|---|
| エラー | ファイルの形式が間違っています。CSVファイル(UTF-8形式)をアップロードしてください。 | ファイルの拡張子が「.csv」以外であるか、文字コードがUTF-8ではありません(WindowsのExcel等でShift-JIS保存された場合を含みます)。 | ファイル形式をCSV(文字コード:UTF-8)に変換してアップロードしてください。 |
| エラー | ファイルのデータ上限を超えています。20000行以内かつ20MB以下のファイルをアップロードしてください。 | ファイルサイズが20MBを超えているか、データ行数が20,000行を超えています。 | ファイルサイズを20MB以内かつ20,000行以内に収まるよう分割してアップロードしてください。 |
| エラー | 金額列が数値ではありません。 | 金額欄に全角数字、通貨記号、小数点などの数値以外の文字が含まれています。 | 金額欄には半角数字の整数を入力してください。 |
| エラー | 小科目列、金額列は必須項目です。 | 列マッピング画面で必要な列が選択されていません。 | 列マッピング画面で小科目列および金額列を正しく指定してください。 |
| スキップ | 小科目名がマスタに存在しません。 | 指定された小科目名が社会福祉法人会計freeeの勘定科目マスタに登録されていません。 | マスタに存在する小科目名に修正するか、必要に応じて事前にマスタ登録を行ってください。 (該当行は自動的にスキップされます) |
| スキップ | 小科目「〇〇」は内部取引科目のため予算の取り込み対象外です。 | 内部取引フラグが有効な小科目行です。 | 内部取引科目は予算インポートの対象外です。 (該当行は自動的にスキップされます) |
| スキップ | 予算執行日により全ての対象月が保護されているため更新されません。 | 設定されている執行日により、全期間が保護対象となっています。 | 執行日以降の月が含まれる予算バージョンを選択するか、必要に応じて執行日の設定を確認してください。(該当行は自動的にスキップされます) |
| 警告 | 同一小科目名が複数行に存在します。最終行の値が反映されます(この行は無視されます)。 | CSVファイル内で同じ小科目名が複数行に入力されています。 | 重複している行は最終行の値で上書きされます。必要に応じてCSVファイル内の重複を整理してください。 |
インポート履歴を確認する
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[予算]メニューを開き、画面上の[予算インポート履歴]をクリックします。
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過去のインポート日時、ファイル名、実行ユーザー、行数、ステータスなどの履歴一覧を確認します。
予算インポートには履歴の一括削除機能はありません。インポートしたデータを変更したい場合は、正しい内容で再度インポート(上書き)を行うか、予算編集画面から直接修正してください。