会計freeeの固定資産台帳で「除却処理」を行うと、自動で「固定資産除却損」の仕訳が生成することができます。社会福祉法人会計基準では、「固定資産除却損」ではなく「建物売却損・処分損」等の勘定科目を用いることから、必要に応じて勘定科目の変更を行う必要があります。
手動で固定資産の除却の仕訳を計上される場合は、「建物売却損・処分損」等科目を用いて仕訳の入力をしてください。
目次
固定資産除却損の勘定科目名を変更する
1. [決算]メニューの[振替伝票]をクリックします。
2. 自動で仕訳化されて「固定資産除却損」の勘定科目を修正する場合、振替伝票を用いて「固定資産除却損」を取消し、「建物売却損・処分損」等の勘定科目で計上する仕訳を入力します。
[例]
(借方)「建物売却損・処分損」 ○○ /(貸方)「固定資産除却損」 ○○
※ 必ず「部門」の登録も忘れず付すようお願いします。
固定資産の除却は毎年行われる可能性があるため、除却損名変更タグの振替伝票テンプレートを用意しています。テンプレートは4種類です。
- 「建物売却損・処分損」へ科目変更
- 「車輌運搬具売却損・処分損」へ科目変更
- 「器具及び備品売却損・処分損」へ科目変更
- 「その他の固定資産売却損・処分損」へ科目変更
テンプレートは 除却損名変更タグ(振替伝票テンプレート) をダウンロードし、インポート作業を行ってください。インポートは「取引テンプレートを一括登録する」を参考に進めてください。
例1. 1資産ごと除却名を変更する場合
[例]
固定資産の実査をし、今後利用しない器具備品を3/31に廃棄し、会計は除却処理を行った。
なお、除却額は25,000円である。
① 資産の除却を登録する
固定資産の除却の方法はこちらを参考ください。
【除却資産の仕訳イメージ】
② 振替伝票で除却のテンプレートを選択する
振替伝票を開き、「振替伝票テンプレート」欄をクリックして、除却資産の対象となる資産名のテンプレートを選択します。
③ 除却資産の除却額と部門を登録する
① の固定資産の詳細画面を参考に、除却金額と部門の登録をします。
例2. 複数資産ごと除却名を変更する場合
[例]
固定資産の実査をし、今後利用しない器具備品2台を3/31に廃棄し、会計は除却処理を行った。
なお、除却合計額は55,000円である。
① 資産の除却を登録する
固定資産の除却の方法はこちらを参考ください。
② 総勘定元帳で該当資産を検索する
[レポート]→[総勘定元帳]を開き、「決算書表示名」と「部門」を選択します。
③ 絞り込み集計する
[絞り込む]ボタンをクリックすると、該当の科目名が集計されます。
④ 除却資産の内容を確認する
「固定資産除却損」をクリックし、除却資産の内容を表示します。
⑤ 振替伝票で除却のテンプレートを選択する
振替伝票を開き、「振替伝票テンプレート」欄をクリックして、除却資産の対象となる資産名のテンプレートを選択します。
⑥ 除却資産の除却額と部門を登録する
④ の「固定資産除却損」を参考に、除却金額と部門の登録をします。