社会福祉法人 with freeeではfreee会計の仕訳データをAPI連携することで、各計算書類等の出力ができるようになります。
freee会計および社会福祉法人 with freeeに登録した取引内容・設定内容などに不備がないかのチェックを行う方法をご説明します。
目次
社会福祉法人 with freeeへAPI連携を行う
API連携の手順は次のとおりです。
- freee会計の画面から[福祉freee]メニューをクリックして、社会福祉法人 with freeeの画面を表示します。
- 「社会福祉法人会計レポートシステム」画面が表示されましたら、[ログイン]ボタンをクリックします。
- 「freee会計データ連携」画面内、[仕訳の取り込み]と[チェックリスト実行]の双方にチェックを入れ、日付または月を選択後にAPI連携する期間を指定し、[データ連携を実行する]ボタンをクリックします。データ連携の期間の設定など詳しくは「 【社会福祉法人】API連携を行う 」をご覧ください。
これにより、API連携後に取り込まれた仕訳が正しいかどうかのチェックが行われます。チェックリスト実行の対象範囲は「仕訳の取り込み」で指定した範囲と同じになります。 - データ連携を実行後に[エラー詳細]をクリックし、連携したマスタデータと仕訳データに
エラーがないかを確認します。 - 次のような画面が別のタブ上に表示されます。
エラーがあれば「チェック項目」欄にエラー内容が表示されます(エラー内容とその修正方法については「【社会福祉法人】エラーチェックが出ましたがどこを修正すれば良いかわかりません」をご覧ください)。
エラーチェックのみを行う
エラーチェックのみを行う方法をご説明します。
こちらの方法は、freee会計のデータは前回連携時からは変更せず、社会福祉法人 with freee内の設定内容等を変更したときに行うチェック方法です。
エラーチェックのみを行う場合
- [チェックリスト実行]メニューをクリックします。
- 「チェックリスト実行」画面が表示されますので、[チェック実行]ボタンをクリックします。
「仕訳情報のチェック」欄で詳細な条件を指定することができます。 - チェックが実行後にエラーがあれば、エラー内容が表示されます。
- 「仕訳の検索」欄で条件を指定し、[検索]ボタンをクリックしますと、チェックリストが表示されます。
仕訳や設定内容に不備がありますと、「チェック項目」にエラー内容が表示されます。
エラー内容とその修正方法については「【社会福祉法人】エラーチェックが出ましたがどこを修正すれば良いかわかりません」をご覧ください。
エラーリストのみを表示する場合
何も設定を行わずに[検索]をクリックしますと、全仕訳データのチェックリストが表示されます。
エラーがある仕訳のみを表示させたい場合には、「チェックリスト実行」画面の「仕訳の検索」欄で「出力データ」選択の「チェックリスト(すべて)」と「内部取引」のチェックをはずし、[検索]をクリックします。
2種類の「チェックリスト実行」の違いについて
福祉freeeのチェックリスト実行には、2種類のチェック方法があります。
その違いについてご説明します。
freee会計データ連携画面(ホーム画面)でのチェックリスト実行について
同画面における「チェックリスト実行」は、画面上で指定した条件で新しく取込まれた「仕訳データのみ」にエラーがないかをチェックする機能です。
今回新たに連携した「仕訳データのみ」をチェックしたい場合にご利用いただくことで、「チェックリスト実行」に要する時間を短縮することができます。
[チェックリスト実行]メニュー→[チェック実行]について
[チェックリスト実行]メニューから、設定を変更せずに行う[チェック実行]は、データ連携にて取り込まれたすべての仕訳と設定をチェックする機能です。
福祉freeeにて設定の変更を行った場合や、データ連携を行い全仕訳データをチェックしたい時に利用します。
freee会計データ連携画面(ホーム画面)でのチェックリスト実行とタブボタン「チェックリスト実行」の比較表
項目 | 福祉freeeデータ連携画面 (ホーム画面) |
「チェックリスト実行」 (タブボタン) |
---|---|---|
データチェック対象可能範囲 | 前回連携後より、新しく取り込まれた仕訳データの月のみのデータ | データ連携にて取り込まれた全データ |
チェック範囲の個別指定 | できない | チェック項目を個別に指定し、チェックすることが可能 |
チェック項目の表示内容
チェックリストの「チェック項目」に表示される記号の内容は次のとおりです。
記号 | 説明 |
---|---|
$ | 月次計算に使用する仕訳 |
& | 月次計算に使用する仕訳のうち、サービス区分間の自動仕訳が発生し、分解される対象の仕訳 |
非 | 非資金取引の仕訳 |
自 | サービス区分間の自動仕訳の発生する分解対象の仕訳と自動仕訳により発生した仕訳 |
事 | 内部取引先サービス区分が事業区分間である仕訳(例:事01) |
拠 | 内部取引先サービス区分が拠点区分間である仕訳(例:拠02) |
サ | 内部取引先サービス区分がサービス区分間である仕訳(例:サ03) |