freeeの取引データには、「決済済み」と「未決済」の2種類のステータスがあります。対価の支払い・回収が完了している場合に「決済済み」、そうでない場合に「未決済」を選択します。未決済で取引を登録することで、自動的に売掛金や買掛金が計上されます。
このページでは、未決済取引の消し込み方法についてご説明します。
未決済取引の消し込みとは
登録された未決済取引は、決済日における実際の入出金が登録されて はじめて「決済」されます。
このように、未決済取引に対して実際の決済情報を登録する作業のことを「消し込み」といいます。
freeeでは実際に決済された際の明細が存在するかどうかによって、消し込みの登録方法が大きく2つに分かれています。
消し込むための入出金明細がある場合 - 自動で経理
消し込むための入出金明細がある場合、「自動で経理」から未決済取引の消し込みを行うことができます。
まずは「自動で経理」を開き、消し込むための入出金明細を確認します。
- 画面左側のメニューから[自動で経理]をタップします。
- 消し込む入出金明細上で[未決済取引の消込]を選択します。
消込金額が一致している場合
例:
4月1日に売上金額10万円を未決済取引として登録し、翌月15日 実際に10万円が一括で入金されたケース
消込金額が一致している場合は、freee側で消し込み対象となる未決済取引を自動的に推測します。
【推測結果が正しい場合】
画面下部の[登録]ボタンをタップして消し込みます。
【推測結果が誤っている場合】
画面右下の[未決済取引を選択]をタップし、一覧表示された未決済取引から消し込み対象となるものを選択し、画面下部の[登録]ボタンをタップして消し込みます。
消込金額が一致していない場合
例1:
4月1日に売上金額10万円を未決済取引として登録し、翌月15日 実際に5万円が入金されたケース(残額5万円はさらに翌月に入金予定)
例2:
4月1日に売上金額10万円を未決済取引として登録し、翌月15日 実際に9万9500円が入金されたケース(差額500円は振込手数料であった)
消込金額が一致していない場合は、アプリ版 freee会計からの消し込み登録ができかねます。
消し込む登録を行う場合は、Web版 freee会計※から消し込み登録を行ってください。
※ 画面左側のメニューから[ブラウザ版のfreeeを開く]をタップすることで、Web版 freee会計へアクセスできます。
詳しい消し込み方法は次のとおりです。
- 未決済取引の金額 > 入出金明細の金額: 部分決済を登録する場合
- 未決済取引の金額 < 入出金明細の金額: 単一の明細から複数の取引を消し込む
消し込むための入出金明細がない場合 - 手動登録
消し込むための入出金明細がない場合、各取引の「決済一覧」画面から未決済取引の消し込みを行うことができます。
- 画面左側のメニューから[取引一覧]をタップします。
- 表示された取引の一覧から、消し込み対象の未決済取引をタップします。
- [決済を追加する]ボタンをタップします。
- 「口座」「決済日」「金額」をそれぞれ選択・入力します。
- 決済情報に問題がなければ、画面右上の[保存]をタップします。
1つの未決済取引には複数の決済情報を登録することができます。その場合は上記の手順4〜手順5を繰り返してください。
例えば10万円の売上金額が、後から異なる日付で5万円ずつ入金された場合に、それぞれの決済情報を保存することができます。