対象プラン
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新プラン | ミニマム | スターター | スタンダード | アドバンス |
旧プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ | |
その他 | 労務管理ペーパーレス |
※ 本記事はfreee人事労務についてのヘルプページです。freee申告については「freee申告のカテゴリー」をご覧ください。
ここでは、年末調整で従業員が1年間に受け取った現職の収入(給与・賞与)および現職以外の収入(前職の所得・副業や給与以外の所得)の総額を入力する「収入」の入力・確認手順について説明します。
※ 「現職の収入」欄は、管理者のみ入力が可能です。従業員自身による入力は行いません。「現職以外の収入」欄は従業員自身での入力も可能です。
※ 年末調整ペーパーレスプランをご契約の場合、還付・追徴の計算は非対応となりますので、本ページの対応は不要です。
目次
収入を入力する
- [年末調整]メニューを開き、従業員の一覧より確認したい従業員名をクリックして従業員毎の年末調整画面を開きます。
- [情報確認]→[収入]タブを開き、現職の収入(給与・賞与)および現職以外の収入(前職の所得・副業や給与以外の所得)の情報を入力・確認します。
freee人事労務のご利用開始時期や、該当の従業員の給与・賞与情報の登録状況によって、必要な入力方法が異なります。
以下のうち、該当するケースに沿って必要な設定を行ってください。
また、現職以外の収入がある場合は以下の設定を併せて行ってください。
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年末調整の対象となる給与は、「対象年の1月支払い分から12月支払い分まで」です。
- 例えば、給与の支払いが「当月末締め・翌月払い」の場合は、「11月末締め・12月払い」の給与までが対象となります。
- 「12月末締め・1月払い」の給与は翌年度の年末調整の対象となりますのでご注意ください。
- 詳しくは、国税庁サイトの「年末調整の対象となる給与」をご覧ください。
1年間の給与・賞与明細をfreee人事労務で作成済みの場合
freee人事労務で給与・賞与明細を確定していれば、その金額 および 給与明細確定日時の情報が自動で[収入]画面に反映されますので、給与・賞与についてその他の設定は不要です。
- 年末調整の還付・追加徴収する月を12月として設定している場合は、年末調整の結果を反映してから給与・賞与明細を確定します。
- そのため、12月の給与明細を確定していなくても、[収入]画面の「1年間の給与・賞与総額」の「給与額」項目は、12月の給与支給分を含めた金額が反映されます。
- もし、未確定の給与・賞与明細が存在する場合は、該当月の明細を確定して[収入]画面に反映させます。明細確定の操作手順は、以下のヘルプページをご覧ください。
年の途中からfreee人事労務を使い始めた場合
次のいずれかの方法で、freee人事労務利用開始前の給与・賞与情報を登録します。
給与インポートを行う方法
別の給与ソフトで計算した給与情報を、一括でインポートすることができます。
詳しくは、「他社サービスの給与データを取り込む(インポート)」のヘルプページをご覧ください。
未入力の金額を手入力で追加する方法
- 「1年間の給与・賞与総額」項目右上の[未入力の金額を追加]をクリックし、「給与・賞与総額の直接編集」画面を開きます。
-
freee人事労務をご利用になる前に使っていたソフト等の情報を参照しながら、各種金額を入力します。
項目名
内容
給与額
給与の総額
給与控除額
給与から控除された社会保険料の総額
給与所得税額
給与から控除された所得税の総額
賞与額
賞与の総額
賞与控除額
賞与から控除された社会保険料の総額
賞与所得税額
賞与から控除された所得税の総額
※ 同一の従業員について、freee人事労務で年内に退社処理を行い、別の従業員アカウントで入社処理をした場合も、該当従業員の年末調整[収入]の「給与・賞与総額の直接編集」画面に入力します。
「賃金台帳」にて、退社処理を行った旧従業員アカウントのデータを参照し、12月時点で使用している新しい従業員アカウントの年末調整画面に、上記表を参照し未入力金額を入力します。
従業員が年の途中に入社した場合
年の途中に入社した従業員は、次の方法で前職の情報を反映 または 入力します。
入社手続きの画面で入力した前職の源泉徴収を反映する方法
[従業員]メニュー画面より従業員を新規登録時に、入社手続きの画面で「源泉徴収票の情報を入力しましょう」項目に入力していた場合、その内容は年末調整の[収入]画面に自動で反映されますので、前職情報についてその他の設定は不要です。
年末調整画面で前職の源泉徴収を入力する方法
入社手続きの画面で前職の情報を入力していなかった場合、年末調整の画面から入力することができます。
- 次のうちいずれにも該当する場合のみ、年末調整画面に前職情報が連携されます。
- 年末調整画面で前職情報を入力していない
- 入社手続き画面で前職情報を登録している
- [収入]画面で[直接編集]をクリックします。
- [前職の所得を追加]をクリックします。
-
「現職以外の収入の直接編集」画面の各項目を入力して、[保存]をクリックします。
-
前職の所得
項目 説明 前職情報 前職の支払金額や社名など、各必須項目を入力します。 源泉徴収票 前職の源泉徴収票の画像をアップロードできます。
※ 1つの事業所、ユーザー、年度 のセットに対して5件までアップロードが可能です。
※ .png / .jpeg / .pdf形式で、10MBまでのファイルがアップロード可能です。
-
前職の所得
その他のケースについて
年の途中に入社した従業員の下記のケースについては、リンクより各項目をご覧ください。
従業員に副業や給与以外の所得がある場合
副業の給与所得や給与以外の所得がある場合は、下記のとおり登録します。
- [収入]画面で[直接編集]をクリックします。
- 「現職以外の収入の直接編集」画面の「副業や給与以外の所得」項目で、[副業や給与以外の所得がある]にチェックを入れます。
- 該当する項目に入力し、[保存]ボタンをクリックします。
-
副業や給与以外の所得
項目 説明 その他の事業所の給与収入 副業などその他の事業所から給与収入がある場合は「年収」を入力するため、今年の見込み分を入力します。 給与以外の所得 給与以外の収入がある場合、収入額から必要経費を引いた「所得額」を入力します。
-
副業や給与以外の所得
収入を確認済みにする
現職の収入(給与・賞与)および現職以外の収入(前職の所得・副業や給与以外の所得)情報の入力が完了したら、画面下部の[確認完了]ボタンをクリックして、収入の項目を「確認済」の状態にします。
翌年の所得
翌年の所得は、年末調整には使用しませんが、翌年1月の従業員情報への連携用の項目として算出します。「還付追徴の反映」もしくは「年末調整の確定」を行うと従業員情報の税に自動反映します。
翌年の所得の計算式は、次のとおりです。
- 給与所得控除後の給与等の金額(※)+給与以外の所得
※ 「1年間の給与・賞与の総額+前職の支払金額+その他の事業所の給与収入」を「令和 5 年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表」にあてはめて算出します。
参考:「給与明細の状況」項目の12月部分に「還付・追徴の反映をしてから確定してください」と表示される場合
年末調整設定にて還付・追加徴収する月を12月に設定している場合、「給与明細の状況」項目の12月部分に「還付・追徴の反映をしてから確定してください」というメッセージが表示されます。
このメッセージは、年末調整の還付・追徴を反映し、12月の給与明細の確定が完了していても表示されます。そのため、12月の給与明細の確定が完了後はfreee内で必要な操作はありません。
参考:年末調整画面で前職の源泉徴収の入力画面が表示されない場合の入力方法
今年度入社ではない場合でも、freee人事労務では前職の情報を入力することができます。
今年度中に前職の給与が発生していて、前職の源泉徴収票を含めて年末調整をしたい場合は、上述の「年末調整画面で前職の源泉徴収を入力する方法」の手順にて前職情報を登録してください。
参考:前職が複数ある場合の源泉徴収の入力方法
今年度中に自社含め3つ以上の会社で働いていた場合、「前職の情報の直接編集」画面には、前職の情報を複数入れる必要があります。詳細については、下表をご参考ください。
※ 入社手続き画面「前職情報」で前職の情報を入力する場合も、同様の内容となります。
項目 |
内容 |
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複数の前職の会社の、源泉徴収票の合計金額を入力します。 |
前職の社名 |
複数の前職の会社のうち、直近の社名を入力します。巻末に(他〇社)と括弧書きを追加します。
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前職の事業所住所 |
複数の前職の会社のうち、直近の事業所住所を入力します。 |
前職の退職日 |
複数の前職の会社のうち、直近の退職日を入力します。 |
参考:前職の退職所得にかかる源泉徴収票について
前職の退職所得にかかる源泉徴収票は、年末調整には算入しません。
詳しくは、「今年中途入社をした人が前職の退職所得にかかる源泉徴収票を持ってきた場合、どうすればいいですか?」のヘルプページをご覧ください。