※ 本記事はfreee人事労務についてのヘルプページです。freee申告については「freee申告のカテゴリー」をご覧ください。
freee人事労務の年末調整で出力する源泉徴収票の摘要欄は、年末調整で登録した情報により自動反映される内容と、管理者が任意で手入力する場合があります。
年末調整で登録した情報により自動反映される内容
本人情報
「本人情報」等から申告に必要な項目が自動入力されます。
所得金額調整控除の適用がある場合は、該当する要件に応じて次のように記載します。
要件 | 記載方法 |
---|---|
本人が特別障害者 |
記載不要 ※ 「本人が障害者」の「特別」欄に「○」を付します。 |
同一生計配偶者が特別障害者 | 同一生計配偶者の氏名(同配)
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扶養親族が特別障害者 | 扶養親族の氏名(調整)
|
扶養親族が年齢23歳未満 |
ただし、上記「同一生計配偶者」又は「扶養親族」の氏名が以下に記載されている場合は、記載を省略できます。
- 「(源泉・特別) 控除対象配偶者」欄
- 「控除対象扶養親族」欄
- 「16歳未満の扶養親族」欄
参考:国税庁「令和6年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引 - 第2 給与所得の源泉徴収票(給与支払報告書)」
なお、年末調整対象外の従業員の場合は、「年調未済」が入力されます。
住民税徴収方法
- [年末調整]メニュー → 従業員の一覧より従業員名をクリックします。
- [住民税徴収方法]タブをクリックします。
[徴収方法の切替理由]に入力した内容が反映されます。
年調減税
「年調減税(定額減税)」に関する記載事項が決まっており、以下表に記載されている文言が自動で表示されます。
年調減税対象 | 年調減税対象外(※1) | |
---|---|---|
年末調整対象 | 「源泉徴収時所得税減税控除済額XXXX円、控除外額XXXX円」(※3) | 「源泉徴収時所得税減税控除済額0円、控除外額0円」 |
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「源泉徴収時所得税減税控除済額XXXX円、控除外額XXXX円 非控除対象配偶者減税有」 |
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「源泉徴収時所得税減税控除済額XXXX円、控除外額XXXX円 減税有 ●●●●(同配)」 ※●●●●には同一生計配偶者の氏名が入力されます |
|
年末調整対象外 | 「年調未済」のみ記載 |
(※1)年末調整の対象となるが、年調減税の対象外となる従業員の例
- 給与以外の所得があり、それらを含めた合計所得金額が1,805万円を超える場合
- 2024年6月1日以降に給与・賞与の支給がない場合
(※2)非控除対象配偶者とは、配偶者控除や配偶者特別控除などの控除の対象にはならないものの、定額減税(年調減税)の対象になる配偶者のことを指します。具体的には、従業員本人の合計所得金額が1,000万円を超えていて、配偶者が合計所得金額48万円以下の同一生計配偶者である場合です。
(※3)源泉徴収時所得税減税控除済額は「11. 各従業員の年末調整計算結果を確認・確定する 」のヘルプページをご確認ください。
管理者が手入力する
- 各従業員の年末調整画面の[書類出力]タブをクリックします。
- 源泉徴収票欄の[編集]をクリックします。
- 源泉徴収票の摘要欄で[摘要欄あり]にチェックを入れ、摘要の内容を入力し、保存します。
参考:摘要欄に反映できる文字数
源泉徴収票の摘要欄は300文字以内で入力することができます。
300文字を超えるとe-TaxやeLTAXで電子申告する際に省略されますので、ご注意ください。
300文字のおおまかな内訳については次の通りです。
- 「本人情報」は150文字程度
- 「住民税徴収方法」は75文字程度
- 「年調減税」は40~80文字程度
源泉徴収票の摘要欄への手入力での自由記載は①②③を含めて300文字まで、1行につき25文字・最大3行まで入力することが可能です。
※ 源泉徴収票を出力した際、1行ごとに「/」で区切られるため、1行25文字以内に収まらない場合は、源泉徴収票に手書きにてご記入ください。