口座とはお金の出入口
一般的に「口座」というと銀行口座のことを指しますが、freeeでは、次のようなものをすべて「口座」と呼びます。
- 銀行口座
- 社内にある現金、小口現金
- 事業用のクレジットカード
- 交通系ICカードや電子マネーなどの決済サービス
- その他、freeeとデータ連携できる各種サービス
データ連携できるサービスには、店舗のレジやネットショップの売上を管理するサービス、ネットショップでの購入履歴を参照できるサービスなどが含まれます。
「口座」は、「お金が出入りする出入口」「お金を出し入れする箱」のように捉えることができます。
freeeでは、売上の入金や費用の支払いなど、事業に関わるお金の動きを「口座」への入出金として記録し、口座ごとに残高を管理しながら日々の経理作業を進めていきます。
口座の4カテゴリ
口座は大きく4つのカテゴリに分かれます。ホーム画面ではカテゴリ別に表示され、口座を登録する際もカテゴリによって選べるものが異なります。
- 銀行口座
銀行の預金口座をfreeeの「口座」として登録することで、預金残高をfreee上で把握できます。また、インターネットバンキングと連携して同期を行うことで、銀行の入出金明細を自動的に取得し、効率的に入力を進められます。 - クレジットカード
クレジットカードをfreeeの「口座」として登録することで、クレジットカードで支払った分の残高をfreee上で把握できます。また、クレジットカードのWebサービスと連携して同期を行うことで、クレジットカードの利用明細を自動的に取得し、効率的に入力を進められます。 - 決済サービス・電子マネー
銀行口座・クレジットカード以外で、外部のサービスと連携して残高管理を行えます。各種の決済サービスや電子マネーのほか、POSレジサービス、ネットショップの販売履歴・購入履歴などが含まれます。外部サービスと連携して同期を行うと、売上や支払いの履歴を取得でき、入力作業を効率化できます。 - 現金・その他
現金は「口座」として初めからfreeeに登録されています。現金取引はこの口座の入出金として記録します。その他に、小口現金・受取手形・売掛金などの資産や、支払手形・役員借入金などの負債を管理するための口座を登録することも可能です。
口座を同期して入力ミスや手間をなくす
インターネットバンキングなどのWebサービスとfreeeを連携して、入出金履歴などのデータを取り込むことを「同期」と呼び、取り込んだデータを「明細」と呼びます。
freeeでは、「明細」に含まれる日付・金額・利用内容(摘要)を取引に変換して登録することが可能です。
従来必要だった転記作業がなくなり、経理にかかる時間や労力を大幅に削減できます。また、入力ミスや抜け漏れも起こりにくくなるため、経理初心者の方にもおすすめです。
同期に対応している銀行口座やクレジットカード、その他のサービスについては、ぜひ同期をお試しください。
口座の連携・同期に関する設定については、「 1.7 口座同期の設定 」のページをご覧ください。
口座名は勘定科目として使用される
仕訳上の表示
freeeに登録した口座の名前は、そのまま勘定科目として使用されます。
例えば、「freee銀行」に売上の入金があった場合、「売上高」の勘定科目で「freee銀行」という口座への収入の取引を登録すると、「借方:freee銀行 / 貸方:売上高」という仕訳が作成されます。
試算表や総勘定元帳にも、一つの勘定科目として残高が表示されます。
決算書上の表示
決算書上では、銀行口座の残高は「現金及び預金」、クレジットカード口座の残高は「未払金」として合計で表示されます。
その口座の残高が決算書上でどのように表示されるかは、「 勘定科目の設定 」で確認・編集が可能です。
【勘定科目の設定画面 - 銀行口座】
【勘定科目の設定画面 - クレジットカード口座】
決算書上の表示を変更したい場合は、「 勘定科目の設定 」で対象の勘定科目(口座名)をクリックし、「表示名」項目を任意の勘定科目に書き換えます。
【「表示名」を「未払金」から「未払費用」に変更】