現金口座で決済する取引など、入出金明細がなく「自動で経理」を用いることができない場合は、[取引]→[取引の一覧・登録]から手動で取引登録を行います。
なお、勘定を複数行入力する場合や、税区分を指定する場合は「詳細登録」を用います。
決済済み取引の登録
決済ステータスを「完了」として登録し、選択した口座の残高を増減させます。
決済済み取引は、入力した勘定科目と、選択した口座で仕訳が起こります。
勘定を複数行入力する場合や、税区分を指定する場合は「詳細登録」から登録します。
決済が未完了の取引の登録
決済が未完了の取引を登録するときは、決済ステータスを「未決済」とし、期日も入力します。
未決済取引は、入力した勘定科目と、勘定に設定された相手勘定科目で仕訳が起こります。
勘定に設定された相手勘定科目は、[設定]→[勘定科目の設定]から確認できます。
「未決済」で認識した買掛金や売掛金などは、次の方法によって消し込みます。
- 入出金明細取得後に「自動で経理」の「入出金予定とマッチ」から選択して消し込む
- [取引]→[取引の一覧・登録]から当該取引を選択し、画面右下の「決済を登録」ボタンから消し込む
参考:取引登録の様々な方法
口座の同期を用いない場合の取引登録には、次の方法もあります。件数が非常に多い場合などでは、「取引インポート」がオススメです。
参考:決済済み取引と未決済取引の仕訳の違い
決済済み取引と未決済取引では、取引から作成される仕訳が次のとおり異なります。
【A】決済済み取引の仕訳
決済済み取引では、取引の原因(収入 または 支出)と結果(決済)が同じタイミングで発生します。そのため仕訳は、原因と結果が対応したシンプルな一行になります。
例:10/1に50,000円の仕入をし、代金は現金で支払った場合
10/1 (借方)仕入高 50,000 /(貸方) 現金 50,000
【B】未決済取引の仕訳
未決済取引では、取引の原因(収入 または 支出)と結果(決済)が異なるタイミングで発生します。そのため仕訳は、原因の仕訳、結果の仕訳がそれぞれ別に切られます。
例:10/1に50,000円の仕入をし、代金は11/30に現金で支払った場合
10/1 (借方)仕入高 50,000 /(貸方) 買掛金 50,000
11/30 (借方)買掛金 50,000 /(貸方) 現金 50,000
※当初、未決済取引で作成されていた取引を、発生日と同日付で決済した旨の決済済み取引に内容を変更した場合は、上記【A】の例と同様、一行の仕訳となります。
例:当初、10/1付に「50,000円の仕入をし、代金は11/30に現金で支払う」という内容で仕訳を切ったが、支払いを「10/1(仕入日と同日付)に現金にて決済した」という内容に変更した場合
<当初の仕訳>
10/1 (借方)仕入高 50,000 /(貸方) 買掛金 50,000
<変更後の仕訳>
10/1 (借方)仕入高 50,000 /(貸方) 現金 50,000
参考:固定資産を取得した場合
固定資産を取得した場合は、固定資産台帳への登録が必要となります。
freeeでは取引登録を行なった際、その取引が固定資産台帳への登録を要するものであると推測される場合は、固定資産台帳への登録を促すアラートを表示することができます。
アラートは次の条件にすべて当てはまる場合に表示されます。
- 「取引」や「自動で経理」から10万円以上の支出を登録した場合
- 登録した勘定科目の分類が次のいずれかに当てはまる場合
- 分類:有形固定資産
- 分類:無形固定資産
- 分類:投資その他の資産
- 分類:繰延資産
- 勘定科目:消耗品費
「取引の一覧・登録」から取引を登録した場合
「自動で経理」から取引を登録した場合
もし、アラートの表示対象が固定資産台帳への登録を要するものであった場合は、併せて固定資産台帳への登録もお願いいたします。
固定資産台帳への登録方法は次のヘルプページをご参照ください。
アラートの表示 / 非表示は設定から変更することができます。
- [設定]メニュー → [事業所の設定]をクリックします。
- [詳細設定]タブに切り替え、「取引関連設定」グループの「固定資産登録補助機能」から[使用する]または[使用しない]を選択し[保存]ボタンをクリックします。
参考:取引にファイルを添付する
[詳細登録]ボタンから取引を登録する場合、同時にファイルボックス内のファイルを添付することができます。これにより、ファイルの内容を確認しながら取引登録を行うことができます。
【ファイルを添付する】
[+ ファイルを添付]ボタンをクリックし、添付したいファイルの[添付]ボタンをクリックします(複数のファイルを添付することもできます)。
※ 添付ファイルから取引情報(日付、金額 等)のOCR推測は行われませんのでご留意ください。
【ファイル添付を解除する】
現在表示されているファイルの添付を解除するには、[ファイルを解除]ボタンをクリックします。