freeeでは、差し引かれた金額の入出金、混ざった入出金がある場合など、複数行の仕訳となる取引も登録できます。
目次
「自動で経理」で複数行の取引を登録する
消込を含まない複数行の取引を登録する場合
例:コンサル料の売上分:67,000円が11/30に入金されてきた場合
(内訳)10月分コンサル料:35,000円+11月分コンサル料:35,000円-特別値引:3,000円
具体的には、以下の手順で登録します。
- [取引]メニュー →[自動で経理]を開きます。
- [自動で経理]の画面で[取引登録]タブを開き、必要なだけ[+行を追加]、[+控除・マイナス行を追加]ボタンから行を追加します。
今回の例では、すでに表示されている行(10月分コンサル料を登録)の他に、次の2行を追加します。- 11月分コンサル料:通常行を1行([+行を追加])
- 特別値引:控除・マイナス行を1行([+控除・マイナス行を追加])
- 各行に勘定科目や金額等を入力します。
- [+行を追加]で追加された行の金額:取引金額にプラスされる
- [+控除・マイナス行を追加]で追加された行の金額:取引金額からマイナスされる
- 明細の合計金額と取引の金額が一致したら[登録]ボタンをクリックします。
未決済取引の消込をしつつ複数行の取引を登録する場合
例:売上60万円及び自社側で立て替えた交通費10万円から、業務委託料3万円を差し引いた67万円が入金された
- [取引]メニュー →[自動で経理]を開きます。
- 「自動で経理」の画面で該当の明細をクリックし、「未決済取引の消込」タブをクリックします。
- 「未決済取引を探す」項目から消し込む対象となる取引にチェックを入れ、[差額を調整]をクリックします。
- 次に入出金に混ざった取引金額を登録します。「差額の調整」項目にて[+行を追加](プラス金額の場合)と[+控除・マイナス行を追加](マイナス金額の場合)というボタンから入力行を追加して必要事項を入力します。
- 明細の金額(入金の合計)と「選択した取引の合計」「差額取引」金額が一致したことを確認し、左下の[登録(Ctrl + Enter)]ボタンをクリックします。
- レポートの「仕訳帳」では、売掛金・立替金の消し込み、外注費の計上がなされていることを確認できます。
「取引の一覧・登録」で複数行の取引を登録する
「取引の一覧・登録」から手動で取引を登録する場合は、「詳細登録」から登録します。
詳細登録の画面では、以下の作業も可能です。
- 行・控除行を追加する(複数行の仕訳となる取引を入力できる)
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税区分を指定する
税率が表記されていない税区分は、その発生日にかかわらず「5%」として取り扱われます。また、機能によって税区分の取り扱いが異なる場合があります。詳細は「税率が記載されていない税区分について」をご覧ください。 - 管理番号を付与する
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取引テンプレートから取引登録する
(取引テンプレートを用いると、自動的に詳細登録となります) - 消費税の端数を調整できる(※ 税抜経理の場合のみ)
例:従業員へ(締日:2023/11/30 支給日:2023/12/15)で支給した給与の内訳が次の通りであった。
- 支給額:312,000円
- 給料:300,000円
- 通勤費:12,000円
- 控除額:71,500円
- 所得税:5,000円
- 住民税:20,000円
- 社会保険料:45,000円
- 雇用保険料:1,500円
- 差引支給額:240,500円
- [取引]メニュー →[取引の一覧・登録]を開き、[詳細登録]ボタンをクリックします。
- [行を追加](プラス金額の場合)と[控除・マイナス行を追加](マイナス金額の場合)というボタンから入力行を追加して取引内容を入力します。
※各行の[削除]ボタンをクリックすると行を削除することができます。
- 入力内容を確認し問題がなければ、左上の[登録]ボタンをクリックして取引登録を完了します。
- レポートの「仕訳帳」では、支出の控除項目とした預り金が貸方に負債計上されていることを確認できます。
参考:取引にファイルを添付する
取引登録を行うタイミングと同時にファイルボックス内のファイルを添付することができます。これにより、ファイルの内容を確認しながら取引登録を行うことができます。
【ファイルを添付する】
[+ ファイルを添付]ボタンをクリックし、添付したいファイルの[添付]ボタンをクリックした後に[閉じる]ボタンをクリックします(複数のファイルを添付することもできます)。
※ 添付ファイルから取引情報(日付、金額 等)のOCR推測入力は行われませんのでご留意ください。
「自動で経理」画面:明細詳細画面の場合
「取引の一覧・登録」画面:詳細登録画面の場合
【ファイルを添付を解除する】
現在表示されているファイルの添付を解除するには、[ファイルを解除]ボタンをクリックします。