対象プラン
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法人プラン | |||
個人プラン | スターター | スタンダード | プレミアム |
青色申告決算書では、事務所や倉庫など事業用物件の賃貸料(地代家賃)の内訳を入力する必要があります。
物件の大家さんの情報等が必要なため、賃貸物件の契約書等を手元に用意しておきましょう。
記入の対象となる方
事務所・倉庫など、事業用の賃貸物件を借りている方が対象です。
また、自宅兼事務所など、事業用とプライベート用で兼用している物件を借りている方も対象となります。
freeeでの記入手順
freeeで日々の記帳を行っていれば、質問に回答するだけで自動的に申告書に正しい内容が記入されます。
以下に、freeeでの具体的な記入手順をご紹介します。
記入時に用意する書類
賃貸物件の契約書等を用意しておくと入力がスムーズです。
取引を登録・確認する
- メニュー[取引]→[取引の一覧・登録]を開きます。
- 取引の絞込機能などを活用しながら、取引が以下のように登録されていることを確認します。なお、事業用とプライベート用で兼用している物件の家賃なども登録します。
取引の種類
勘定科目
品目
地代家賃
「地代家賃」
「事務所家賃」「倉庫家賃」など
権利金
更新料多額の場合は「権利金」、「長期前払費用」など
少額の場合は「地代家賃」、「支払手数料」など
※ 支払金額が20万円未満の場合、当期の経費として処理することが認められています。「事務所権利金」「倉庫権利金」など
※敷金など後から返却される予定のものは対象外 - もし上記のように登録されていなかった場合は、必要に応じて修正・登録します。
- [レポート]→[試算表]→[損益計算書]を開き、勘定科目「地代家賃」の「○○年-12月」列の金額を確認します。こちらが「地代家賃」として確定申告書類に記入する金額です。
- [レポート]→[試算表]→[貸借対照表]を開き、勘定科目「権利金」などの「○○年-12月」列の金額を確認します。こちらが「権利金・更新料」として確定申告書類に記入する金額です。
- 対象となる物件が事業用とプライベート用で兼用している場合は、こちらの手順で家事按分を登録します。
申告書へ反映する内容を登録する
「確定申告書類の作成」画面の「収支」ステップを開き「地代家賃を入力しましょう」に回答します。その内容が青色申告決算書に自動で入力されます。(この項目はあらかじめ[取引の一覧・登録]画面で地代家賃の勘定科目を使用した取引が存在しない場合、非表示となります)
申告対象年の1月〜12月に支払った金額について、以下のように入力します。
freee上の項目名 |
説明 |
申告書上の反映先 |
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---|---|---|---|
支払先の住所 |
大家さんの住所を入力します。物件の住所ではありません。 |
支払先の住所・氏名 |
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支払先の氏名 |
支払先の名前(大家さんの場合は氏名、会社の場合は会社名)を入力します。 |
支払先の住所・氏名 |
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賃借物件 |
事務所・駐車場など、借りている物件の用途を入力します。 |
賃借物件 |
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本年中の権利金・更新料 |
礼金や保証金などの場合は「権利金」に、契約更新の際に支払ったお金は「更新料」にチェックを入れ、支払った金額を入力します。 |
本年中の権利金・更新料等 |
権更 |
本年中の賃貸料 |
本年中に支払った賃借料を入力します。 |
賃 |
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必要経費算入額 |
本年中に支払った賃借料のうち、経費になっている額を入力します。(権利金・更新料は含みません) |
左の賃借料のうち必要経費算入額 |
申告書上の反映先
freeeで各項目を入力すると、青色申告決算書の3ページ目の左下にある「地代家賃の内訳」欄に自動で反映されます。
【青色申告決算書 3ページ目】
もし、申告書に反映される内容を直接編集したい場合は、確定申告書類の作成画面の上部から[確認ステップ]へ進んだ後、画面下部[直接入力編集へ]をクリックします。
↓(画面下までスクロール)
参考:3件以上の地代家賃の情報を登録する場合
「地代家賃を入力しましょう」カードにおいて、初期状態では入力欄が2行分用意されておりますが、ここで[追加]ボタンから3件目以降の情報を入力しようとすると「支払者の氏名」欄が自動的に「その他(○)件」と表示され入力欄が統合されます。
これは、申告書上の「地代家賃の内訳」欄が2行しかないことに合わせた仕様であり、申告を行う上で表記が統合されていることは特に問題ございません。