口座間の資金移動や銀行振込による支払など、様々な場面で振込手数料は発生します。
ここでは、振込手数料が発生した場合の記帳方法についてケース別にご紹介します。
目次
口座間の資金移動で手数料が発生した場合
銀行口座から現金を出し入れした場合や、口座間で資金を移動した場合は、口座振替の登録画面にて「手数料」欄に金額を入力します。詳しい手順は「 資金の移動を登録する(口座振替) 」のヘルプページをご覧ください。
「自動で経理」で口座振替を登録する場合
「口座振替」から手動で口座振替を登録する場合
当方が手数料を負担する場合
1. 事前に未決済の取引を作成していないケース
メインの収支取引と振込手数料の支出取引を複数行取引として登録します。詳しくは「 複数行の取引を登録する 」のヘルプページをご覧ください。
【「取引の一覧・登録」画面から登録する場合】
- 取引登録画面内の[詳細登録]ボタンをクリックします。
- 複数行取引を登録するには[+行を追加]または[+控除・マイナス行を追加]ボタンをクリックし、必要な行数を追加します。
【「自動で経理」画面から登録する場合】
- 取引登録したい明細をクリックし、明細詳細画面から「取引登録」タブをクリックします。
- 複数行取引を登録するには[+行を追加]または[+控除・マイナス行を追加]ボタンをクリックし、必要な行数を追加します。
2. 事前に未決済の取引を作成しているケース
ここでは「外注費:30,000円」が未決済の支出取引として既に登録されており、当社が振込手数料を含めた金額を支払った場合の例をご説明します。
【「取引の一覧・登録」画面から登録する場合】
既に登録した未決済の支出取引にて振込手数料を含めた金額を登録していなくても、差額を自動的に「支払手数料」として推測し登録することができます。
- 既に登録した未決済の支出取引をクリックし、取引内容の詳細を表示します。
- 「決済」欄の[+決済を登録]ボタンをクリックします。
- 「出金金額」に 振込手数料を含めた金額 を入力すると、「差額」に差額金額と「支払手数料として登録されます」という注記が表示されます。内容に問題がなければ[登録]ボタンをクリックします。
【「自動で経理」画面から登録する場合】
既に登録した未決済の支出取引を一覧から選択し、差額を「支払手数料」として登録することができます。
- 決済登録したい明細をクリックし、明細詳細画面から「未決済取引の消込」タブをクリックします。
- 「未決済取引を探す」欄に表示された未決済取引の一覧から、今回消し込みを行う未決済取引を選択します(選択された未決済取引は「選択した未決済取引」欄に移動します)。
- 明細詳細画面の右上に表示された[差額の調整]ボタンをクリックすることで、「差額の調整」欄に勘定科目「支払手数料」と金額が自動的に入力されます。
- 内容に問題がなければ、[登録(Ctrl + Enter)]ボタンをクリックします。
先方が手数料を負担する場合
1. 事前に未決済の取引を作成していないケース
こちらに手数料の負担は発生しないので、実際の入出金額を取引として登録します。
2. 事前に未決済の取引を作成しているケース
入出金予定額通りに決済された場合は、そのまま決済を登録します(詳しくは「 未決済の取引を登録する・消し込む(売掛金・買掛金など) 」のヘルプページをご覧ください)。
予め手数料込みの未決済支出を登録しており、後で手数料分を差し引いた金額が決済された場合は、以下のように記帳できます。
例:未決済の「仕入高」を計上していたが、振込手数料は相手負担であったため少ない支出で済んだ
次のいずれかの方法で処理します
- 元の取引に全額決済登録し、個別に取引相手が負担した手数料の金額を勘定科目「雑収入」の収入取引として登録する
- 元の取引に対して入金額分を決済登録し、差額を「+更新」で「雑収入」に振替える
詳しくは、「 未決済取引の消し込み金額に過不足があった時の記帳方法 」のヘルプページをご覧ください。
※ 取引先ごとに先方負担手数料の設定をし、一括振込ファイルを作成してインターネットバンキングに取り込む場合は「 インターネットバンキングに振込データを連携する 」のヘルプページをご覧ください。
外部サービスの利用時に発生しており、freeeと連携させている場合
レジサービスやネットショップとの連携では、販売で発生した手数料のデータもfreeeに取り込まれるようになっています。
各種外部サービスの連携の詳細については、「 外部サービスの売上データや利用履歴を取り込む 」カテゴリから、該当のヘルプページをご覧ください。
参考:手数料を差し引いて計上してもよいですか?
Q:
売上高50,000円に対して手数料432円が差し引いて入金される時は、49,568円の「売上高」を計上してもよいのでしょうか?
A:
モノやサービスの販売による売上高と、送金にかかる振込手数料は別の取引となります。相殺した金額ではなく、それぞれを総額で計上する必要があります。