対象プラン(法人)
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新プラン | ひとり法人 | スターター | スタンダード | アドバンス | エンタープライズ |
旧プラン | ミニマム | ベーシック | プロフェッショナル | エンタープライズ | ||
対象プラン(個人) |
法人の支出について、一時的に役員や従業員などの個人が立て替えて支払う場合があります。このページでは、そのような場合の記帳方法をご紹介します。
本記事は【法人】プラン向けのヘルプページです。【個人】の場合については「 【個人】プライベートの資金で事業の経費を支払った場合の登録方法は 」をご覧ください。
目次
役員の資金で費用を支払った場合
例:役員が会社で使うコピー用紙を購入したが、役員個人の財布から現金で支払った。
- [取引]→[取引を登録]をクリックします。
- 口座を「役員資金」にして取引を登録します。役員の資金(役員借入金)で支払った取引として登録されます。
【仕訳】借方 貸方 勘定科目 金額 勘定科目 金額 消耗品費 5,000 役員借入金 5,000
※ 役員個人のクレジットカードで支払った場合も同じ手順で登録できますが、カード口座の同期を設定して記帳することもできます。詳しくは本ページの「役員個人のクレジットカードを同期して記帳する場合」をご覧ください。
※ その後、会社が役員へ返済した場合は、支出の勘定科目「役員借入金」の取引登録をします。
未払いだった費用を役員の資金で支払った場合
例:前月末に受けた請求(未決済で登録した取引)の支払期日が来たが、一時的に資金が足りない状態だったため、急きょ社長の銀行口座から支払った。
- [取引]→[取引の一覧]を開き、未決済で登録した当該取引をクリックします。
- 取引の詳細画面で[決済を登録]ボタンをクリックします。
- 決済口座を「役員資金」として、決済した日付と金額を入力して保存します。
※ 決済を登録した金額分、未決済取引の登録時に計上されていた負債(未払金・買掛金など)が役員借入金に振り替わります。
【仕訳】借方 貸方 勘定科目 金額 勘定科目 金額 未払金 など 100,000 役員借入金 100,000
立て替えられていた資金を役員に返す場合
法人の資金から役員に資金を返す場合は、勘定科目「役員借入金」の支出取引を登録します。この時の金額分、役員借入金の残高が減額されます。
【仕訳】
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
役員借入金 | 20,000 | 三菱UFJ(法人) | 20,000 |
役員個人のクレジットカードを同期して記帳する場合
プライベートのクレジットカードについて、法人の記帳を行うfreee会計にて同期設定を行う必要はありません。
しかし、役員のプライベートのクレジットカードで法人の支出を立て替える頻度が高い場合は、同期設定をした方が経理処理をカンタンにできるケースがあります。
詳しい処理方法については、「【法人】プライベート兼用の口座の会計処理」のヘルプページをご参照ください。
ただし、 残高の管理が煩雑になりますので、freeeでは事業用とプライベート用とでクレジットカードを分けることをおすすめしています。
freeeは年会費無料で個人事業主・創業時でも作れる「freeeカード」もご提供しておりますので、事業用カードをご利用されていない方は是非ご利用ください。freeeカードの詳細は「あなたの事業に 最適な一枚を選ぶなら freeeカード」の製品ページをご覧ください。
役員以外の従業員が経費を立て替えた場合
役員以外の従業員が経費を立て替えた場合、「役員借入金」を計上することは適しませんので、未決済取引で計上後、精算時に決済を登録します。
具体的には、以下の手順で登録します。
- 従業員に経費を申請してもらい、その申請を承認します。
- 申請日を発生日とした未決済の支出取引を登録します。勘定科目は通常の費用の科目とします(旅費交通費など)。
- 経費を精算した(従業員に立替分を支払った)時点で、1の取引に決済を登録します。
なお、役員の方が立て替えた場合にもこの方法を採用することができます。
freeeの上位プランで利用できる「経費精算」機能を使用することで、上記の申請・承認・取引登録・決済登録を簡単に行うことができます。詳細は「申請・承認フローを設定する」セクションのヘルプページをご覧ください。
また、上述の「freeeカード」は、従業員カードも発行可能です(カードにより無料で発行も可能)。従業員にカードを配布し、事業用口座と連携して処理したい場合は是非ご検討ください。
freeeカードに関して詳しくは「あなたの事業に 最適な一枚を選ぶなら freeeカード」の製品ページをご覧ください。
参考:他の方法で役員資金による支払いを処理していた場合
freee会計では、2015年7月の機能追加により「役員資金」を決済口座として選択できるようになり、簡単に次のような仕訳を入力できるようになりました。
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 勘定科目 | 金額 |
費用勘定 | XXX | 役員借入金 | XXX |
他の方法で処理している方も、「役員資金」で決済する方法に切り替えていただいて問題ありません。
ただし、役員が立て替えた金額の管理用口座をfreeeで便宜上作成し、それを用いて処理していた場合、同口座の残高を全て「役員借入金」勘定に振り替えたのちに処理方法を切り替えてください。(以下の例を参照)
例)「役員資金口座」の残高が-2万円(貸方金額2万円)だった場合
-
【パターンA】「取引の一覧・登録」画面から登録する:
口座は役員資金口座、勘定科目は「役員借入金」、金額は2万円の収入取引を切り替え日付で登録します。 -
【パターンB】「振替伝票」画面から登録する:
借方:役員資金口座/貸方:役員借入金の振替伝票を、金額2万円・切り替え日付で作成します。
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