メンバーが利用できる機能を編集する(カスタム権限)

権限セットを作成する

新たに作成する権限は、標準で用意されている権限セットのうち「管理者」「一般（経理）」「閲覧のみ」「一般（経理以外）」「申請・承認」のいずれかをコピーして編集することで作成します。（権限のコピー上の注意点はこちらをご覧ください）

権限セットの作成が可能なプラン

プランによって、作成できる権限セット数が違います。

【個人プラン】

• プレミアムプランのみ作成可能（無制限）

【法人プラン】

• 旧ベーシックプラン：2つまで作成可能
• スタンダードプラン以上（または旧プロフェッショナルプラン以上）：無制限で作成可能

以下に、権限セット作成の詳しい手順をご紹介します。

1. ［設定］→［権限管理］をクリックします。
   
   
2. 新しい権限は、既存の権限を元にして作成します。元にする権限の［複製］ボタンをクリックします。
   
3. 権限の設定を行います。
   
4. ［保存］ボタンをクリックします。（設定できる項目の詳細は「メンバーが利用できる機能を編集する(カスタム権限) - 権限管理で設定できる項目」をご覧ください。）
   
   

   項目名	説明
   名前	作成する権限セットの名前です。
   概要	作成する権限セットについての説明文を記入できます。 この内容は権限管理画面にも表示されます。
   (各メニュー名)	メニュー別の参照権限を設定します。 参照権限をオフにすると、その他の操作権限も自動でオフになります。
   作成・更新・削除　など	メニュー別の作成・更新・削除などの権限を設定します。

5. 作成した権限セットが一覧に表示されます。
   

作成した権限セットをメンバーに付与する

作成した権限は、メンバーを招待・編集する際に選択できるようになります。

• 新規に追加する場合：［メンバー追加］ボタンから権限セットを指定して招待します。
• 既存メンバーの権限セットを変更する場合：変更したいメンバーの［編集］ボタンをクリックして現在の権限から変更します。

作成した権限セットを編集・削除する

作成した権限を編集・削除するには、［設定］→［権限管理］メニュー→「権限管理」タブで［編集］をクリックします。

※ すでにメンバーに付与している権限を削除する場合は、当該メンバーの権限を別の権限セットに変えてから権限を削除する必要があります。

権限管理で設定できる項目

設定できる項目リスト

カスタム権限管理では、下表の「✓」がある項目について権限のオン・オフを設定できます。

「自分のみ」をオンにすると、メンバー自身が登録したデータのみ参照・更新・削除ができるようになります。

設定項目に関する備考

• ※1 「取引連携」権限について
  • 「取引連携」は「一般（経理以外）」権限セットのみに表示されます。オンにすることで、freee請求書やfreee販売から取引登録が行えます。そのほかの権限セットでは、取引の作成・更新などの権限があればfreee請求書やfreee販売からの取引登録が行えます。
• ※2 経費精算の承認権限について
  • 経費精算について「自分のみ」をオンにされたメンバーは自分が申請をした経費精算に加えて、自分が承認者として指定された経費精算の閲覧および承認をすることができます。
• ※3 支払依頼機能について
  • アドバンスプラン（旧プロフェッショナルプラン）、エンタープライズプランのみの機能です。
  • 支払依頼について「自分のみ」をオンにされたメンバーは自分が申請をした支払依頼に加えて、自分が承認者として指定された支払依頼の閲覧および承認をすることができます。
• ※4 家事按分機能について
  • 個人事業主プラン（スターター、スタンダード、プレミアムプラン）のみ有効です。
  • 法人プランの場合も同項目が表示されますが設定変更による影響は発生しません。
• ※5 口座の「閲覧」と「編集」について
  • 「閲覧」は、「口座の一覧」および「口座の詳細」の閲覧権限を指します。
  • 「編集」は、ホーム画面での表示、同期、設定変更、明細アップロードの権限です。
    なお、コピー元の権限が「申請・承認」権限であった場合は、口座の「編集」権限を有効にしていたとしても、ホーム画面に口座は表示されませんのでご注意ください。
• ※6  勘定科目のインポート/エクスポートについて
  • 勘定科目のインポート/エクスポートを行う場合は、あわせて「バックアップ」の操作権限付与が必要になります。
• ※7 部門配賦機能について
  • 本項目は、確定申告・決算申告メニューの「配賦仕訳の作成」、設定メニューの「配賦基準の設定」「配賦ルール設定」のすべての機能を制御する権限です。
• ※8 申請フォームの権限範囲について
  • 「入力項目の必須/任意設定」に関する権限を含みます。（「入力項目の必須/任意設定」項目は「申請フォーム」項目に統合されました。詳しくは申請フォームの基本経路設定のページをご覧ください）
• ※9 管理者向けお知らせについて
  • freee会計内の「お知らせ」ページで、管理者向けに配信される内容の閲覧が出来ます。

参考：「一般（経理以外）」から新しい権限セットを作る場合の注意点

カスタム権限機能で「一般（経理以外）」の権限セットをコピーして編集する場合、次の権限を付与することができます。そのほかの権限は付与できません。

• 取引
  
  • ファイルボックス（参照・作成・更新・削除）　※1
  • 取引連携（参照・作成・更新・削除）　※1
• 申請
  • 経費申請（参照・作成・更新・削除）
  • 支払依頼（参照）
  • 各種申請（参照・作成・更新・削除）
  • 購買申請（参照・作成・更新・削除）
• レポート
  • 入金管理レポート（参照）
  • 支払管理レポート（参照・操作）
• 設定
  • 勘定科目・申請経路・取引先・部門・品目・メモタグ・セグメント・申請科目・申請経路（参照・成・更新・削除）
  • 税区分（参照・更新）
  • メンバー招待（操作）
• 旧帳票※2
  • 見積書・納品書・請求書・領収書・発注書（参照・作成・更新・削除）

※1 自分のみ設定の編集も可
※2 2023年10月まで利用されていた、freee会計の旧帳票画面の権限です。新帳票画面の権限設定については別画面で設定可能です。方法について詳しくは「【新画面】新しい帳票画面にメンバーを招待する方法と権限管理」をご覧ください。

参考：カスタム権限セットを作成する際の注意点

権限セットをコピーして新たな権限セットを作成する場合、コピー元となるデフォルト権限セットによって機能が自動付与されたり、利用したい機能によってある権限からのコピーが必須の場合があります。
作成する権限セットに付与させたい機能・付与させたくない機能を確認して、適切な権限をコピー元にします。

【コピー元権限によって自動付与される機能の一覧】

※：はエンタープライズプランのみの機能です。詳しくは「 エンタープライズプランの概要 」のヘルプページをご覧ください。

参考：権限設定の挙動

2022年11月1日以前は、マスタ権限で登録権限が付与されていなくてもインポート経由であれば登録できていました。

2022年11月2日以降は、仕様変更で権限設定に合わせる挙動となります。

参考：カスタムレポート機能の操作権限

2024年6月をもって集計表機能の提供を終了します。
集計表の操作権限の削除に伴う意図しないカスタムレポート操作権限付与を防止するため、2024年6月21日に下記画像のように設定されている権限につき、カスタムレポートの「✓」を一律解除しました。

該当の権限を付与されているメンバーが、一律解除の前後でカスタムレポートを閲覧できない状態であることに変更はありません。