このページでは、「PayPay銀行 VISAデビットカード」の口座同期の設定方法および注意点について説明します。取り込んだ明細は「自動で経理」機能を使って帳簿付けを自動化することで、経理業務を効率化できます。
本ページの対象カード
- PayPay銀行 VISAデビットカード
同期設定方法
- [口座]→[口座の一覧・登録]をクリックします。
- [クレジットカード]タブに切り替え、[クレジットカードを登録する]ボタンをクリックします。
- 検索ボックスに「PayPay」などと入力し、候補に出てきた「PayPay銀行(API)VISAデビット」をクリックします。
-
場合に応じていずれかのボタンをクリックします。
【口座登録に続き連携設定(同期して明細を取得)する場合】
[口座を登録して連携設定に進む]ボタンをクリックします。
※口座を登録し、続けて同期して明細の取得を行うための設定を行う場合に選択します。
続けて手順5をご覧ください。
【口座登録に続き連携設定(同期して明細を取得)しない場合】
[連携せず口座登録のみを行う]ボタンをクリックします。
※口座の登録のみを行う場合に選択します。連携設定は後から行うこともできます。
- クレジットカード会社側のWebサイトである[PayPay銀行(API)VISAデビットとの同期設定を行う]ボタンをクリックします。
-
PayPay銀行側のページへ遷移します。
今回同期したいデビットカードに紐づくPayPay銀行アカウントにログインし、表示された画面に従って入力を進めます。
- PayPay銀行側での画面入力を終了し、freee会計のホーム画面に自動で遷移します。
-
ホーム画面左側の「クレジットカード」欄に、「PayPay銀行(API)VISAデビット」口座が追加され「同期中」になります。
-
同期が完了すると、ホーム画面左側の「クレジットカード」欄の「PayPay銀行(API)VISAデビット」口座に、新しく同期された明細がオレンジ色の数字で表示されます。
同期した明細における留意事項
明細の同期については、次のような点にご注意ください。
明細の重複が発生する場合①
現在、発覚しているケースとして、以下の場合に明細の重複が発生する可能性があります。
- 国内取引で「売上予約」と「売上確定」の明細が重複して作成された場合
- デビットカードで外貨の支払を行い、その外貨のレートが変動した場合
例えば、以下のような現象が発生します。
※ デビットカードの明細の状態の定義については、PayPay銀行「画面の見方・操作方法」(外部リンク)をご参照ください(以下の例では「口座:PayPay VISAデビット」としてご説明します)。
1.デビットカードでアメリカの物品を購入し、以下の明細が取り込まれた。この明細はデビットカードのサイト上では「確定」状態となっていた。(「売上予約」の明細として取り込まれた)
- 口座:PayPay VISAデビット
- 種類:出金
- 日付:2016-12-01
- 取引内容:freee shop
-
金額:1,010円
(実際には10ドルを支払っており、1ドル101円のレートで円に変換された)
2.12月にドルの為替が変わり、1ドル101円が1ドル100円になった。
3.後日、再度デビットカードを同期したところ、以下の明細が取り込まれていた。この明細もデビットカードのサイト上では「確定」状態となっていた。(「売上確定」の明細として取り込まれた)
- 口座:PayPay VISAデビット
- 種類:出金
- 日付:2016-12-01
- 取引内容:freee shop
-
金額:1,000円
(実際には10ドルを支払っており、1ドル100円のレートで円に変換された)
4.更に後日、PayPay銀行(引き落とし銀行口座)を同期したところ、以下のようにデビットカードから10円が返金された明細が取り込まれていた。
- 口座:PayPay VISAデビット
- 種類:入金
- 日付:2017-01-01
- 取引内容:VISAデビット返金確定
- 金額:10円
上記の場合、以下のように明細が取り込まれています。
日付 |
デビットカード口座の明細 |
引き落とし先の銀行口座の明細 |
---|---|---|
利用日 |
① 変更前の金額の出金明細 |
② 変更前の金額の出金明細 (例では1,010円) |
変更後 |
③ 変更後の金額の出金明細 (例では1,000円) ※ これが①と重複していることになります。 |
④ 変更によって生じた差額の入金明細 または 出金明細 (例では10円の入金) |
この場合、以下のパターンA または パターンB のいずれかの処理をしていただく必要があります。詳細は、後述の「参考:金額変更前後の明細一覧イメージ」もご参照ください。
-
パターンA
①を(取引の登録を解除してから)無視
②を銀行 → デビットカード の口座振替として登録
③を支出取引として登録
④をデビットカード → 銀行(またはその逆) の口座振替として登録
-
パターンB
①を支出取引として登録
②を銀行 → デビットカード の口座振替として登録
③を無視
④をデビットカード → 銀行(またはその逆) の口座振替として登録
手動で金額10円の収入取引を決済口座:デビットカードで登録
※ 明細を「無視」する方法については、「不要な明細を無視する」をご覧ください。
参考:金額変更前後の明細一覧イメージ
いずれの場合も、正しく処理ができれば、デビットカード口座の残高が利用前の金額に戻り、銀行口座の残高が変更後の金額分(例の場合は1,000円)減少します。
[口座]メニュー →[明細の一覧]にて、該当口座の明細が次の状態になっていることをご確認ください。
【デビットカード】
パターンA:金額変更前の明細を無視する場合
口座名 | 取引日 | 入金額 | 出金額 | 状態 | アクション |
PayPay VISAデビット | 2016-12-01 | 0 | 1,000 | 登録済 | 変更後金額を登録する |
PayPay VISAデビット | 2016-12-01 | 0 | 1,010 | 無視 | 変更前金額を無視する |
パターンB:金額変更後の明細を無視する場合
口座名 | 取引日 | 入金額 | 出金額 | 状態 | アクション |
PayPay VISAデビット | 2016-12-01 | 10 | 0 | 登録済 | 変更後差額を手動登録する |
PayPay VISAデビット | 2016-12-01 | 0 | 1,000 | 無視 | 変更後金額を無視する |
PayPay VISAデビット | 2016-12-01 | 0 | 1,010 | 登録済 | 変更前金額を登録する |
【銀行】
PayPay銀行の明細は、上記のパターンA または パターンB いずれの場合でも同じ状態になります。
口座名 | 取引日 | 入金額 | 出金額 | 状態 | アクション |
PayPay銀行 | 2017-01-01 | 10 | 0 | 登録済 | 変更後差額を登録する |
PayPay銀行 | 2016-12-01 | 0 | 1,010 | 登録済 | 変更前金額を登録する |
明細の重複が発生する場合②
本セクションの対象の方
freee会計のホーム画面左側のクレジットカード内「PayPay銀行(API)VISAデビット」をクリックし、遷移した先の口座詳細画面にて「未確定明細対応可否」欄が「可能」となっている口座をご利用の方が対象のご案内となります。
freee会計では、順次新しい同期の仕組み(未確定明細対応可否:可能となっている状態)に移行しています。
PayPay VISAデビットカードにおいては、旧方式では「お取引状況」が「確定」になる前の「利用」明細から取得可能でしたが、新しい同期の仕組みでは「お取引状況」が「確定」明細のみ取得可能となっており、「利用」明細は取得されません。
そのため、旧方式から新しい同期の仕組みにシステムが移行するタイミングと明細の取得タイミングによっては明細が重複することがあります。
例:時系列
- 旧方式で明細の「お取引状況」が「利用」の明細Aがfreee会計に取り込まれる
- PayPay VISAデビットの同期方式が、新しい同期の仕組みに移行する
- 新しい同期の仕組みで取得した「お取引状況」が「確定」の明細Bがfreee会計に取り込まれる
- 明細Bは明細Aが「利用」から「確定」になった明細であり、同一明細で重複する
明細の重複が確認された場合は、片方の明細を「不要な明細を無視する」処理を行ってください。
キャンセルした明細がある場合
本セクションの対象の方
freee会計のホーム画面左側のクレジットカード内「PayPay銀行(API)VISAデビット」をクリックし、遷移した先の口座詳細画面にて「未確定明細対応可否」欄が「可能」となっている口座をご利用の方が対象のご案内となります。
「未確定明細対応可否」欄が「未対応」となっている口座をご利用の方は、次のセクション「キャンセルした明細がある場合②」をご覧ください。
該当する明細がキャンセル明細となった場合は、一度freeeに取り込まれた明細がなくなったとして、明細に変更があったと検知されます。
ホーム画面上部に「既に作成済みの明細に変更がありました。口座詳細の明細一覧から、変更を反映するか選択してください」とアラートが表示されるので、アラート内のリンクをクリックし明細の変更を反映してください。
反映方法など詳細は「検知された明細の変更内容を反映する(明細変更履歴機能)- 明細の変更内容を手動反映する」をご覧ください。
取り込まれていない明細がある場合
本セクションの対象の方
freee会計のホーム画面左側のクレジットカード内「PayPay銀行(API)VISAデビット」をクリックし、遷移した先の口座詳細画面にて「未確定明細対応可否」欄が「可能」となっている口座をご利用の方が対象のご案内となります。
freee会計では、順次新しい同期の仕組み(未確定明細対応可否:可能となっている状態)に移行しています。
PayPay VISAデビットカードにおいては、旧方式では「お取引状況」が「確定」になる前の「利用」明細から取得可能でしたが、新しい同期の仕組みでは「お取引状況」が「確定」明細のみ取得可能です。
そのため、まずは対象のご利用明細の「お取引状況」が「利用」から「確定」になるまでお待ちください。それでも明細が取り込まれない場合は、お手数ですがfreeeサポートデスクまでお問い合わせください。