この初期設定チェックリストでは、初期設定で間違いやすい設定を確認・修正できます。
修正前編では、チェック前編で確認した「締め日支払い日」「給与規定」「勤務・賃金」を修正しました。
修正後編では、チェック後編で確認した「従業員」「給与明細」で間違いのあった項目を修正していきます。
なお、この従業員③ページでは従業員情報のStep8〜10と給与明細をご案内します。
目次
従業員 - 従業員情報の修正③
修正ステップ一覧
チェック後編の確認結果に応じて、修正ステップへ進みます。
※ チェック後編の修正が初めての場合、下記「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を一読してから、修正ステップへ進んでください。
ステップ |
間違いやすさ |
必須確認 を推奨 |
ミニマム チェック |
スタン |
フル |
---|---|---|---|---|---|
Step1. 本人情報の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step2. 家族情報の修正 | ★★★ 3.0 | - | ✔ | ✔ | |
★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ | |
Step4. 固定残業代の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step5. 通勤手当の修正 | ★★★ 3.0 | - |
✔ |
✔ | |
Step6. 手当の修正 | ★★★ 3.0 | - | - | ✔ | |
Step7. 控除の修正 | ★★ 2.0 | - | - | ✔ | |
Step8. 税の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step9. 社会保険の修正 | ★★★★★ 5.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
Step10. 労働保険の修正 | ★★★★ 4.0 | ◯ | ✔ | ✔ | ✔ |
目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?
freeeでは従業員データを給与支払月ごとに持ちます。
給与計算のための従業員情報の修正で、どこまで遡って修正するか迷うこともあるかと思います。
給与計算に慣れない方が「freee人事労務での1回目の給与計算」に向けて修正する場合、下記を目安に修正します。
(※誤った内容で給与支払い済みの場合、この限りではなく、サポートにお問い合わせください)
修正の基本的な目安(freee人事労務での1回目の給与計算用)
A. その従業員の在籍が3ヶ月以上の場合かつ
- 1回目の給与支払月が1月〜4月の場合
- freeeでの1回目の給与支払月から遡って3ヶ月前の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年11月」分まで正しい状態にする
- 1回目の給与支払月が5月〜12月の場合
- 従業員が在籍しているかつその年のもっとも早い給与支払月の分まで修正する
- 例:2024年6月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023年9月の従業員の場合
- → 年月ナビの「2024年1月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年11月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2024年2月の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2024年2月」分まで正しい状態にする
B. その従業員の在籍が3ヶ月未満の場合
- その従業員の入社日が属する給与支払い月の分まで修正する
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
- → 年月ナビの「2023年12月」分まで正しい状態にする
- 例:2024年2月支払い分からfreeeで給与計算、入社日が2023/12/1の従業員、15日締め当月25日払いの場合
上記の目安は、社会保険料の随時改定を行う必要が生じた時に自動で書類を作成するため、また年末調整をスムーズに行うためのものとなります。
Step8. 税の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 税の確認」で確認し、修正が必要な場合
「税」ステップで確認した項目:計5項目
- 所得税納税者区分
- 所得の見積額
- 扶養親族等の数
- 20XX年の住民税納付先の市区町村コード
- 20XX年◯月分(各月の住民税額)
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep8(8-1. 修正準備 〜 8-2. 修正)では、上記のA〜Bを行います。
Step8-1. 修正準備
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
参考:給与明細を発行する - 給与明細を修正する - (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーションで、データを修正したい給与支払月を選択します。
間違いの種類に応じて「データを修正したい給与支払月」は異なります。
※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:給与支払月(3月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 3月に移動
- 本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- この場合「1. 誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月」と2回修正が必要になります。
-
まずは「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- ※1の修正が完了してこの手順に戻ってきた際は「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- 例:上記と同じ例 → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 年月が正しいことを確認した上で、「税」の[編集]をクリックします。
- 次の手順「Step8-2. 修正」へ進みます。
Step8-2. 修正手順
- 上記の「Step8-1. 修正準備」で適切な画面を開いたら、税を修正していきます。
間違いやすい項目は、②〜⑥を見ながら入力しましょう。
-
所得税納税者区分は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 甲欄/乙欄/丙欄を正しく選択できている
- 本来は乙または丙の従業員で、初期値の甲から変更していない
- 甲
- その従業員に給与を支払っている事業者が1箇所の場合
- その従業員に給与を支払っている事業者は2箇所以上で、一般的には勤務時間がより長い、または給与がより大きい場合
- 上記のような場合は「給与所得者の扶養控除等申告書(マル扶)」を従業員に提出してもらい、甲欄を適用します。甲欄の従業員は、年末調整の対象です。
- 乙
- その従業員に給与を支払っている事業者は2箇所以上で、一般的には勤務時間がより短い、または給与額がより小さい場合
- マル扶の提出のない場合は、乙欄を適用します。乙欄の従業員は、年末調整の対象外となります。
- その従業員に給与を支払っている事業者は2箇所以上で、一般的には勤務時間がより短い、または給与額がより小さい場合
- 丙
- 日雇いの場合
-
所得の見積額は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 正しく入力されている
- 初期値の0円から変更していない
- 従業員の所得の見積額が900万円を超える場合で、かつ配偶者を扶養する場合、所得税額に影響があります。
- 上記を満たす場合、配偶者にかかる扶養親族を0人と数えます。扶養親族の人数が変わるため、毎月の給与計算の所得税額が変わります。
- 本来納めるべき所得税額よりも少なくなるため、年末調整で追加徴収される可能性があります。
-
扶養親族等の数は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 家族情報や本人情報の設定にもとづいて正しい値が表示されている
- 家族情報に扶養親族等の情報が入力されていないと、自動計算されません。
- 「扶養親族等の数」の隣にある項目「扶養親族等の数を自動計算」は、基本的に「する」に✔を入れておくことをおすすめします。
- たとえば子供がいた場合、16歳以上であれば扶養親族として自動でカウントします。
- 扶養親族等の数に応じて、所得税額が異なります。
- 本人情報のうち「寡婦/ひとり親」「障がい区分」の設定が扶養親族等の人数に影響します。
-
20XX年の住民税納付先の市区町村コードは、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 【特別徴収の場合】
- その年度の納付先の市区町村コードが入力されている
- 【普通徴収の場合】
- 空欄のままで問題ありません
- 住民税の年度は、毎年6月から翌年5月です。
- 住民票住所から市区町村コードへの自動反映は、次のように行われます。
- 前年度1月の本人情報の住民票住所から、本年度の市区町村コードへ自動反映します。
- 前年度1月の情報がない場合、本年度6月〜12月に情報があれば本年度の市区町村コードへ自動反映します。
- 市区町村コードは、住民税振込依頼ファイルや年末調整の給与支払報告書に反映されます。
- 出力した住民税振込依頼ファイルは、お使いのインターネットバンキングのサイトで取り込むと、住民税を一括で振込できます。
- 【特別徴収の場合】
-
20XX年◯月分(各月の住民税額)は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 【特別徴収の場合】
- 特別徴収の開始月から各月の金額が入力されている
- 正しい年月に各月の金額が入力されている
- 項目の20XX年◯月分は給与支払い月ベースです。
- 【普通徴収の場合】
- 空欄のままで問題ありません
- 住民税決定通知書の納付額の◯月分とfreee人事労務の項目の◯月が一致するように入力します。
- ◯月分の住民税は、◯月に支払う給与から控除します。
- freee人事労務の項目の20XX年◯月分は給与支払い月ベースのため、月が一致するように入力します。
- 【特別徴収の場合】
- 忘れずに右上[保存]をクリックします。
- 次の手順を確認します。
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合 または
D. 登録漏れがあった場合- →次は、⑩へ進みます。
-
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑨へ進みます。
- 「2. 本来の変更開始年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑩へ進みます。
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
- (C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合のみ)
⑧までの手順で、「1.誤って変更した年月」の情報を修正できました。
今度は「2. 本来の変更開始年月」の情報の修正するため、「Step8-1. 修正準備」③へ戻り、Step8-2. 修正⑧までの手順を繰り返します。 - 税の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
Step9. 社会保険の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 社会保険の確認」で確認し、修正が必要な場合
「社会保険」ステップで確認した項目:計4項目
- 健康保険
- 健康保険の標準報酬月額
- 厚生年金保険
- 厚生年金保険の標準報酬月額
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep9(9-1. 修正準備 〜 9-2. 修正)では、上記のA〜Bを行います。
Step9-1. 修正準備
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
参考:給与明細を発行する - 給与明細を修正する - (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーションで、データを修正したい給与支払月を選択します。
間違いの種類に応じて「データを修正したい給与支払月」は異なります。
※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:給与支払月(3月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 3月に移動
- 本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- この場合「1. 誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月」と2回修正が必要になります。
-
まずは「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- ※1の修正が完了してこの手順に戻ってきた際は「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- 例:上記と同じ例 → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 年月が正しいことを確認した上で、「社会保険」の[編集]をクリックします。
- 次の手順「Step9-2. 修正」へ進みます。
Step9-2. 修正
- 上記の「Step9-1. 修正準備」で適切な画面を開いたら、社会保険を修正していきます。
間違いやすい項目は、②〜⑥を見ながら入力しましょう。
-
健康保険は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 加入している/加入予定の場合
- 正しい年月で「加入」となっている
- 加入していない/加入予定がない場合
- 正しい年月で「非加入」となっている
- ※正しい年月とは、資格取得日等ではなく年月ナビで選択した年月を指します。
- 健康保険の初期値は「加入」のため、加入していない場合は「非加入」に変更します。
- 社会保険は、加入月の翌月以降に支払われる給与から控除されます。(当月徴収の場合を除く)
-
給与の支払い日が翌月の場合(例:末日締め翌10日払い)
- 2024/02/01に加入した場合、年月ナビ「2024年3月」に「加入」と設定します。
- → 3/10に支払われる2月分給与から、2月分の保険料を控除します。
-
給与支払い日が当月の場合(例:15日締め当月25日払い)
- 2024/02/01に加入した場合、年月ナビ「2024年2月」に「加入」と設定します。
- → 3/25に支払われる3月分給与から、2月分の保険料を控除します。
- 加入している/加入予定の場合
-
健康保険の標準報酬月額は、以下を確認しながら入力します。
修正する対象:健康保険に加入している場合のみ。
正しい状態- 標準報酬月額決定通知書に記載された内容に沿って、標準報酬月額を設定している
- 決定通知書に記載された適用年月と一致する給与支払月
- 決定通知書に記載された標準報酬月額と一致する等級
-
標準報酬月額は、原則 自動更新されません。被保険者資格取得届を元に手動で更新します。
- 従業員の新規追加時のみ、基本給にもとづいて等級が自動計算されます。
- このタイミングでは、基本給以外の賃金の情報がなく等級に反映されていないため、正しい等級でないケースがあります。
- 従業員の新規追加時のみ、基本給にもとづいて等級が自動計算されます。
- 標準報酬月額決定通知書が届いたら、相違がないか最終確認します。
- 通知書は、年金事務所や保険組合から送付されます。
- 標準報酬月額決定通知書に記載された内容に沿って、標準報酬月額を設定している
-
厚生年金保険は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 加入している/加入予定の場合
- 正しい年月で「加入」となっている
- 加入していない/加入予定がない場合
- 正しい年月で「非加入」となっている
- ※正しい年月とは、資格取得日等ではなく年月ナビで選択した年月を指します。
- 厚生年金保険の初期値は「加入」のため、加入していない場合は「非加入」に変更します。
- 健康保険と厚生年金保険の加入対象は同じです。
- 【健康保険は「非加入」に変更したが、厚生年金保険が「加入」のまま変更が漏れている】といったケースがよくあります。加入状態が揃うようご注意ください。
- 加入している/加入予定の場合
-
厚生年金保険の標準報酬月額は、以下を確認しながら入力します。
修正する対象:厚生年金保険に加入している場合のみ。
正しい状態- 標準報酬月額決定通知書に記載された内容に沿って、標準報酬月額を設定している
- 決定通知書に記載された適用年月と一致する給与支払月
- 決定通知書に記載された標準報酬月額と一致する等級
-
健康保険と厚生年金保険では、標準報酬月額の等級が異なります。
- 【健康保険は変更したが厚生年金保険は変更していない】といったケースがよくあります。セットで確認しましょう。
-
標準報酬月額は、原則 自動更新されません。通知書を参照し手動で更新します。
- 従業員の新規追加時のみ、基本給にもとづいて等級が自動計算されます。
- このタイミングでは、基本給以外の賃金の情報がなく等級に反映されていないため、正しい等級でないケースがあります。
- 従業員の新規追加時のみ、基本給にもとづいて等級が自動計算されます。
- 標準報酬月額決定通知書が届いたら、相違がないか最終確認します。
- 通知書は、年金事務所や保険組合から送付されます。
- 標準報酬月額決定通知書に記載された内容に沿って、標準報酬月額を設定している
- 忘れずに画面下部[保存]をクリックします。
- 次の手順を確認します。
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合 または
D. 登録漏れがあった場合- →次は、⑨へ進みます。
-
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑧へ進みます。
- 「2. 本来の変更開始年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑨へ進みます。
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
-
A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
- (C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合のみ)
⑦までの手順で、「1.誤って変更した年月」の情報を修正できました。
今度は「2. 本来の変更開始年月」の情報の修正するため、「Step9-1. 修正準備」③へ戻り、Step9-2. 修正⑦までの手順を繰り返します。 - 社会保険の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、確認ステップ一覧 へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正が残っている場合
- 修正ステップ一覧 へ進み、次に修正するステップを確認します。
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 他項目の修正が残っている場合
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
Step10. 労働保険の修正
対象:「従業員情報で間違いやすい設定 - 労働保険の確認」で確認し、修正が必要な場合
「労働保険」ステップで確認した項目:計1項目
- 雇用保険
修正の流れ
- A. 給与明細を未確定に戻す → B. 従業員情報を修正する
- このStep10(10-1. 修正準備 〜 10-2. 修正)では、上記のA〜Bを行います。
Step10-1. 修正準備
- (給与明細を確定している場合のみ)下記ページを参照し、給与明細を未確定に戻します。
参考:給与明細を発行する - 給与明細を修正する - (従業員詳細画面にいない場合)
[従業員]メニューを開き、設定を修正したい従業員をクリックします。
- 画面上部の年月ナビゲーションで、データを修正したい給与支払月を選択します。
間違いの種類に応じて「データを修正したい給与支払月」は異なります。
※「目安:過去データはどこまで遡って正しい状態にするか?」を前提として選択します。A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:給与支払月(3月支払分)は合っていて、内容が誤っていた→ 3月に移動
- 本来変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:本来2月支払分からの変更を3月支払分から変更していた → 2月に移動
- この場合「1. 誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月」と2回修正が必要になります。
-
まずは「1. 誤って変更した年月」を選択します。
- 例:本来3月支払分からの変更を2月支払分から変更していた → 2月に移動
- ※1の修正が完了してこの手順に戻ってきた際は「2. 本来の変更開始年月」を選択します。
- 例:上記と同じ例 → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 例:3月支払分から変更したい → 3月に移動
- 変更を適用したい給与支払月を選択します。
- 年月が正しいことを確認した上で、「労働保険」の[編集]をクリックします。
-
雇用保険は、以下を確認しながら入力します。
正しい状態- 加入している/加入予定の場合
- 正しい年月で「加入」となっている
- 加入していない/加入予定がない場合
- 「非加入」となっている
- ※正しい年月とは、資格取得日等ではなく年月ナビで選択した年月を指します。
- 雇用保険の初期値は「加入」のため、加入していない場合は「非加入」に変更します。
- 雇用保険は給与を支払う都度、給与から控除します。
- 31日間以上の雇用契約、週20時間以上の労働時間、学生でないことの3点を満たす従業員は、雇用保険の加入対象となります。
- 役員は原則として雇用保険に加入できません。
- ただし使用人兼務役員は、条件を満たす場合に限り、雇用保険に加入できます。
- 詳細は、厚生労働省「雇用保険制度Q&A」をご参照ください。
- 執行役員は、役員ではなく従業員であるため、雇用保険に加入できます。
- 加入している/加入予定の場合
- 忘れずに画面下部[保存]をクリックします。
- 次の手順を確認します。
- A. 設定ミスが「年月は合っていて、内容を誤った」場合 または
- B. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来よりも遅かった」場合 または
-
D. 登録漏れがあった場合
- →次は、⑨へ進みます。
-
C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑧へ進みます。
- 「2. 本来の変更開始年月」の情報を修正した場合
- →次は、⑨へ進みます。
- 「1. 誤って変更した年月」の情報を修正した場合
- (C. 設定ミスが「内容は合っていて、年月だけ誤り本来より早かった」場合のみ)
⑦までの手順で、1.誤って変更した年月 → 2. 本来の変更開始年月、のうち「1.誤って変更した年月」の情報の修正が完了しました。
今度は「2. 本来の変更開始年月」の情報の修正するため、「Step10-1. 修正準備」③へ戻り、Step10-2. 修正⑦までの手順を繰り返します。 - 労働保険の修正が完了しました。状況に合わせて、次のステップへ進みます。
次のステップ- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、このまま 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- ステップをまとめて確認→修正している場合
- 他項目の修正はないが、他の従業員の確認 または 修正が残っている場合
- すべての従業員の従業員情報の修正が完了した場合
- 給与明細で間違いやすい設定 の確認へ進みます。
- 1ステップごとに確認→修正している場合(通常はこちら)
給与明細での修正
対象:「給与明細で間違いやすい設定」で確認し、修正が必要な場合
チェック後編の確認結果に応じて、修正ステップへ進みます。
給与明細での修正ステップ
Step1. 未確定の給与明細の再計算
対象:「給与明細で間違いやすい設定 - 計算完了の確認」で確認し、修正が必要な場合
Step1では、3種類の対応をご案内します。
A. 給与計算の開始の「手動/自動」の切替
- [設定]メニュー →[給与計算]をクリックします。
- 給与計算の開始項目で「手動で開始」「自動で開始」のいずれかを選択します。
B. 未確定の給与明細の再計算(主に「給与計算の開始が手動」の場合)
基本的に「給与計算の開始」が「手動」の場合に、未確定の明細に対し手動で「再計算」を行います。
参考:「給与計算の開始」が「自動」の場合
- 「給与計算の開始」が「自動」の場合、従業員情報や勤怠などの情報を変更したり、給与明細を未確定に戻したりすると、未確定の明細が自動で再計算されます。
- 下記の再計算方法は、上記以外の任意のタイミングで給与を再計算したい場合に利用できます。
- (給与明細一覧画面にいない場合)下記手順で再計算したい年月の給与明細一覧画面を開きます。
- [給与明細]メニューを開きます。
- 「給与明細一覧」画面上部の年月ナビゲーションで、再計算したい給与支払月を選択します。
- 例:2023/12/25支払い分を再計算 →「2023年12月」を選択
年月ナビゲーションで選択している月は、給与の支払い月となります。
詳しくは「年月ナビゲーションの見方と従業員情報のデータ構造について」を併せてご参照ください。
- 例:2023/12/25支払い分を再計算 →「2023年12月」を選択
- 次のいずれかの方法で再計算を行います。
すべての従業員の再計算を行う場合
- [すべて再計算]をクリックします。
従業員を選択して再計算を行う場合
- 再計算したい従業員の行左側のチェックボックスにチェックを入れた上で、
[再計算]をクリックします。
給与明細ステータスが「計算完了」または「要再計算」の場合に選択できます。
次のケースでは選択できません。- 給与明細がインポートされている
- 給与明細が直接編集されている
- 「計算中」ステータスとなっている
従業員個別に再計算を行う場合
- 再計算したい従業員の行右側の[再計算]をクリックします。
- なお、従業員個別の給与明細画面で[再計算]をクリックしても同様に再計算できます。
- [すべて再計算]をクリックします。
- ②の後、少し時間をおいて画面の表示が変わらない場合は、[更新]をクリックします。
-
従業員の最終計算日時と計算ステータスを確認します。
正しい状態- 最終計算日時が、最後に各種設定を変更したより後の日時となっている
- 計算ステータスが、「計算完了」となっている
- 再計算の対応が完了しました。次のステップへ進みます。
次のステップ
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、給与明細で間違いやすい設定 - 給与明細の内容の確認 へ進みます。
C. 給与明細を直接編集した場合の再計算
給与明細を直接編集した場合、給与計算の開始が自動・手動どちらであっても、従業員情報や勤怠などの情報の変更は自動反映されません。
反映させるには、「手動で再計算した内容を給与明細に手動で修正する」または「直接編集から自動計算に戻す」のいずれかの方法で対応します。
給与明細を直接編集から自動計算に戻す
補足
- 給与計算の開始方法の設定が「手動で開始」でも、直接編集した給与明細を自動計算に戻した場合は給与計算が自動で行われます。
- 給与が自動計算される旨が実行前に画面表示されます。そのため、意図せず給与計算が行われることはありません。
- [給与明細]メニューを開き、再計算したい給与支払月を開きます。
- 給与明細一覧で、自動計算に戻したい「直接編集済」ステータスの従業員の行をクリックします。
- [自動計算に戻す]をクリックし、
「自動計算を実行してよろしいですか?」の画面で[実行]をクリックします。
- 少し時間をおいて、自動計算されたことを確認します。
- 必要であれば、再度明細を直接編集します。
- 再計算の対応が完了しました。次のステップへ進みます。
次のステップ
- いまいるブラウザのタブを閉じて、元いたチェック編ページの次のステップを確認します。
- 元いたタブを閉じてしまった場合は、給与明細で間違いやすい設定 - 給与明細の内容の確認 へ進みます。
Step2. 給与明細内容の修正
対象:「給与明細で間違いやすい設定 - 給与明細の内容の確認」で確認し、修正が必要な場合
よくある間違いに対する修正方法を中心にご案内します。
よくある間違い
- 初期設定チェックリストにあるような項目の修正が必要だが、完了していない
- freeeで勤怠管理する場合かつ、1日ずつ勤怠を入力・打刻している場合で、
- 勤怠データの入力漏れ・ミスがある
-
勤務予定表やシフト表の入力漏れ・ミスがある
(労働時間制度の設定が「変形労働時間制」「シフト制」の場合のみ)
- 上記以外で給与明細の項目の金額が想定と異なる
初期設定チェックリストにあるような項目の修正が必要だが、完了していない
チェックリストを使って修正を進めます。
とくに「freee導入前に給与計算しておらず、給与計算がはじめて」の場合、この初期設定チェックリストの設定内容の修正やサポートへの問い合わせをおすすめします。
- チェック編
- 修正編
- 修正(前編 - 締め日支払い日と勤務・賃金①)
- 修正(前編 - 勤務・賃金②)
- 修正(後編 - 従業員①)
- 修正(後編 - 従業員②)
- 修正(後編 - 従業員③と給与明細):本ページ
freeeで勤怠管理する かつ 勤怠データの入力漏れ・ミスがある
- 下記ページを参考に、入力漏れのある日の勤怠データを入力します。
- 必要があれば、勤務日の種類(所定労働日・所定休日・法定休日)もあわせて変更します。
- なお勤務日の種類の変更が頻繁に発生するような場合、勤務・賃金の見直し・修正をおすすめします。
- 初期設定チェックリスト:チェック(前編)- 勤務・賃金で間違いやすい設定 内
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Step2. 基本設定の確認(従業員の場合)
:基本設定の「労働時間制度」 -
Step3. 休日の確認(freeeで勤怠管理する場合のみ)
:休日の「法定休日」「休日とする曜日」「祝日を休日にする」
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Step2. 基本設定の確認(従業員の場合)
- 初期設定チェックリスト:チェック(前編)- 勤務・賃金で間違いやすい設定 内
freeeで勤怠管理する かつ 勤務予定表やシフト表の入力漏れ・ミスがある
対象:労働時間制度の設定が「変形労働時間制」「シフト制」の場合のみ
下記ページを参考に、勤務予定表またはシフト表を修正します。
- 勤務予定表を作成する(変形労働時間制の場合)
- シフト表を作成する(シフト制の場合)
上記以外で給与明細の項目の金額が想定と異なる場合
下記ページを参考に、項目の計算に反映される設定を確認・修正します。
- 給与計算をはじめて行う場合
- freee導入前に他システムや士業への委託などで給与計算していた場合