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逆仕訳の一括作成機能とは、対象となる仕訳を複数選択して、その逆仕訳を一括作成できる機能です。
このページでは、逆仕訳の機能概要や作成方法について説明します。
認定アドバイザーが顧問先事業所に対して操作する場合は、全プランにおいて利用できます。
目次
逆仕訳の一括作成機能とは
逆仕訳の一括作成機能とは、選択した特定の仕訳(以降「元仕訳」)を元に逆仕訳を一括作成する機能です。
対象の元仕訳を選択し、一度に1,000件まで逆仕訳を作成することができます。
例:
【元仕訳】
仕訳番号 | 借方 | 貸方 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
勘定科目 |
金額 | 備考 | 勘定科目 | 金額 | 備考 | |
001 | 仕入高 | 1,000 | ABC | 買掛金 | 2,000 | XYZ |
仕入高 | 1,000 |
【上記の逆仕訳】
仕訳番号 | 貸方 | 借方 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
勘定科目 | 金額 | 備考 | 勘定科目 | 金額 | 備考 | |
002 | 買掛金 | 2,000 | 逆仕訳_No.001_XYZ | 仕入高 | 1,000 | 逆仕訳_No.001_ABC |
仕入高 | 1,000 | 逆仕訳_No.001 |
逆仕訳の一括作成機能を利用するにあたって
逆仕訳の一括作成機能は、以下の権限がすべて付与されているメンバーが利用できます。
- 仕訳帳の「参照」権限
- 振替伝票の「登録」権限
権限については、「メンバーが利用できる機能を指定する(権限管理)」をご参照ください。
逆仕訳を一括作成する
逆仕訳の作成手順
- [レポート]メニュー→[仕訳帳]をクリックします。
- 逆仕訳を登録したい元仕訳にチェックを入れます。
- [一括操作]→[逆仕訳の一括作成]をクリックします。
- 「逆仕訳の一括作成」画面で「発生日」、「仕訳種別」を選択し、[作成する]をクリックします。
※未決済取引に対して逆仕訳を作成した場合、決済ステータスは変わらず未決済のままとなります。
- 作成が完了すると、ログインしているメールアドレスにメールが届きます。
発生日は事業所の会計期間内の日付を選択する必要があります。
会計期間外の日付を選択するとエラーが表示され、[作成する]が活性化されません。
逆仕訳の備考欄について
作成された逆仕訳の備考欄には、事業所の設定に沿って専用の文字列が自動で追記されます。
設定ごとの文字列は以下のとおりです。
仕訳番号が有効
- 元仕訳に備考を記入している場合
- 逆仕訳_No. + 仕訳番号 + (アンダーバー)+ 元仕訳の備考
※貸借の備考が異なる(片方は空欄)ため、備考が2つ追記されます。
例:「逆仕訳_No.4041001」「逆仕訳_No.401001_ABC」
- 逆仕訳_No. + 仕訳番号 + (アンダーバー)+ 元仕訳の備考
- 元仕訳の備考が空欄の場合
- 逆仕訳_No.+仕訳番号
※貸借の備考が同じ(どちらも空欄)場合、備考が一つにまとめられます。
例:「逆仕訳_No.3CU01」
- 逆仕訳_No.+仕訳番号
仕訳番号が無効
- 元仕訳に備考を記入している場合
- 逆仕訳_+元仕訳の貸方備考
※貸借の備考が異なる(AAAとBBB)ため、備考が2つ追記されます。
例:「逆仕訳_BBBBB」「逆仕訳_AAAAA」
- 逆仕訳_+元仕訳の貸方備考
- 元仕訳の備考が空欄の場合
- 「逆仕訳」のみ
※貸借の備考が同じ(空欄)場合、備考が一つにまとめられます。
例:「逆仕訳」
- 「逆仕訳」のみ
仕訳番号の設定については、「仕訳を一意の番号で管理する(仕訳番号)」をご参照ください。
作成した逆仕訳を検索する
逆仕訳は、「仕訳帳」または「振替伝票」にて検索/閲覧が可能です。
それぞれの検索方法は以下のとおりです。
仕訳帳での検索手順
- [レポート]メニュー→[仕訳帳]をクリックします。
- 「仕訳帳」画面の上部にある検索項目の「逆仕訳」欄をクリックします。
- 検索条件を選択し、[絞り込む]をクリックします。
【検索条件の詳細】
※ここでの元仕訳は、「逆仕訳の一括作成機能を通じて作成された振替伝票」が一つでも現存する元仕訳のことを指します。
検索条件 | 詳細 |
---|---|
空欄 | 逆仕訳による検索をしない |
逆仕訳に該当する | 逆仕訳のみ表示する |
逆仕訳に該当しない | 逆仕訳以外を表示する |
元仕訳に該当する |
元仕訳のみを表示する ※逆仕訳が作成されていない仕訳(取引)は表示されません。 |
元仕訳に該当しない | 元仕訳以外を表示する |
いずれかに該当する |
元仕訳/逆仕訳のみ表示する ※元仕訳と逆仕訳をセットで見たい場合に利用します。 |
いずれにも該当しない | 元仕訳/逆仕訳以外を表示する |
振替伝票での検索手順
- [決算申告]メニュー→[振替伝票]をクリックします。
- 検索条件欄の「逆仕訳」項目をクリックします。
- 検索条件を選択し、[絞り込む]をクリックします。
【検索条件の詳細】
検索条件 | 詳細 |
---|---|
空欄 | 逆仕訳による検索をしない |
逆仕訳に該当する | 逆仕訳の作成手順逆仕訳のみ表示する |
逆仕訳に該当しない | 逆仕訳以外を表示する |
逆仕訳の一括作成履歴を確認する
逆仕訳の一括作成履歴画面では、詳細の確認や、履歴単位で逆仕訳の削除をすることができます。
- [レポート]メニュー→[仕訳帳]をクリックします。
- [逆仕訳の一括作成履歴]をクリックします。
【逆仕訳の一括作成履歴の見方】
操作 | 詳細 |
逆仕訳を削除 |
その行の作成履歴に紐づく逆仕訳を一括で削除することができます。 削除実行後、その作成履歴に紐づく削除履歴が追加されます。 なおこの削除を実行しても、逆仕訳の作成履歴自体は残り続けます。 |
詳細 |
「逆仕訳の履歴詳細(作成)」画面に遷移し、履歴の詳細を確認することができます。 |
「削除履歴」列 |
逆仕訳の削除履歴がある場合、そのステータスが表示されます。 リンクをクリックすると「逆仕訳の履歴詳細(削除)」画面に遷移することができます。 もし一括削除に失敗した場合、チェックボックスにチェックを入れ、[逆仕訳の削除を再実行]をクリックすることで、一括削除の再実行を行うことができます。 |
エラー発生時の対処法について
逆仕訳の作成対象となる仕訳が見つかりませんでした
対象の元仕訳が削除されている可能性があります。
「取引の一覧画面」、または「作成した逆仕訳を検索する」の手順で仕訳帳、振替伝票で検索し、元仕訳があるかご確認ください。
アクセス権限がありません
振替伝票の「登録」権限が無効となっている可能性があります。
「設定」→「メンバー招待(アカウント管理)」→「メンバー」タブより、該当のメンバーに付与されている権限をご確認ください。
権限については、「メンバーが利用できる機能を指定する(権限管理)」をご参照ください。
作成に失敗した逆仕訳があります
逆仕訳登録後に届いたメールに記載されてるURLから該当の仕訳を確認し、「逆仕訳を一括作成する」の手順で再度作成してください。