労働時間制度とは、働き方や働く時間を決める制度です。
freee人事労務では、様々な労働時間制度を「勤務・賃金設定」として対応しています。
ここでは、その概要についてご案内します。
労働時間制度とは
労働時間制度とは、労働基準法に定められた労働者の「働き方」を指し、freee人事労務では「勤怠の集計ルールおよび、割増賃金の支給ルール」を指します。
freee人事労務では、下表の労働時間制度に対応しています。各労働時間制度の詳細については、各リンク先ページをご覧ください。
労務やfreee人事労務に慣れないかたは、労働時間制度の診断を利用して設定内容を確認することをおすすめします。
※ freee人事労務で従業員の日々の勤怠の入力を行う場合のみ、労働時間制度の設定が必要です。
freee人事労務以外の手段で勤怠管理を行う場合は、労働時間制度で「固定時間制」を選択します。
ただし、フレックスタイム制の従業員の場合は、労働時間制度で「フレックスタイム制」を選択します。
※ 非対応の労働時間制度については、他社勤怠ソフトから集計後の1ヶ月の勤怠データをfreee人事労務へインポートすれば、正しく給与計算できます(この際、労働時間制度には「固定時間制」を選びます)。
他社サービスの勤怠データをインポートする場合の操作手順は、「 他社サービスの勤怠データを取り込む(インポート) 」のヘルプページをご参照ください。
対応有無 | 労働時間制度 |
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対応 |
※1 スタータープラン(または旧プロフェッショナルプラン)以上のみ対応 |
非対応 |
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勤務・賃金設定
[勤務・賃金]の設定
労働時間制度は、「勤務・賃金設定」の新規作成時に選択可能です。
選んだ労働時間制度によって、設定可能な項目や、勤怠の集計ルールおよび割増賃金の支給ルールが決まります。
- 初期設定画面において、ホーム画面の「従業員の働き方を設定しましょう」の[働き方を設定する]を選択するか、[設定]メニューより[勤務・賃金]を選択します。
- [+新規作成]をクリックし、運用する労働時間制度をクリックします。
- 項目へ入力し、保存します。
詳しい設定については、「 勤務・賃金設定を追加する 」のヘルプページをご覧ください。
従業員への設定
作成した勤務・賃金設定を、従業員へ適用します。
- [従業員]メニュー →[従業員情報]より、勤務・賃金設定を反映したい給与月をクリックし、対象従業員をクリックします。
- 従業員詳細画面で、[基本給と割増賃金]を[編集]します。
- 「勤務・賃金設定」項目で適用したいものを選択し、[保存]します。
既存のデータを確認する
2018年2月19日以前にfreee人事労務へ登録された事業所の、既存の締め日支払日に紐付く給与規定の設定は、自動で[設定]メニューの[勤務・賃金]に反映されます。
設定内容を変更した(休日や出退勤時刻の変更などを行った)場合は、変更月を起点に複数のテンプレートが作成されます。
設定上の注意点
- 勤務・賃金設定の作成後に、労働時間制度の変更はできません。変更したい場合は、新しい勤務・賃金設定を作成してください。
- [従業員]ページにおける[基本給と割増賃金]で設定可能な項目は、当該従業員に適用している勤務・賃金設定によって異なります。
- 給与計算期間の途中から別の労働時間制度へ切り替えて勤怠集計・給与計算を行なうことはできません。1つの労働時間制度を選び、給与計算を行ってください。
- 給与明細がすでに確定されている場合は、新しい勤務・賃金設定は反映されません。一度給与明細を未確定に戻してから、勤務・賃金設定の設定変更をしてください。
- 当該勤務・賃金設定を1人以上の従業員に適用している場合、一部の項目のみ内容を編集することができます。
ただし、当該勤務・賃金設定を従業員に適用後、給与明細を確定している場合と、一度も確定をしていない場合とでは編集できる項目が異なります。詳しくは、「 「勤務・賃金設定」画面で、変更できない項目がある場合はどうしたら良いですか? 」のヘルプページをご覧ください。