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サブスクリプション(定期予約利用)の契約において、当初に一括で支払いが行われるケースがあります。その場合、収益認識時点より前に受領した対価は前受金として処理し、各月次で売上へ振り替える必要があります。
請求書から仕訳をつくる場合
請求書発行時の処理
freee for Salesforceで勘定科目を指定せずに請求書を発行すると、デフォルト勘定科目として「売上高」が選択されます。任意の勘定科目を指定したい場合、freee請求オブジェクト設定の仕訳連携設定から連携する勘定科目・税区分のフィールドを設定します。
勘定科目・税区分を"オブジェクト設定"側で設定していない場合、請求書の発行後に手動で勘定科目を編集する必要があります。
- (Salesforce)商談等のオブジェクトから請求書を作成します。
例:「商談」に年額分の「商談商品」を登録した状態で請求書を作成 - (freee)連携された請求書の編集画面を開き、勘定科目として「前受収益」等を指定します。
「勘定科目・タグなどを入力」にチェックを入れることで編集できます。 - 請求書から作成される取引はfreee上の「未決済」状態の扱いとなるため、仕訳は次のようになります。
(借)未収入金 (貸)前受収益
※ 勘定科目「前受収益」の未決済の収入取引としての登録
※ 勘定科目として予め用意した仮勘定を選択することで、前受収益を入金前に計上することを防ぐこともできます。その場合、入金時に(借)請求仮勘定(貸)前受収益 という振替の処理が追加で必要になります。
入金時の処理
請求書を発行するとfreeeに未決済(入金待ち)状態の取引が登録されます。この入金待ちの項目の消込については、通常通り「自動で経理」または手動での登録により行います。
詳しくは「未決済取引を消込する(売掛金の入金・買掛金の支払いなど)」をご確認ください。
売上への振替の処理
収益の認識時点毎に下記形式の振替伝票を入力することで振替を行います。[決算申告]メニュー →[振替伝票]より、手動でも登録できますが、エクセルインポートやCSVインポートによって一括で登録できます。
勘定科目の振替の処理は「+更新」という振替の機能を用いても行うことができますが、請求書の明細行が複数ある場合に処理が煩雑となってしまうため、振替伝票による振替がおすすめです。
請求書から仕訳をつくらない場合
(借)未収入金(貸)前受収益といった債権債務両建ての仕訳を一時的にでも生じさせたくないという場合、この方法でも処理できます。
請求書発行時の処理
freeeの請求書発行からfreeeの「取引」を作成すると"未決済"の取引として作成されます。この点は、freee for Salesforceから請求書情報を送信する場合も同じです。
このため、債権債務両建ての仕訳を生じさせないためには請求書発行時にfreeeの取引を作らないようにする必要があります。
- 商談合計金額の情報を元に請求書を作成します。
例:「商談」に年額分の「商品」を登録した状態で請求書を作成 - 請求書は取引未登録のままとし、顧客へ送信します。
- 請求書からは取引を作らないため、請求時点で収益認識できる項目については個別に売上の取引を登録します。
入金時の処理
すでに売上計上している金額については消込として、そうでない部分については「前受収益」等の前受金として処理します。
売上計上分の消込については、「未決済取引を消込する(売掛金の入金・買掛金の支払いなど)」をご確認ください。
複合仕訳の処理については、「複数行の取引を登録する」をご確認ください。
売上への振替の処理
収益の認識時点毎に下記形式の振替伝票を入力することで振替を行います。[決算申告]メニュー →[振替伝票]より、手動でも登録できますが、エクセルインポートやCSVインポートによって一括で登録できます。
(借)前受収益 (貸)売上高
勘定科目の振替の処理は「+更新」という振替の機能を用いても行うことができますが、請求書の明細行が複数ある場合に処理が煩雑となってしまうため、振替伝票による振替がおすすめです。